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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100811-00000500-sspa-soci
★[怖い話業界]のビジネスモデルとは
ひとえに“怖い話”業界といっても、かかわるすべての人が「“怖い話”ビリーバー」というわけではない。霊を信じてガチに向き合う人がいれば、なかには「霊はビジネス」と割り切ってネタ作りに励む人もいる。そんな彼らのスタンスの違いとは!?
■“盛る”のは常識!?ネタ作りに隠された嘘
「よく『あのネタは本物?』って聞かれたりするんですが、アレが一番心苦しいんです」
そう語るのは、心霊系の原稿を執筆しているライターのT氏。「幽霊を見たことがない」という彼は、霊の存在にも懐疑的。この仕事もビジネスとして割り切っている。
「もちろん僕も“本当にあった”話をネタにしてますよ。でも、結局は人から聞いた話を基に原稿を書くわけですから、当然“盛る”部分が出ちゃうんですよ。割合については……あんまり言いたくないですけど、元ネタが1ぐらいのインパクトだったら、9ぐらい盛るときもあるかな」
しかし、これは業界内ではよくあるケースなのだという。
「数を作らないといけない場合は、みんなやってると思いますよ。“実話怪談”を冠している書籍の多くは『大幅な“作り”が行われている』という話もよく聞きますし」
■著作権なんて無視!モラルなき人物も
一方、「内容のクオリティが高ければ、実話であれ、創作であれ、“怖さ”の価値は変わらない」と語るのは、業界事情通の編集者A氏。それ以上に問題なのが「そのネタをどこから持ってきたのか」だと指摘する。
「この業界は、著作権意識が低い人間が多い。そのため『人からネタを聞くのも、ほかの作品からネタを盗るのも一緒』というねじれた論理が働いて、“パクリ”や無断使用が頻繁に行われているんですよ。仕事柄、マジメに心霊現象に向き合っている人たちを知っているだけに、憤りを覚えます」
特に有名なのは、某怪談芸人が怪談を盗作しまくった事件。それが原因ですべてのレギュラー番組を外される事態に発展したという。
「最近は、ネット上に流れているものや投稿サイトに送られてきたものを“自分が取材して聞いた話”として出版するケースもありますからね。なかにはそれに味をしめ、『自分で書くより、人に書かせたほうがカネが儲かる』と“怪談本”のプロデューサーに転職してしまう人もいたり。実際は、書き手を出版社に紹介するだけなんですけどね。ひどい話ですよ」
■“怖い話”に群がる、人間の欲望とは?
しかし、なぜこれだけ“パクリ”が増えたのだろうか。A氏の同僚だが、「怪談はガチ話じゃないと」というスタンスの編集者W氏は、パクリ横行の背景をこう分析する。
「『新耳袋』のような一見マネしやすそうに見える、短い文章の怪談がブームになったことがきっかけです。僕はあの作品自体は業界に大きな功績を残したと思いますが、同時にこれまで“怖い話”に見向きもしなかった人までもがカネの匂いを嗅ぎつけて、『これなら自分でも書ける』と参入し始めました。加えて、当時は匿名性の強いネットが急速に普及した時期。その影響なのか『パクる』ことへの罪悪感がない若手ライターも多いんですよ、H・KとかK・Nとか!」
と実名を何人も挙げて怒るW氏だが、さすがに自粛。この業界、霊より人間関係のほうが怖い!?
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