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(回答先: 餓死の恐怖、ホームレスの恐怖から解放される意義は、この上なく、大きいのです。 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 1 月 19 日 21:53:53)
>最大多数の最大幸福さん どうもです。
世帯(個人ではなく)の所得の、中央値(平均値ではなく)は、476万円くらいのはずです。
どうやっても、国営農場の従事者(基本的に個人)に600万円の保証は無理でしょう。
基本的には、国営農場は「民間労働市場の負け組」の人の救済施設です。
独身女性の所得の中央値なんて、90万円だったはずです。
平均値でも、世帯所得は600万いかないのに、さらっと600万とか言われても、金持ちから金融資産を「全て巻き上げない限りは無理」でしょう。
経済状況が比較的まともだった年で、中央値は世帯で476万円くらいですから、今年は、異常に低下し、来年度は、また一段と低下します。
たしか、年収200万以下の人が増加していて、人口比で2〜3割いるはずですが、多分、ベーシックインカムを導入すると、年収200万円以上の人は「損をする」だろうと思います。
前述のレスでも触れましたが、現在の税収ではBIには遠くおよびませんので、仮に国民負担率を80%とします。
200万円の人でも、160万取られて、120万円(=月10万)が還ってくるようだと、40万円の赤字です。
安心感は買えるのかもしれませんが、生活は苦しくなるはずです。
ここを、解消するためには「すでにある、資産家の金融資産をはき出させなければ、どうにもなりません。」
衰退していく「日本の給与所得」を再配分して、セーフティネットを張るわけですから、全ての給与所得者は、「セーフティネット代をこれからの給与収入から強制徴収される」という形のBIになるわけです。
人生の勝ち組の人以外は「余暇も楽しめない生きているだけの状況(経済状況)」になってしまいます。
さらに、仮に年収1000万円の仕事を頑張っても、手元に残るのは、200万+120万円です。
これでは、頑張るのが馬鹿らしくなって、だんだんと適当に流すようになるでしょう。
ただし、現実的には累進制も取り入れられるでしょう、年収200万円円くらいの人を「負担率と配分でチャラ」くらいにしないと、貧困の限度を超えてしまうからです。
結果的に、高額所得の人の負担割合がさらに強化され、「真面目に一生懸命、しんどい仕事をする人ほど、馬鹿らしい」と思うようになり、生産性は低下の一途をたどるようになります。
で、その状況で、働かなくても年間120万円もらえるならいいや、と乞食も増え続けるわけです。
完全無欠の悪循環ではないですか?
まあ、セーフティネットに依存するというのは「Kのような失業者で、サラリーマンをするのには懲りた」という者なら、大歓迎です。
しかし、最大多数の最大幸福さんのように「未来を築こうとする人」には、損をして、周りの乞食を見て、気分が悪くなるだけの施策だろうと思いますよ。
いずれ、なんで、俺の頑張りで、こんな乞食どもを食わせてやらねばならんのだ!?と思うようになる気がします。
まあ、それでも、「自分の気持ちが萎えた時に支えてくれる制度がある方が良い」という
考え方はあるでしょう。
しかし、セーフティネットは、維持される制度でなければ意味はありません。
気持ちが萎えた時に「瓦解しているのなら」何にもならず、そのような考えにおいて、国民年金も滞納者が増えているのですよ。
制度を考える時は良い面だけではなく、リスクも、維持されるかも冷静に判断する必要があります。
仮に、自分は維持されると思っても、他人は維持は無理と判断すれば、システムが保ちません。
多角的総合的なおかつ、色々な階層での他人の目で見て、それでも、大丈夫とするのなら、結構ですけどね。
まあ、ここまでにしましょう。