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このニュースを聞いて、思ひ出した事が有ります。
今から15年前、1994年の夏にアウシュヴィッツを訪れた時の事です。この標語が掲げられた第一アウシュヴィッツの正門の写真を撮ろうとした時の事です。私が、この標語と正門の写真を撮ろうとすると、その正門の下には、数人のポーランド人の男性達が居ました。彼らは、この標語の下に立って、記念写真をして居たのですが、その時の、彼らの表情の明るさに驚いた事が忘れられません。今回盗まれたこの標語の下で、ニコニコして写真を撮って居た彼らの表情を見て、ポーランド人にとって、アウシュヴィッツとは何なのだろう?と思った事が忘れられません。(その時の彼らの表情が余りにも明るく、楽しそうだったので、そのポーランド人達の写真をこっそり撮ったほどです。)
彼らだけではありません。第一アウシュヴィッツの中を歩くと、他にも、ポーランド人の子供達が所狭しと駆け回り、親たちもそれを止めないと言った光景を目にしました。「ガス室」として公開されて居る第一アウシュヴィッツの第一死体焼却棟の屋根の上で、つまらなそうにして居る一家も居ました。(この一家の写真は、私の本に載って居ますので御覧下さい)
対照的だったのは、第二アウシュヴィッツで見かけたドイツ人達の団体です。草の上に座って、皆で深刻な顔をして討論をして居たドイツの若者たちは、それらのポーランド人達と全く対照的に、深刻な表情をして居ました。
アウシュヴィッツ収容所が在るポーランドの人々が、アウシュヴィッツに対して持って居る感情は、アメリカのユダヤ人がこの収容所に対して持って居る感情とは非常に違ふ事を痛感させられた事を覚えて居ます。
(これは、私だけではなく、他の日本人からも同じ観察の言葉を聞いた事が有ります。)
ポーランド人とユダヤ人が、アウシュヴィッツに対して抱いて居る感情の落差は、現地に行った事の無い人には、絶対に分からないと、断言しておきます。
2009年12月21日(月)
西岡昌紀
(参考サイト)
http://revisionist.jp/basic.htm
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aus.html
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アウシュビッツ収容所の看板盗む 5人逮捕
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1057348&media_id=88
アウシュビッツ収容所の看板盗む 5人逮捕
(日テレNEWS24 - 12月21日 16:24)
ポーランドの強制収容所跡地から看板を盗んだとして、現地の警察は21日までに男5人を逮捕した。
盗まれた看板は重さ40キロの鉄製で、「働けば自由になる」と書かれており、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の象徴として跡地の入り口に掲げられていた。この看板を18日に盗んだとして、警察は21日までに20〜30歳代の男5人を逮捕し、盗まれた看板を押収した。看板は3つに切り離されていたという。警察は犯行の動機などを追及する方針。
アウシュビッツ強制収容所ではユダヤ人100万人以上が犠牲になったとされ、今回の犯行については世界各地から非難の声が上がっている。