http://www.asyura2.com/09/holocaust6/msg/202.html
Tweet |
*
http://blog.livedoor.jp/nishiokamasanori/archives/6258062.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1890868022&owner_id=6445842
マルコポーロ廃刊事件から18年が経ちました。
(マルコポーロ廃刊事件について)
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AD%E4%BA%8B%E4%BB%B6
今でも、あの事件を記憶する方から、或いは、あの事件の後、私が書いた本を読んで、お手紙やメールを下さる方が居ます。最近も、びっくりする様な方からお手紙を頂き、驚かされる事が有りましたが、事件から18年が経った今日、あの事件についての多くの方が抱いて居る誤解を解きたいと言ふ気持ちから、私は、或る逸話をお話したいと思ひます。別に秘密にする様な話ではないのですが、今まで書く機会を得なかった事件当時の逸話のひとつです。
それは、マルコポーロ廃刊事件の際に、或るユダヤ人の青年が、私に話してくれた逸話です。
事件直後、アメリカのシオニスト団体サイモン・ヴィーゼンソール・センターは、マルコポーロ誌を発行して居た文藝春秋社に対する広告ボイコットの呼びかけを行なひました。そして、それが本当の理由だったのかどうかは分かりませんが、文藝春秋社は、そのボイコットの圧力に屈する形で、マルコポーロ誌を廃刊にして居ます。(廃刊の本当の理由は、他に有ったと証言する文春関係者も居ますが、その議論には立ち入りません)
この経過は、海外でも報道され、アメリカでも一定の関心を集めたのですが、この時、実は、全く報道されて居ない別の動きが、アメリカで有った事を、私は、その友人のユダヤ人から聞いて居ます。
それは、アメリカで、別の或るユダヤ人が、ユダヤ人だけで、サイモン・ヴィーゼンソール・センターを非難する声明を出そうとしたと言ふ動きだったのです。
そのユダヤ人と私は、全く面識が有りません。しかし、その人は、ユダヤ人であるにも関はらず、いや、ユダヤ人であるからでしょう。サイモン・ヴィーゼンソール・センターの広告ボイコット運動を批判し、ユダヤ人ばかりで同センターを非難する声明を発表しようとして居たと言ふのです。
結局、様々なしがらみから、そのユダヤ人の努力は実を結ばず、そのユダヤ人だけによるサイモン・ヴィーゼンソール・センター批判の声明が発表される事は有りませんでした。しかし、ユダヤ人の友人からその話を聞いて、私は、その会った事の無いアメリカのユダヤ人に、深い尊敬を抱かずに居られませんでした。
当時も今も、マルコポーロ廃刊事件を、「ユダヤ人対日本人」と言ふ図式で見る人が居ますが、事実は全く違ったのです。複数のユダヤ人が、あの時、サイモン・ヴィーゼンソール・センターの行動を批判し、実際に行動して居たのです。私は、この事を、皆さんに、是非知って頂きたいと思ひます。
今も多くの方が、マルコポーロ廃刊事件に関心を持ち、私に色々な声を寄せて下さる事に、私は感謝して居ます。しかし、あの事件において、ユダヤ人が、一枚岩の集団と成って、日本の言論に介入したかの様に捉える方が、残念ながら、少なからずおられる様に思はれます。しかし、それは、間違った見方です。上の逸話が語る様に、ユダヤ人と言ふ民族は、これほどまでに、物の見方、考え方に幅の有る民族なのです。
その事を、皆さんに知って頂けたら、と思ひます。
平成25年(西暦2013年)1月30日(水)
マルコポーロ廃刊事件から18年目の日に
西岡昌紀
*
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > ホロコースト6掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。