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鳩山内閣支持率「30.9%」のカラクリ http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/466.html
2010/3/16 10:00 http://netallica.yahoo.co.jp/news/114903 ショッキングな数字だ。時事通信が12日に発表した3月の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は30.9%(前月比4.8ポイント減)と続落し、政権運営の「危険水域」である20%台目前までダウンした。衝撃の調査結果を受け、いっそう「小鳩降ろし」のムードが強まりそうだが、有権者は鵜呑みにしてはいけない。 時事が今回調査を実施したのは、今月5日から8日にかけて。同じ時期には、読売新聞(5〜7日)と共同通信(6、7日)、NHK(5〜7日)も世論調査を実施したが、支持率の結果は大きく食い違う。時事と読売の支持率には、約10ポイントもの差がついている。同じ時期に調査したはずなのに、どうして各社とも、ここまで結果がバラつくのか。 時事の調査は「個別面接方式」、他社は「電話方式」と、調査の仕方に違いはある。世論研究が専門の明大政経学部の井田正道教授(計量政治学)によると、「一般的に個別面接の方が、支持率が低く出る傾向にある」と言う。鳩山首相と小沢幹事長に加え、北教組の違法献金事件という「政治とカネ」のトリプルパンチ、普天間移設の迷走劇を大マスコミが連日報じれば支持率が下がるのは当然だろう。それでも、時事の支持率だけ際立って低く出たのには、数字上の“トリック”が隠れていた。 注目すべきは、各社の支持率と不支持率を足した数字だ。最も支持率の高い読売は91%。残る9%の回答は「その他3%、答えない6%」という内訳だった。対する時事の合計は79.4%。残りの内訳は明かしていないが、2割以上の人が「分からない」「興味がない」と態度を留保したと考えられる。 「支持・不支持ともに言わない層」の差が10ポイント以上も違えば、その分、支持層の比率が薄まるのは当然だ。 ●「皆、支持しないなら…」は危険 怖いのは今回の数字が、独り歩きしてしまうことだ。 「最近は頻繁に世論調査が実施され、ある一社でドンと低い支持率が出ると、有権者に『皆、支持していないならオレも』と負のバンドワゴン効果が加わりがち。他社の調査ではより低く、さらに次もその繰り返しと、政権運営の実態以上に支持率が下がり続けるスパイラル現象に陥るのです」(井田正道氏=前出) 支持率が下がれば、すぐにメディアは危機感を煽りたがり、政治家も過剰に反応してしまう。 「日本のように3年に2回のペースで国政選挙を行う国は世界でもマレ。選挙を気にして、政治家が世論に敏感になるのは理解できます。しかし、世論調査に一喜一憂し、足をすくわれる政治は健全とはいえません。あくまで『参考資料』にとどめるべきです」(井田正道氏=前出) 報道内容に影響されやすい気まぐれな世論を気にしてばかりでは、大局に立った政治はできない。鳩山首相も有権者も、そう肝に銘じるべきだ。 支持/不支持 (日刊ゲンダイ2010年3月13日掲載)
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