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5年前の事ですが、中東問題にその人有りと言はれる或るジャーナリストと、食事をした事が有りました。
その際、朝日新聞の事が話題に成りました。
そこで、私とそのジャーナリストが完全に意見が一致した事は、
色々会ってみると、朝日の記者が、一番勉強して居るし、レベルが高いと言ふ事でした。
そして(!)更に一致した事は、それにも関はらず、出来上がった紙面を読むと、記者個人の資質とは反対に、一番変な紙面に成って居るのが、朝日新聞だと言ふ事でした。(笑)
(私は、実体験が有ります。)
私はともかく、その人は、本当に立派なジャーナリストです。
彼のこの批評に、朝日新聞社幹部はどう答えるのだろう、と思ひます。
2009年8月5日(水)
西岡昌紀
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朝日新聞の記者はそんなにスゴイの? 日本の常識と世界の非常識
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=920340&media_id=40
朝日新聞の記者はそんなにスゴイの? 日本の常識と世界の非常識
(Business Media 誠 - 08月05日 15:22)
ちきりんさんと上杉隆氏との異色対談 写真:Business Media 誠
ジャーナリスト・上杉隆氏と正体を明かさない社会派ブロガー・ちきりんさんの対談7回目。前回、上杉氏は「若い世代のジャーナリストが育っていない」という問題点を指摘。これに対しちきりんさんは、多くのジャーナリストは記者の仕事しか知らない点に着目した。
【拡大画像や他の画像】
→若いジャーナリストの芽を摘んできたのは……この男たちだ(第6回)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0908/03/news015.html
●多くのジャーナリストは記者の仕事しか知らない
ちきりん 上杉さんの手法はリスクが大きいですね。100人のジャーナリストが上杉さんと同じようにやっても、何人生き残れるか……。
上杉 メディア希望の学生には、こう言ってます。「面接などで絶対に上杉隆の名前を出してはいけない」と(笑)。ましてや尊敬するジャーナリストや感銘を受けた本の名前を挙げる際にも、「上杉隆の名前を出すな」とも。
入社して正式採用されてから「上杉隆」の名前を出した方がいい、とアドバイスしています。だけど“干される”かもしれないよ、とも(笑)。
ちきりん お話を聞いていると、多くのジャーナリストは記者の仕事しか知らないようですね。違う業界を少なくとも2つ知らないと、自分の立ち位置が分からないのでは?
欧米では転職が当たり前なので、日本でも転職経験を持つ人が増えるのはいいことだと思っています。なぜなら複眼的な視点を持つことができるし、2つ知ると3つ見たくなり、3つ知ると4つ見たくなるもの。そうしていろいろな視点を持つことができるのではないでしょうか。
外資系企業には新卒採用より中途採用が中心の会社が多くあります。なので社内には多くのバックグラウンドを持った人が集まり、10人いれば10個の業界を知ることができます。いろいろな経験を持つ人と接していると、世の中の“距離感”のようなものが、分かってくると思うのですが。
上杉 記者クラブの本が書けたのも、いろいろな経験をしたことが役立っていると思っています。僕は大学を卒業し、NHKに就職した。もちろんNHKは記者クラブに加盟しており、そこで働いてきました。その後、鳩山邦夫事務所で広報担当をしていたので、記者クラブの内側で外に向かって情報を発信していた。
そして記者クラブのオブザーバー的な立場のニューヨークタイムズで仕事をし、今はフリーの立場で、記者クラブの外側にいることに。つまり4つの視点があったから、記者クラブのことが書けたのかもしれない。
ちきりん 日本の記者は、記者クラブ方式しか知らないので1つの視点しかない。なので、読者も含め複数の視点を持った内容の本が出ると、面白く感じるのでしょうね。
上杉 だけどこの本が出たとき「上杉はデタラメばかり書いている」といった批判が多かったですね。そこで僕は「どの部分がデタラメですか?」と聞くのですが、一切反論はない。だから論争にもならない。ちきりんさんがお話されたように、日本人が論争下手なのは1つの視点しかないから、客観的に物事を考え、話をすることができないからなのかもしれませんね。
福田前首相が退陣記者会見をしたときに、「私は自分を客観的に見ることはできるんです。あなたとは違うんです」と言いましたよね。あのときの「あなた」とは、質問をした中国新聞の記者のことですが、彼がこう言っていました。「当時、福田さんは客観視できない人だと思ったけど、今の麻生総理を見ていると、福田さんはまだ客観視できる人だった」と(笑)。
●日本の勝ち組は世界の負け組
ちきりん 特に“勝ち組”と呼ばれる人に、客観的な視点を持っていない人が多いですね。新卒のときに勝ち組企業に就職すると、そのままずっとそこで働き続けるので、彼らは1つの視点しか持っていない。
いろんなことを経験した人たちから「世の中こうなんだよ」と言われても、彼らからすると「お前らはどうせ負け組。オレたちのような安定した大企業で働くことができなかったんだろう!?」といった“色メガネ”で見る傾向がありますよね。
上杉 日本社会での勝ち組って、世界の常識でいうと負け組なんですけどね。
ちきりん 確かに。
上杉 以前、朝日新聞のある有名記者と、ニューヨークタイムズ東京支局長が一緒に食事をする機会がありました。その記者との食事が終わったあと、支局長はこう言ったのです。「彼との食事の時間は退屈だった」。なぜですか? と聞くと「彼の何がスゴイのか分からない。彼は朝日新聞のスター記者だというが、 そんなにスゴイ記者であれば、なぜフリーにならないんだ?」と。
日本でいれば、朝日新聞で記者をしていることがスゴイことかもしれないけど、世界のジャーナリズム界ではそうは思われない。フリーこそが頂点です。
ちきりん 日本ではマーケットに評価されることの大切さを、理解していない人が多い。なので会社や業界の中で評価されることを気にしているけれど、マーケット……つまり部外者には「どうせオレのことなんか評価できないだろう」といった考えを持っていますね。しかし大切なのはマーケットに評価されることによって、「1人前」と呼ばれることだと思う。
上杉 『官邸崩壊』を出したとき、周囲の人からは「小説みたいだ」と言われたんです。官邸内部のことを書くのだから、コメント部分をカギカッコで書いてしまうと、誰が言ったのか分かってしまう。だからカギカッコをはずして、わざと小説タッチで書いた。そうすると「この書き方だと、賞は取れないよ」と言われた。だけど繰り返すが、僕は賞を取るためではなく、読者にとって面白い書き方を選んだだけのこと。
日本の場合は、インナーサークルで知りえた内情を取材もせずに暴露して、ジャーナリズムの賞を取る傾向がありますね。
ちきりん 何に評価されたいのか? という座標軸が、彼らと上杉さんは違いますよね。多くの記者は自分の会社の論説委員になることとか、ナントカ賞を取ることにしか興味がないのかもしれない。
上杉 僕のところにも毎年のように、いろいろなジャーナリスト組織からの入会の案内が届きます。けど、いつもその場で捨てています(笑)。
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