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最高の権力がマスコミにあることを示した検察審査会の市民感情 http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/583.html
最高の権力がマスコミにあることを示した検察審査会の市民感情 日本という国の民度というものが小泉劇場のときからぜんぜん変わっていないことを知り愕然としてしまいました。 先日、小沢幹事長の政治資金規正法違反容疑で、検察審査会が全一致で”小沢氏の起訴相当”という判断を示されました。 その判断は、建前であれ客観的事実に基づく審理を前提にしてきた”疑わしきは罰せず”という裁判制度のベースにある原理原則を真っ向から否定するものです。 極論すれば”悪いことをしていそうだから、なにも罪に問わないのは許せない”という根拠なき市民感情を爆発させた”はじめに思い込みありき”のもので、連日のマスコミによる”イメージ刷り込み報道”の影響力を感じさせる議決だったと思います。 テレビの出演者の容赦ない非難とか、週刊誌の中吊り広告の見出しは、ここまで市民感情を支配できるものかと慄然としました。 何十年か先に、ロッキード事件の検証のように、小沢=悪というイメージが、田中=悪というイメージと同様に特定勢力の政治的意図によりつくられた虚像であったことが判明した場合、 ”悪いことしてるに決まってる”という”思い込み”で、一人の政治家の政治生命を抹殺したことに対して、検察審査会の人たちはどう言い訳するんでしょうか・・・ ”私はどっちでもよかったんだけど、小沢さんは許せないということを熱く語る人がいて、反対したら悪の延命に手を貸すのか?とすごい顔してにらみつけられて、とても反対できる雰囲気じゃなかったんです” ”証拠がなくても、隠しているだけに決まっています。○○会の地区長が小沢さんの悪事をいろいろ教えてくれました。” ”人間は顔つきをみればわかります。顔が悪いのは悪いことをしているからです。” 小泉さんじゃないですが”人生いろいろ人もいろいろ”です。確かに人それぞれの感じ方、考え方を持つのは自由です・・・ しかし、”完全を公平に合理的に裁くことはできない”という”法の限界”を踏まえたうえで存在している”疑わしきは罰せず”という司法の原則が、感情的感覚的理由によって破られていいのでしょうか? このままでは”衆愚に人気がない人”ばかりが犯罪者にされる一方で、”衆愚に受けがいい大悪人”がのさばるという、最悪の逆転現象を大量発生させられることになりかねません。 マスコミが牽引する”司法の市民感情化”には断固反対したいと思います。 民主化の名の下に無責任な衆愚の井戸端会議を増長させるくらいなら、逆に司法なんかやめにして、戦国時代みたいに”暴力こそが正義”の社会をつくればいい、と、いいたくなります。 それぞれの人が命がけの立場にたたされ、判断を迫られるわけですから、真に正しいものに命をかけようとするでしょうし、そのなかで”衆愚受けがいいだけの偽物”は淘汰されていきますから・・・よっぽど市民感情化された司法よりは、まともな結論が導き出されそうです。 ※ 今、まさに、イメージ先行のマスコミ報道でつくられた虚像による議決で、日本の対米自立を目指した一人の政治家が抹殺されようとしています。 これを許してしまったら、日本の政治家の”生殺与奪”を握るのは、選挙制度ではなく、日々のテレビ番組を通して容易に印象誘導ができる”マスコミを支配するもの”という事実を追認することになります。 これは大変”危険なこと”だと思いますが、戦後65年もの間、独立国でありながら、外国の諜報工作機関の支配下にあるような動きしかできなかったのは、その”危険なこと”がまかり通ってきたことの証明じゃないかと思うようになった昨今です。B層という情報弱者を利用した日本支配の茶番には、たとえ少数派になったとしてもNOの意思表示をつきつけていきたいと思います。 ※ 仮に、外国の諜報機関が政権打倒計画を立てたとします、おそらく資金移動がやりやすい税の網を逃れれる宗教団体がその重要な役割を担うでしょう。(宗教団体を使うということは、申告しなくてもいい資金をつくりやすいわけですから、存分に工作資金を動かせるというのが鍵となります。) 裏金化した豊富な工作資金を使って、”市民感情”を操ることのできるマスコミ編集幹部に影響力を行使できるでしょうし、意にそぐわないものに対しては、闇の勢力を使って暴力で抹殺して、自殺あるいは事故死として処理したり、性犯罪者として冤罪で逮捕社会的生命を奪うこともできます。 各地域の生活現場では、地域密着の信者を使って、主婦の井戸端会議みたいなかたちで印象誘導の”デマ”を確実に伝播させれるでしょうし、検察をはじめとした司法に潜入した信者を使って、マスコミの印象誘導報道のきっかけとなる事件を取り上げることもできます。 信濃町にしても、統一教会にしても、宗教哲学が欠如したインチキ教団でありながら、戦後65年間であんなに勢力を拡大できた一番の理由は、外国工作機関の作戦の一環であったということもあげられるんじゃないでしょうか? (16世紀のスペインの世界制覇=植民地支配の裏方としてイエズス会という宗教団体が大きな役割を担っていたという歴史的事実は雄弁です。陰謀論と一笑に付す前に、政治評論、軍事評論のプロなら信仰宗教団体を工作計画に組み込むという合理的戦略を評価すべきでしょう。) ※ 日本国民はそろそろ、この不思議さに気づく時だと思います。 ”日本の対米自立”という切り口をもって政治潮流を創ろうという意思を示した政治家たちは、田中角栄さんでも、橋本龍太郎さんでも、マスコミが作る市民感情により失脚させられてきました。(橋本龍太郎氏がアメリカ国債を売ろうとしなければ、小泉劇場は仕掛けられなかったと思います) 今また小沢一郎というひとりの政治家が、政治生命を絶たれようとしています。 小沢一郎という人間が評価できるかどうかという前に、”マスコミが作る市民感情なるものによって、政治家はいつでも抹殺できる”・・・という構造そのもののおそろしさに対してより多くのひとに目覚めていってもらいたいと思います。 それを踏まえてマスコミが作った”市民感情”なるものを体現した検察審査会が下した”小沢一郎氏を犯罪者として起訴すべきとする理由の要旨”を掲載した中日新聞記事の内容をjpg化して記載しますので判断してください。 (そもそも石川議員の起訴事実自体が記載訂正で済むような形式犯であり、ほかの小沢氏の秘書ともども長期拘留されるほどの犯罪性が高い違反行為でなかったということが見えてくるはずです・・・・) http://yokotakanko.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2010/04/29/a.jpg 起訴相当の事実は収支報告書の虚偽記載の共犯容疑ということです。 小沢氏の秘書は陸山会名義の不動産取得のため、その代金を小沢氏個人から借りて払ったことを収支報告書に記載せず、銀行から融資を受けて購入したように見せかけるために、銀行融資が実行された後になるように、不動産の登記を2004年から2005年にずらす工作をしてまで小沢氏の立替払い分の存在を隠蔽した、 ということで収支報告書の虚偽記載で起訴されていますが、その共犯として起訴相当とのことです。 議決根拠をかいつまみながら、突込みを入れると以下のとおりですw 直接証拠 政治収支報告書提出にあたり小沢氏に報告了承をうけているという当該案件被疑者の供述 (収支報告書できましたという報告は当然するでしょうし、ぱらぱらと目を通すでしょうが、それを共犯の証拠といわれても、小沢氏じゃなくても困りますよw) 政治報告書の詳細にわたって精査していないというのは信じがたい (はんこを押すのが仕事みたいな時もあるある程度の規模以上の企業の管理職の実情に疎い人たちのようですね、社長がいちいち電卓はじいて検算できる規模はせいぜい年商1億ですよw) 絶対的な権力をもつものの同意もなく、収支報告の虚偽記載をするはずがない (たんなる記載ミスで処理すればいいという認識だったから事前報告もしなかったという想定は思い浮かばないんですかねw) 購入資金があったわけだから、わざわざ金利を払う銀行借入をしたのは市民感覚から理解できない不可解な行動 (自転車操業の経験があれば金利より当座の現金調達という気持ちわかりますよw資金繰りも知らない人なんでしょうかw) 巨額の資金を小沢氏個人がもっていることを隠蔽するための工作 (会計処理的には、記載しなくてもいい立替払いの出し入れなんだから、そこまで悪意にとることもないのにw) 市民感情 ”秘書に任せていた言えば政治家本人は罪に問われないのか” (統一教会が意識的に議員秘書に信者工作員を送り込む理由は、弱みを握り・・政治家<秘書<統一教会の構図をつくるためなんですけど・・・信者工作員に秘書として潜入されている国会議員は1999年時点で140名以上だったらしい・・・検索ワード勝共議員) 以上、普段テレビを見ない人間からすると、”毎日テレビを見ていると、普通の市民感情ってこうなっちゃうのか”というくらい”悪意全開”で小沢氏を見ていて、同じ市民感情を70%以上の日本人が持ってるのだろうと暗い気持ちになりました。 改めて”日本はアメリカに戦争に負けたんだ”という惨めさをかみしめさせられる昨今ですが、一人でも多くの日本人が真実に目を向けてもらいたいと思います。
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