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【民主党はアメリカでは評判が悪いのか?】-----(ぐっちーさんの金持ちまっしぐら)
マスコミのバイアスのかかった報道を示す良い例が記載されていました。
作者の意見とは異なる事も少なくありませんが、今回の記事は良い例と思われるので紹介します。
全く今のニポンのマスコミは権力の手先としか思えん。
「プロパガンダ・エージェント」だ・・・・
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出典 http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55
債券・株・為替 中年金融マン
【ぐっちーさんの金持ちまっしぐら】
【民主党はアメリカでは評判が悪いのか?】
2009-08-31 21:07:20 | 金融全般
(本日の内容は大幅に加筆変更の可能性がございますのであしからず。)
どうも民主党大勝利とは書きにくいですね。
大分内容が違います。ファーボール連発した挙句にどかんとホームランを打たれる昔の巨人にいた石毛投手みたいな感じでしたね。
私の所にはアメリカでの受け止め方は? という質問が多く来るのでいろいろ見ていますが、鳩山さんが直前に出した論文のせいか、アメリカでは否定的に捉えられている、というような報道が日本では多いんですがなぜでしょうかね。 (この論文??自体はご存知のようにかなりひどい。本当に鳩山さんが書いたのか、と思うようなもので、これをもって民主党の能力不足・・・日米関係ではなくて・・・・を非難するのはとても正しいと思う。)
朝日新聞も29日にアメリカでは民主党政権が懸念をもって見られているというような報道をしていますね。
しかしね〜、よくそこまでバイアスがかかるかな、と思いますよ。
もうたくさん例はあるんですけど、例えばウォールストリートジャーナルの JACOB M. SCHLESINGER 記者はこう言う書き出しで記事をスタートしています。 (日本語は抄訳)
WASHINGTON -- U.S. officials, increasingly frustrated in recent years with what they saw as the paralyzed leadership of Japan's ruling party, are looking to the new regime to bring more-effective handling of shared goals.
アメリカ政府当局者は ここ数年に渡り、日本の与党サイドの悪化する一方のリーダーシップの麻痺に直面し、散々な欲求不満を抱えていたわけだが、より効果的に共通の目標を処理する枠組みを提供しうる新政権に期待している。
どうですか?
随分印象が違うんじゃないですかね。
ウォールストリートジャーナルにしてはかなりポジティブな書き様で、他のメディアでも多数のこういう「やっと無責任なやつらがいなくなった」的ニュアンスの記事は実はたくさんあるのですが・・・。 日本では全く報道されないですよね。フシギです。
同記事は更に続いて・・・・
The Democratic Party of Japan, victorious in Sunday's election, has vowed greater independence from Washington as a centerpiece of its foreign policy. But people involved in relations between the two countries play down the notion of a serious break, noting that cooperation has been tepid from the long-ruling Liberal Democratic Party on a range of overlapping interests, from promoting global free trade to containing North Korea's nuclear program.
今回勝利した民主党はワシントンからのより大きな独立を抱げ距離を置くことを外交的政策の中心にすると宣言している。
しかし、これまでの両国の関係に従事してきた人は基本的概念に関する相違というものを軽視し、(意見の)ブレークについてあまりにも長くの間ぬるま湯的「なーなー」な自民党との関係に終始して来ただけであって、それは北朝鮮問題から自由貿易協定に至るまで幅広いテーマにかかわっている。
更に続けて
"All things get harder when the government doesn't have any political capital," said the former U.S. ambassador to Japan, Thomas Schieffer, referring to the LDP's plunging popularity during his tenure from 2005 until earlier this year. "Hopefully, this election will clear that up. ... Hopefully, Japan will take a stronger role in the international community."
2005年から直近まで駐日大使だったシーファーは彼の任期中の凋落し続けた自民党に言及し、政府が政策における支柱を持っていない時ほど物事を難しくするものはない、と言及。今後はこの選挙ですべてがクリアーになり、日本が国際社会においてより強い役割を果たすように望むと述べた。
いかがです?
鳩山論文がアメリカで笑いものになっているとか、大問題になっていてオバマ大統領も頭を抱えてるなどと、今NHKテレビで堂々と発言している細田元幹事長とは何者なのでしょうか??
いい加減にしてもらいたい以外の何者でもない訳です。
よたよたして、何一つ責任力のない自民党よりはるかにましだ、と少なくともWSJとシーファー元大使は評価している訳です。
この先ご興味のある方は原文をお読みいただくと良いのですが、まあ、日本での報道とは大分違いますね。(民主党の弱点として、多くの議員が経験がないこと、左から右に幅広い思想の持ち主がアンチ自民党でまとまってきた経緯からして、きちんとまとまりきれるか、の二点を挙げており、極めて中立的にきちんと評価しているのではないでしょうかね・・・)
財源についてどうのこうの、と書こうかと思ったんですが、結局まあ、新聞はバイアスだらけでほんとにいい加減だ、というオチになってしまうわけですね。
サワリだけ書いておくと・・・
これまでの自民党の無駄遣いにより、たまりにたまった800兆円の公債残高があるわけですね。この借金の塊、ここまで来るのに10年以上、500兆を超えてから約3年でココまで来ている。
今まで黙っていて、何もしなかったくせに民主党の10兆円の支出、つまり借金のわずか1%を増やすのはケシカランといっている新聞がよほどケシカランのです。
もっと言うと、日本には100兆円の予算規模があるわけです。そのうちの10%経費を節減してこっちにまわせ、といっている訳でして、皆さんの会社で10%の経費節減を無理だ、とか不可能だとか言っていたらクビでしょう、それは。
その上でさらにクルーグマン先生の論文のようなお話に至る訳ですね。そちらの話は今週まぐまぐの方で書かせて頂きました。
ということで、まだまだこれからいろいろあります。
では!
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