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http://www.afpbb.com/article/politics/2734037/5853359
ホワイトハウスの名物長老記者、イスラエル批判発言で引退
2010年06月08日 09:09 発信地:ワシントンD.C./米国
米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のホワイトハウス(White House)で定例記者会見を待つ、ヘレン・トーマス(Helen Thomas)氏(左、2008年11月12日撮影)。
【6月8日 AFP】ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)大統領からバラク・オバマ(Barack Obama)大統領まで歴代の米大統領を取材してきた、ホワイトハウス(White House)担当のベテラン記者、ヘレン・トーマス(Helen Thomas)氏(89)が7日、イスラエルを批判する発言に対する非難の高まりを受け、引退した。
トーマス氏は前月27日、ホワイトハウスで開催されたユダヤ文化関連イベントの際、ラビライブ・ドット・コム(RabbiLive.com)とのインタビューで、イスラエルに関するコメントを求められ、「(イスラエルは)パレスチナから出ていけ」と発言した。
さらに、「あの土地にいる人びとは占領されている。あの土地は彼らのものであり、ドイツでもポーランドでもない」「(ユダヤ人は)ポーランドでもドイツでも米国でも、どこかほかの場所に行くべきだ」と述べた。
この時の映像が前週、動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」上で公開され、非難の声が高まっていた。
ホワイトハウスのロバート・ギブズ(Robert Gibbs)報道官は7日、トーマス氏の発言は「攻撃的で非難に値する」と語った。トーマス氏も自身のウェブサイト上で謝罪した。
レバノン人移民の家庭に生まれたトーマス氏は、米国の女性政治記者の草分けとして知られる。大統領や報道官の記者会見で、名誉ある最前列中央の座席に陣取り、半世紀にわたって鋭い質問を投げかけてきた伝説的な存在だった。(c)AFP
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