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月刊「ＦＡＣＴＡ（ファクタ）」の２０１０年９月の目次より
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http://facta.co.jp/article/201009021.html

「浮世離れ」朝日新聞の早期退職に社員殺到」

朝日新聞の秋山耿太郎社長Jiji Press

朝日新聞社が募集した9月30日付の希望退職に、68人もの社員が殺到した。会社側の想定よりも応募者が多く、幹部が大量に抜ける事態となった。退職後、本来の定年である60歳まで勤務した場合に得られるであろう収入の半分を退職金に上積みする、という異例の厚遇のためだ。

例えば、現在50歳で年収1500万円の人は、その10年分の1億5千万円を2で割った7500万円が50歳時点の通常退職金（約2千万円）に加算されるため、支給額9500万円という浮世離れの大盤振る舞いだ。今回の応募者には編集局の幹部も ………
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気になる続きの一部は、ブログ「Edgefirstのメモ」で読めます。
以下、転載
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「Edgefirstのメモ」2010年08月25日

■[ネタ]朝日新聞の早期退職制度に６８人応募　退職金は１億近くのケースも
http://d.hatena.ne.jp/edgefirst/20100825/1282732836

　朝日新聞社が募集した９月３０日付の希望退職に、６８人もの社員が殺到した。会社側の想定よりも応募者が多く、幹部が大量に抜ける事態となった。退職後、本来の定年である６０歳まで勤務した場合に得られるであろう収入の半分を退職金に上積みするという、異例の厚遇のためだ。
　例えば、現在５０歳で年収１５００万円の人は、その１０年分の１億５千万円を２で割った７５００万円が５０歳時点での通常退職金（約２千万円）に加算されるため、支給額９５００万円という浮世離れの大盤振る舞いだ。（中略）
　今回、応募した社員の内訳は、３０人が編集部門、残り３８人が販売・広告など。会社としては、この先、電子新聞へのシフトなど、新聞の発行形態がどう変わろうと、取材・編集という作業は必要となるため、編集部門は極力温存したかったようだが、あにはからんや、編集部門が最多の早期退職者を出す格好となった。（中略）なかには大阪の編集局のナンバー２といった幹部も含まれており、朝日社内を覆う悲観の深刻さを物語っている。（中略）
　会社は秋以降、「転進支援制度」の第２次募集をかけ、来年３月末にも３０人程度、今回と合わせて１００人規模の削減を目指している（以下略）。
　（ＦＡＣＴＡ　２０１０年９月　「浮世離れ」朝日新聞の早期退職に社員殺到）

　先日メモした朝日新聞の早期退職制度の第１陣の応募人数について、ＦＡＣＴＡ９月号が内情を報じている。それによると、会社の想定を超えた応募があり、特に編集部門の応募が多く、人事に穴が開くほどの事態になっているとのこと。幹部クラスも多く抜けているとのことで、大阪本社の編集局ナンバー２（編集局次長の中の１人ということだろう）まで含まれているそうだ。
　それにしても、退職金はてっきり「年収の半分×６０歳までの年数」と思っていたら、そこに通常の退職金まで支給されるとは恐れ入った。さすが流動資産を１０００億持つだけあり、一時的な支出は甘受しても、なんとかして人員を減らしたい意志が伝わってくる。ただ、ＦＡＣＴＡの記事にもあるように、読者にとっては「そんなに余裕があるのなら、購読料を値下げしてくれ」としか思えないだろう。穿った見方をすれば、こういう金額を貰うのを当然の権利と思っている人たちが、これまで朝日新聞の編集方針を支えてきたんだなあとも受け取れる。
　これまでメモしてきた朝日新聞の動きをまとめると、今後朝日がどういう方針で経営していくつもりなのかがはっきりと浮かび上がってくる。

◎人員削減
中高年社員を異例とも言える厚遇で減らす

◎都市圏に機能を集中
地方支局を統合、名古屋と福岡の２本社の機能縮小、委託印刷や共同輸送によるインフラコスト削減

◎地上戦からへ空中戦へ
販売店ベースの勧誘営業から、GLOBEやドラえもんなどのイメージ戦略・教育分野への進出

◎新聞社から総合情報産業のプレーヤーに
テレビ局との業務統合、KDDI・テレ朝への速報ニュース配信、デジタル分野への進出

一見して非常にスマートな経営戦略のように見える。これに「地方新聞社の買収」が加われば、欧米のマスメディア企業が１０年以上すでに実現してしまった、タイムワーナーやニューズコーポレーションなどに代表される「メディア・コングロマリット」そのもののようにも感じたり。

ブログコメント欄

npn 2010/08/26 20:07
朝日の希望退職での退職金、凄いですね。昨年産経を希望退職しましたが、２３年勤めても微々たるものでした。６０年勤めて退職しても産経は、1000万前後だから、もともとが安い！普通に、自己都合で勤続15年でも、50万です。

熊 2010/08/28 13:48
朝日新聞は、労働組合が強いのではないでしょうか？
リストラ案自体も、おそらく労組ともめた末の妥協の産物でしょう。
これだけ社員に歩みよったリストラ案は、今では非常に珍しいでしょうからね…
ただ部数や広告の減少などは今後も続くでしょうし、こういったリストラ案を今後も続けるのはムリでしょうからね。
大胆なリストラ策を、いずれする必要が出て来るんじゃないですか？
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コメント
01. 2010年9月08日 18:19:00: V7xVz6HZGE 朝日新聞平均年収１３００万円なら５０歳で１５００万。もう少し上かも。平均的な収入の人から見れば雲の上。この身分を失わないためには歪曲、捏造、事実消去何でもありか。生活が第一か。 もう辞めるのなら、内部告発したらどうだ。退職金割増には「口止め料」も入っているのか。辞めてしまえばそんなことは知ったことではないだろう。 早く本当のことを喋って楽になれ。大阪の演説会でもわかっただろう。理解力のある人は新聞記事など信じていないことを。
02. 2010年9月08日 19:26:48: cQw6k7ypLd ほんと、辞めたんだから内情を公表したらどうですか？ それが新聞人としてのけじめですよ。 内部告発ではないですよ、おそらく退社時に、外部に社内情報を漏らさないという誓約書をいれていると思いますが。匿名でいいですよ・・・・退職金返還請求されたら大変ですし・・ 入社時のことを思い出して、行動しましょ！
03. 2010年9月09日 08:54:33: iuPgMZOC8E 退職した者同士が退職金の一部を投資して、真実を伝える「新朝日新聞」を立ち上げ、朝日新聞の偏向報道の内部事情を暴露したら如何でしょう。
04. 2010年9月09日 17:35:55: LQLCcAjowo これを　渡りに舟　と言うんです。 金だけで　魂を売る人たちの集まりであった証明です。 会社に未練などさらさらないでしょう。 後に続くほうが　良いですよ　政治部記者さんたち
05. 2010年9月09日 18:28:51: fbjJbRbe1A 　朝日新聞という、ある種の権威を笠に着て、さんざんデマ記事、偏向記事を垂れ流してきた奴ら。特に幹部連中を逃がすな。のうのうと多額の退職金をせしめて、あとは悠々自適なんて、ふざけるな。船橋、星、早野、若宮などのバカどもと一蓮托生。沈んでしまえ。
06. 2010年9月09日 23:02:47: XM4IUqpEPo 朝日新聞とかけまして、 ダッチワイフと　ときます。 そのこころは・・・ あいた口はふさがりません。 ・・・・ ずーと開けたままにしておけってんの。
07. 2010年9月09日 23:53:27: 0VNTdjsufc この投稿記事を読んで、ＪＡＬを思い出した。 先が長くないなー。
08. 2010年9月10日 21:14:26: fUn2geuEw2 案外、会社の方針に嫌気がさしてる人間も多いかもね。 ま、船が沈む前に逃げだす利口なねずみ達、というわけだ。奈落に落ちる前にさっさと足抜けしたいと考えるのは当然だろう。 という事はすなわち、朝日新聞自体はもうだめだと、多くの幹部達が判断したという事ですね。結構結構。
09. 2010年9月11日 02:40:24: 3VmFIBVUUc ネズミは　船が沈む前に逃げ出す 新聞社は公表していないが　購買数が激減してるのだろう それを察知した　社員が我先に　逃げ出してるのだろ ソ連の共産党が　ある日突然に消滅したように ベルリンの壁が　あっさり無くなったように 日本のマスゴミも　あっという間に無くなるだろう その時　国民一人一人は　マスゴミにたいして　誰もかばわないだろう 今までが悪すぎた　酷すぎた
10. 2010年9月11日 09:21:35: 4ZVHnBbFFw 夕日、舞日、ゴミ売りなどゴミ溜め新聞は落ちていても、電車の網棚にあっても見ないし ラーメン屋などにいっぱい置いてあっても床に投げ捨て、足で踏みつけて汚してしまう俺だ それほど憎まれていることも判るまいな！　さっさと倒産しろ　マスゴミ！

11. 2010年9月11日 18:07:21: MWiZdstRXg 火事場から逃げ出しているな。 これ以上国民を騙す事に罪悪感があるのだろう。
12. 2010年9月13日 00:33:24: BAiI9TKLCw 大きな姿をしていてもタイタニックのように沈むことはあるのです。 ラストチャンスを逃がさないように、早く沈没船から逃げ出した方が良いですよ。 ボートは当然人数分用意されていません。早い者勝ちです。
13. 2010年9月14日 13:00:32: IZU8DIwE5M 長いものには巻かれろが、ジャーナリズムの魂だとでも教育しているのが、全国紙でしょうが、その裏ずけは「お金」でしょうか。全国紙のジャーナリストで反論できる人にお目にかかりたい。

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