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NHKの検察報道を問う(ビデオニュースドットコム)【youtube】
http://www.youtube.com/watch?v=unqJcEoEmBA&feature=related
で一部放映されているが、参議員総務委員会3月30日における長谷川憲正議員の質問のうち、大久保秘書自供報道に関するNHKへの質問部分。
長谷川憲正議員(国民新党):
・・略・・
3月24日のニュース報道の件でございます。これは皆さん御存知の通りに小沢民主党代表の秘書が起訴されたわけでございますが、その晩、小沢代表がですね、続投の会見を行いました。その後の午前0時のNHKのニュースでございますが、こう言っておりました。
「民主党の小沢代表の秘書が東京地検特捜部の調べに対し「西松建設からの献金だと認識していた」と、収支報告書への嘘の記載を認める供述をしていることが関係者への取材でわかりました。」
ま、こういう報道であったわけであります。
まず最初に会長にお尋ねをいたしますが今わたくしが申しましたことは事実として受けとめておられますでしょうか。
福地茂雄NHK会長:
報道いたしました内容につきましては、えー、充分な取材に基づいて把握した事実に基づくこの報道であると承知をいたしております。ま、いずれにいたしましてもこのNHKといたしましては、えー、今回に限りませず常に充分な取材をつくしまして適切な表現でこの事実を伝えるという方針で、ニュースの報道にあたっております。
長谷川議員:
あのーわたくし申し上げたのはですね。そういう中味のことをうかがったんではなくて、今あたしの申し上げた事実が、事実というのは報道がこういう形でしたという事実があったかどうかということですが、今のお答えで推測ができます。その通りだったんだろうという風に思います。
そこで中味についてのご質問なんですけれども、わたくしはこの報道の中での言い方ですね、その「関係者への取材でわかりました」という風にニュースは述べておられるようでありますけれども、関係者というのは要するにその逮捕された秘書さんかですね、あるいはその弁護人弁護士、もしくは検察側ですね、特捜部どちらかだと思うんです。
でその後わたくしはですね、あのわたくしは民主党の人間ではございませんけれども今会派が一緒でございますから民主党の会合にも出て行きます。でそこでお聞きをしたところによりますと、この小沢代表の秘書さんがそういう供述をしているという事実はないという風に弁護士さんが言っておられるいうことでありますから、そうするとこの事実というのは東京地検特捜部、検察側から取材したということになるんだろうと思うんですね。
そこで鳩山総務大臣にお聞きをいたします。前法務大臣でいらっしゃいますのでちょとお聞きをいたしますが、特捜部というのはこの検事側というのは、あのー検察側というのは、捜査の途中でこういうことをその発表したり、あるいはえーリークと言われておりますけれどもあのー事実関係をですね、いろいろ●●●(不明)に漏らしたり、そういうことはあるんでしょうか。
鳩山大臣:
まあわたくしの法務大臣を11ヶ月少しやった経験から申し上げてまず言えることは、1年間近くやっていて一番感じることは、法務大臣というのは、もちろん指揮権発動はしませんでしたが、検察に対して全く何の影響力も持っていない、ということを体験した、体感した1年であったということでございます。それはやはり検察の独立というのがあると思います。それから正確でないかも知れませんが、それぞれの検察官の独立ということも原則としてあるのではないかと。そうあたくしは思う1年でありました。そんな中でまあこういうような事件はありませんでしたが、わたくしのところに今回こういう事件を捜査しておりましてこんな状況でございますというようなことはもちろん検察からあるはずもありません。また刑事局を通してもそういう報告を受けた経験は全くなかったと言っていいと思います。ですからあの「関係者」という中から法務大臣はのぞかれるんではないかなというのが実感です。5:55
長谷川議員:
そりゃ法務大臣がそんなことをですね言われるはずはないわけでありまして、あたしもそんなことを言ってるわけじゃないんで。
であのただ「関係者から聞いた」となりますとですね。そりゃもうその秘書さんの側か検察の側かどっちかしか関係者はいないわけですから、秘書さんの側が否定しているとすれば検察側しかありえないんでですね。でそういうことで検察側のだれかがそういうことをいわゆるリーク、こっそりと報道者に対してですね、報道記者に対して話すようなことがありうるんだろうかという、まあご質問をしたわけでありまして。
わたくしはそういうことはありえないと思ってるわけです。わたくしはもう日本の検察というものに対して全幅の信頼を置いております。そういうことはありえないしあってはならない。そうすると一体誰から取材をしたのだろう、いうことになるわけでありまして、今会長のご説明をお聞きしていますとですね、充分な取材をしたという風に言っておられるんですけども、誰かが言っているのを記者さんがたまたま聞いたと言うことだとするとですね、取材の結果わかりました、関係者への取材でわかりましたというのはあまりにわたしは一方的な結論ではないのかなという風に思うわけです。
繰り返して申しますがわたくしは民主党の人間じゃありません。ですからわざわざ言っているわけです。
これ政治の報道と言うのはですね。あのー皆さんが正しいと思ったことをおやりになるのはそれで結構なんです。右の人から見れば左に見えるし左の人から見れば右に見える、それが政治報道の常ですからそれはそれでわたくしはいいと思うんですけど。
しかしこういうですね、その選挙目前の微妙な時期の報道と言うのは慎重でなければいけない。
すなわちもし誰かがそういうことを言っているというのであれば、いわゆる裏を取るいうことでその秘書さんの側の意見も聞いてみたらどうだったんでしょうか。でその結果そっちも認めたというんであれば「(嘘の記載を認める供述をしていることが)わかりました」というのが正確だと思います。そうでないならば「違うということを言ってます」ということも平等に言わないとですね、やっぱり真実というものはなかなか見えてこない。
これはやっぱり国民の皆さんがこの報道を聞かれたらですね、ああこれはもう小沢さんの秘書がうんと悪いことをしたんだと。おー何だこれはひどいじゃないかというですね、いう風に理解をします。それは一定の政治的効果を持つわけでありまして、わたくしは公共放送のですね報道としては慎重を缺いたと言わざるをえないのかなと、いうのがあの感想でございますが、もういちど会長のご意見をお聞きしたいと思います。8:28
委員長:
福地・・・どなたが答弁されますでしょう・・・日向理事。
日向英実NHK理事:
繰り返しになりますが充分な取材に基づいて事実という風に確信してお伝えしているものです。取材源については大変申しわけありませんが報道倫理に照らしてお答えは御容赦いただきたいと思います。
長谷川議員:
まああの御担当としてはそういう答弁にならざるを得ないんだろうと思いますが、しかしそれで納得するわけにはいかないというように思います。でこれは事実関係でございますからいずれ明らかになります。でー検察側は供述調書をとっておられるはずですから、これを見ているんだったら正確な報道だとわたくしは思いますが、とてもそれは見ているはずがないわけでありまして、いずれ裁判の時にこれ供述調書出てまいります。そうするとこの報道が正確だったかそうでないかいうことがわかってくるわけでありまして、その時にはNHKはどういう風に責任をお取りになるんでしょうか。会長お願いします。
福地会長:
常々えー。NHKの報道につきましては迅速で正確、公平公正はもちろんですが正確っていう事を。えー。モットーにしておりますし主義にしております。それにのっとって。えー。態度を決めることになろうかと思います。9:57
長谷川議員:
えー是非ですね。今度の問題点は非常にあのーわたくしは問題の行動であったという風に思うものですから、あえて苦言を呈した次第でございます。えー。政治的な問題からまる問題はですね、慎重の上にも慎重を期して今後対応をしていただきたいと思います。
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このビデオニュースによれば、3月27日秘書側弁護士がマスコミ各社にファックスしたが、
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神保哲生氏がNHKに問い合わせたところ、この弁護士のファックスの内容は“編集判断で”報じていないと答えたそうである。
つまり4月上旬時点では大久保秘書が自供していると断定したまま。
その後どうなったのか、小生にはわからんですが。
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