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日本の権力構造の維持措置であった日本政府、官僚機構、マスコミ、記者クラブ、警察機構の関係について一考してみました。最近の小沢さん・菅さんの新宿や大阪や札幌での街頭演説での市民の反応(YouTube・Web調査)と3大新聞+NHKの発表による支持率(3大紙・NHK)の比較が、何故に全く逆転しているのか?
既に今年の7月の時点で菅内閣による政府による官房機密費を2億円も支出しています(菅内閣も2010年6月8日の発足間もなく6月25日と7月23日にそれぞれ1億円、計2億円支出したと、塩川鉄也衆議院議員の質問主意書に答弁書を出した:ウィキペディアより)。これが、小沢候補との対決がはっきりした、9月の現時点では、菅内閣は「窮鼠猫を噛む」の例えのとおり、少なく見積もっても数10億単位の官房機密費がマスコミに流れていると予想される。
マスコミも小沢さんが首相になった時点で、1)記者クラブの解散、2)大手マスコミ人の特権階級の無効化、3)新聞社が放送局に資本参加する「クロスオーナーシップ」の廃止、等々が見えているので、マスコミもまた「窮鼠猫を噛む」のたとえのとおり、小沢候補への攻撃に必死です。
また、官僚機構側もまた、それぞれの機密費(報償費)を有していて、支出には領収書が不要で、会計検査院による監査も免除されている。原則、使途が公開されることはない。外務省には外務省報償費があり、警察には捜査報償費がある。これらの機密費の渡す側と受け取る側には、金額の大小に関わらず、賄賂の授受の関係が生まれる。つまり(悪の)秘密の共有化による安心感です。
権力を持っている側からすると機密費を渡すことによって、相手をてなずけているという安心感があり、自分たちがマスコミ側から刺される心配はなくなる。また、新聞社・テレビ局の記者クラブに属する記者の取材メモを機密費によって、事前に集めることも習慣化しており、要するに安い費用でスパイを雇える一石二鳥で、いざとなったら切り捨てられる安心感。記者側も何の苦労もなく記者クラブで大本営発表の情報を得られる関係は機密費をもらっている賄賂授受の関係と表裏一体なのである。
それにも増して、機密費をもらう立場であるという事は特権階級として官僚側と同列の支配者意識で国家を語り、国民を新聞記事やテレビ報道で国民を操っているという、まさに支配者特権メンバーの一員でいられるのです。よって、B層(BAKA層)と彼らが呼んでいたの国民のコントロールに快感を感じ、特権階級としての秘密の共有化が機密費という賄賂によって徐々に完成していったのです。このエリート意識に根ざした「B層国民のコントロールしてやっている」意識は快感を伴うだけに、よりたちが悪い。
若い役人は新聞・テレビ記者は最初は罪悪感をもっていたかも知れませんが、「出世や主流派から排除される恐怖」、「歴史的に企業や官庁で慣習的に行われている」、「会社のためという過度の忠誠心」、「上司の言うことには従わなければならない」、「皆がやっていることだから自分だけ断れない」という意識で、だんだん鳴らされて行く。特にこれらの組織・企業では、通常は勉強が出来て、高学歴・エリート街道を歩いてきた人たちが殆どだから、自分の所属する組織(ムラ社会)に対する忠誠心と出世競争からの脱落に対する恐怖心は他大なものがあると容易に推測できます。
ですから、これらのエリート階級をコントロールする方法として機密費(報償費)という名の「賄賂」の授受は、日本の均質化社会に根ざした巧妙なシステム、つまり一度エリート街道から脱落したら二度と復活出来ないシステムを作り上げた日本の官僚機構・大企業では絶対に有効な手段なのです。
この官僚・マスコミ組織が今、小沢さんが掲げる「本当の民主主義」によって崩れようとしているのを、何とか阻止しようとしているのが、現在、新聞・NHK・民法テレビで繰り広げられている、毎日の小沢批判の「絶叫マシン」の背景なのです。 彼らの基本思考原理は、国民は馬鹿だから(B層、BAKA層)だから自分たちが導かなければならないという間違った使命感です。同様に、政治家は馬鹿だから(政治家は芸能人と同じ馬鹿、B層が選んだ人気商売)、自分たちが頑張らなきゃ日本は潰れてしまうという、これもまた間違った使命感なのです。彼らはこれを必死に一生懸命に毎日実行しているから始末に悪い。
今、日本が本当に成熟した独立国家・社会になるためには、我々が自分の頭で考えることが求められているのです。ジャパンハンドラーズと呼ばれる(日本にも外国にもいる)勢力から、この日本人のムラ社会の性質、エリート人間の心理、マスコミ・官僚機構をどの様に操作すかるという事を、徹底的に研究されてこの60年間操られて来たのです。これらの組織に属する心ある人間と日本国民は、今こそこの現実を認識し、自分の頭で考えて、意思決定をする様にならなけば、いつ迄たっても現状は変えられない。その事を一番強く感じて実行する人間が、小沢一郎であることを我々は今認識して、我々も行動しなければならない。
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