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岩上安身「マスメディアは、一人の政治家を粉砕しようと挑みかかり、同時に間抜けな姿をさらけだした。」 http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/550.html
http://twitter.com/iwakamiyasumi より −−−−− 参入障壁のある業界は、必ず腐る。記者クラブ的世界もしかり。その参入障壁の要素の一つはコスト。新聞もテレビも巨大な装置産業である。小資本に、簡単に真似はできない。だが、ネットの登場によって、その障壁はやすやすと乗り越えられてしまった。 ハンディカムとiPhoneを持って、どこでも行く。誰でもインタビューし、ネット上で多くの人に伝えられる。最近、仕事を手伝いだしたS君が、「衝撃でした」と言った。「ネット上で見ていた時には、もっと立派な機材を使っていると思ったのに。本当にその辺にある何の変哲もない機材で撮っている」 続き。僕はバンドをやったことがないが、たぶんストリートのミュージシャンの気持ちはこんな感じなのだろうと思う。技術はない、機材もない、洗練もされていない。アコギ1本で、コード3つで、初期衝動を駆動力に吠えるように歌う。同じだ。50にもなって、この世界30年近く。でもまだ路上にいる。 続き。つまり、チープであることは武器だ、ということ。巨大な中継車を繰り出しても、中継しなければ何の価値もない。1台のIPhone、1台のビデオカメラに勝てない。東京地検特捜部が事情聴取した直後の歴史的な小沢会見。300人も記者が集まり、何台もの中継車が繰り出された。 続き。だが、その歴史的な会見を完全中継したテレビ局はなし。最初から最後まで中継したのは、たった一台、畠山さんのiPhoneのみ。記録をYoutubeでアップしているのは僕のハンディカム。こんなチープな機材がすべてを伝え、巨大メディアは中継を恣意的に打ち切り、すべてを伝えなかった。 続き。あの夜、マスメディアは、一人の政治家を粉砕しようと挑みかかり、強大な力を見せつけたが、同時に、下半身はズボンをはいていないかのような間抜けな姿をさらけだした。巨大だけど役立たず。巨象だけど愚か。偉そうだが不誠実。こんな夜を繰り返せば、必ず傲慢な象は倒れる、そう確信した。 続き。繰り返すが、チープであることは武器だ。このチープさを武器にした「送り手」と「つなぎ手」が、日本中に出現することを念願している。同時に自分の目と耳と頭で確かめて、「選択的」に投げ銭を放る「受け手」も。サポーターになってくださるとDMをくれた方々に、心から感謝! 岩上安身 いわかみ・やすみ ジャーナリスト <略暦> http://www.iwakamiyasumi.com/profile/profile.html より
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