３月１日の１面トップ記事の骨子は次のとおり。
�@普通車２０００円、軽自動車１０００円、大型車５０００円を上限とする。
�A平日も割引実施
�B休日上限１０００円は廃止
�C割引はＥＴＣに限定しない
�D首都高速、阪神高速は出資者の地方自治体の同意後実施
�E平日の平均走行距離は約４０Ｋｍで、原稿割引の廃止により値上げになる。

小泉竹中政権で行われた民営化は新たな搾取構造の構築である。郵政と道路に始まり、病院に手を付け、労働法規の改悪に至って、国民を奈落の底へと落とし込んでいる。

高速料金見直しは道路民営化を是正する第一歩であり、官僚利権を肥大させ永久化する構造を是正する。
具体的には次の三点に集約される。
Ａ．道路特定財源による、際限無く利権化した高速道路建設の中止
Ｂ．ＥＴＣを武器にした、官僚利権強化と道路民営化を是正し、減価償却済み道路の無償化へ
Ｃ．運輸コストを低減され消費者物価に反映させる

現行の「休日のみ１０００円」はＡ．Ｃ．に無関係であるばかりでなく、休日の自家用車増により温暖化に逆行している。また、現行１０００円はＥＴＣに限定しており、ＥＴＣにまつわる官僚の利権構造を一段と強化している。また、原価償却が終わった道路は無償化すべきであるが、無償化すると民営化が破綻する。官僚利権によるＥＴＣ専用割引は道路の民営化を補強し、国民は永久に無料の道路が利用できなくなる。

朝日新聞の１面トップ記事は、ＥＴＣによる利権の永久化や、休日割引が温暖化に逆行し運輸コスト削減による消費者物価の低減に全く触れていない。それころか、短距離利用者は値上げと既得利権を擁護している。朝日新聞は短距離利用者のためにどのような手直しをすべきか提案すべきである。テレビとことなり、新聞は問題提起し、改善策を提言してこそ存在価値がある。

それを行わず、揚げ足取りに終始するなら、朝日が存続する価値はない。 　

コメント
01. 加藤 2010年4月01日 15:17:15: ZcB0xpcLKA8ZE 冒頭の「３月１日」は「４月１日」のミスです。
02. 2010年4月01日 16:54:36 ２）料金所渋滞の緩和 　ETCにより料金所の処理能力が大幅に向上（2〜4倍）し、料金所渋滞が解消に向かいます。（料金所通行台数の約半分がETC車両となれば、料金所渋滞はほぼ解消すると計算されています。） この検証はできているのでしょうか？ 渋滞は無くなっていいはずなのですが。

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