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映画「ANPO」、9月公開へ 米国人監督が日米安保描く
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082001000662.html
1960年安保闘争から普天間飛行場移設問題まで、日米安保をめぐる50年を、アーティストや作家らの作品、証言などでつづったドキュメンタリー映画「ANPO」が9月18日から日本各地で順次封切られる。米国人監督のリンダ・ホーグランドさんは「米国人から見ても、いまの日米関係は不自然。今後どんな未来を築きたいのか、考えるきっかけとなればうれしい」と話している。
作品はカナダ・トロントで9月に開かれるトロント国際映画祭での上映も決定。
日本で生まれ育ち、黒沢明監督や宮崎駿監督らの作品約200本の英語字幕を手掛けてきたホーグランドさんの初監督作。画家横尾忠則さん、歌手加藤登紀子さんの証言や作品で60年安保闘争を描き、現在の沖縄や横須賀の基地の様子も紹介して、日米安保の50年を浮かび上がらせた。
2010/08/20 18:15 【共同通信】
日本の惰性 沖縄にひずみ 映画「ANPO」完成、米ホーグランドさん
2010年7月20日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-165190-storytopic-53.html
【ニューヨーク=与那嶺路代本紙特派員】日本映画の翻訳家として活躍しているリンダ・ホーグランドさん(米ニューヨーク在)が、初の監督作品として取り組んだ日米安全保障体制の最前線を描いたドキュメンタリー「ANPO」がこのほど完成した。今年は日米安保条約の改定から50年。リンダさんは「現状に慣れた大半の日本人とその犠牲になっている沖縄。その上に偉そうに立っている米国。映画でそのような現実に向き合いませんかと問い掛けた」と語る。9月初旬に劇場公開される。県内では那覇市の桜坂劇場で上映予定。
黒澤明監督や宮崎駿監督の作品の翻訳を手掛けるホーグランドさんは京都に生まれ、17歳まで日本で育った。5年前、60年安保闘争を記録した写真集に衝撃を受けたことが映画監督への転身の契機になった。「こんな日本人の顔は見たことがない」と創作意欲がわき、2009年3月にカメラを回し始めた。この年6月、安保の矛盾が渦巻く沖縄を初めて訪れる。
「米兵がぞろぞろといる所を、知らん顔して観光はできない」。基地被害に苦しむ沖縄の実情に接し、米国人として葛藤(かっとう)した。普天間飛行場やキャンプ・ハンセンなど米軍基地の周辺も歩いた。フェンス沿いから基地の内部を十分にうかがい知ることはできなかった。「あたかも何もなかったかのように基地が存在している」と、基地の異常さを肌身で感じた。
頭上を飛ぶ戦闘機、基地建設を闘う辺野古の人々。基地の県内移設に反対する昨年11月の県民大会も取材した。「60年安保の怒りは今も沖縄にある」。沖縄の抵抗はホーグランドさんの心を深くとらえた。「なぜこんなに基地があるのか、どんな問題が派生しているのか、人間の未来をどう考えるかという根本的な視点で映画を作った」と作品に込めた思いを語る。
一般の米国人は自国の軍隊が海外に駐留していることを「ほとんど知らないし、知りたくもない」とホーグランドさん。「米国人の基本的な米国人論は『他の人間より偉い、勇敢、寛容』だ。米軍基地の実情と自己イメージが一致しない」と鋭く指摘する。
だが最近、日米安保を取り巻く環境には可能性を見いだしているという。「撮影を始めたころと比べて、安保について考えたり発言する人が増えている。安保は政治家の個人的な意思で変えられるものではない。国民の意思表示が必要だ。今、日本は面白い時期にある」
映画のウェブサイトはhttp://anpomovie.com
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