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Re:「裸になる」わけではないが……江頭2:50を見習う理由(Business Media 誠) 「メディアと金」
http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/836.html
投稿者 近藤勇 日時 2010 年 9 月 02 日 07:21:46: 4YWyPg6pohsqI
 

(回答先: Re:大臣を逃がしている自覚がない? つまらない質問をする記者たち(Business Media 誠) 「メディアと金」 投稿者 近藤勇 日時 2010 年 9 月 02 日 07:16:45)

上杉隆の「ここまでしゃべっていいですか」(8):
「裸になる」わけではないが……江頭2:50を見習う理由
米国では今、新聞の売り上げが低迷している一方、ネットを使ったメディアが存在感を増している。政治ネタを中心に扱った「ハフィントン・ポスト」などが注目を浴びているが、なぜ日本にはこのようなWebサイトが存在しないのだろうか。
[土肥義則,Business Media 誠]
2010年08月27日 08時00分 UPDATE
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/27/news002.html

全10回でお送りする、ジャーナリスト・上杉隆氏、作家/経済ジャーナリスト・相場英雄氏、ノンフィクションライター・窪田順生氏の鼎談連載8回目。米国では今、新聞やテレビの売り上げが低迷している一方、ネットを使ったメディアが存在感を増している。政治ブログとしてスタートし、かなりの影響力を持つ「ハフィントン・ポスト(The Huffington Post)」などがあるが、なぜ日本ではこのようなWebサイトが存在しないのだろうか。この問題について、気鋭のジャーナリスト3人が語り合った。


書いてはいけないことがある、という不思議


相場:ボクは現役時代に、他社の先輩からよく怒られました。「あの記事はちょっと書きすぎ」「あの書き方は卑怯だ」「お前、ちょっと守りに入りすぎ」などと。しかしそうした反応が返ってくると、こちらもリアクションがとれます。

 しかし上杉さんが官房機密費を報じるようになってから、他社からのリアクションがなくなったというのは本当ですか?

上杉:彼らにとって、ボクは見えない存在になっている。

窪田:ボクの知り合いの記者もこんなことを言っていました。「個人的に、上杉さんの書いていることは賛成している。だけど会社的にはちょっとな」と。たぶんこの記者は、上杉さんのことを無視している1人だと思います(笑)。

上杉:ある先輩はこんなことを言っていました。「君の書いていることは正論なんだよ。けどね、書いちゃいけないこともあるんだ」と。じゃあ、嘘を書け、ってことですかね。一体どうすればいいんでしょうね。

 またある人は「政治記者というのは、政治家が言ったことを全部書いてはダメなんだよ」と言っていましたが、そもそもボクは政治記者じゃないし(笑)。ゴルフジャーナリストだし(笑)。

相場・窪田:ハハハ。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/27/news002_2.html


江頭2:50のキャッチフレーズ

上杉:今後は日本にも「ハフィントン・ポスト(The Huffington Post)」(政治ブログとしてスタートし、今や新聞社のWebサイトを上回る影響力を持つ)や「ポリティコ(Politico)」(ワシントンDCを拠点にした政治専門メディア)のようなWebサイトができるといいですね。例えば掲載されている記事に対し、読者がお金を支払うシステムになれば、記者も活性化されるのではないでしょうか。

 しかし今は大きな組織が、記者個人の発信を邪魔している。多様な価値観を持つ記者がたくさん出て、論争を起こし、その中から選択すればいいだけなのに。社説などで「ウチの会社の考え方はこうです」と提示するより、記者個人の考えに対し、読者が賛成・反対すればいいと思う。

 これまでは記者クラブ制度があって、みんな横並びの記事を書かざるを得なかった。これからは同じ記事を書かない方が、ビジネスになるのではないでしょうか。

相場:あるネタをつかんでいるのにもかかわらず、そのネタを扱う記者クラブのキャップと仲が悪いから記事を書けないというケースがあるんですよ。例えばボクは金融関係のクラブにいましたが、産業関係クラブに詰めている記者ともめたりする。そうなると声が大きい方が勝ったり、年次で勝ったりする。

窪田:私の知人のある大企業の広報が、A新聞の記者にこっそり特ダネをリークして言ったそうです。「これは公的に発表するつもりはないネタだ。A新聞だけだ」と。ところが、その記者は「それじゃ書けませんよ」と特ダネを断った。きわどいネタがゆえリスクがある。クラブの発表じゃないですが、ペーパーで書かれた情報じゃないと安心できないという他社との横並び意識が邪魔したんですね。その広報担当者はあきれていましたね。

上杉:やはり新聞記者というのはエリートなんでしょうね。失敗することに対し、ものすごく恐怖感を抱いていますから。でもジャーナリストであれば失敗を恐れてはいけない。もちろんミスは極力少なくした方がいいが、人間だから失敗は避けられない。

 社内での立場やこの記事を書いたらこうなる、ということを考えれば書けなくなってしまう。あえて物議をかもす必要はありませんが、少なくとも自分の取材に対しては正直になった方がいいですね。

窪田:社内で、賛否両論になる記事は書きたくない、という思いがあるのかもしれない。当たり障りのないスクープであればいいのでしょうが、「お前、これはやりすぎじゃないのか!?」という記事を書いてしまうと、その後の出世に響くかもしれない。

相場:社内で真っ先に刺されましたね。ボクの背中は傷だらけですよ(笑)。

窪田:相場さんは然るべくして、外に飛び出して行ったのでしょうね(笑)。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/27/news002_3.html

上杉:この問題は新聞社だけに限りません。テレビでも出版社でも同じこと。なので官房機密費問題を『週刊ポスト』で取り上げるときには、念には念を押しましたからね。そうしないと必ず、小学館内部からも自主規制を行う人が現れますから。

窪田:平気な顔して、ハシゴをはずす人がいますからね。

上杉:あとは、いつでもこの職業を辞める覚悟がないといけない。

相場:そうですね。

上杉:例えばテレビに出ているときには「ワンクールのレギュラー(出演)よりも、1回の伝説を」という江頭2:50のキャッチフレーズを常に頭に入れていました(笑)。

相場・窪田:ハハハ。

上杉:江頭さんのように裸になれという意味ではなく、言いたいことを我慢するくらいであれば言いたいことを言って番組を降ろされる方がいい。

相場:ボクのところにも某局からコメンテーターとしてオファーがありました。そして「どんなネタをやれますか?」と聞かれたので、大きい自動車会社や大きい流通会社の裏話をちょっとしただけで、「頼むから止めてください」と言われてしまった(笑)。

 こちらはビックリして「こんなネタでもダメなんですか?」と聞いたところ「絶対にダメです」と言われ、結局断わられました。

窪田:コメンテーターの仕事というのも難しいですよね。いたるところに"地雷"があるわけじゃないですか。番組スポンサーのことを気にしながらコメントをしなければいけないし。なので当たり障りがない人の方が向いている。漫画家のやくみつるさんも、相当に気をつかっているはずですよ(笑)。

 →続く。http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/30/news011.html
 

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