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今回のチリ地震報道では、「チリ地震、東海地震、浜岡原発」を関連付けた報道がない。これは、原発推進の危険性を隠すためでは? http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/445.html
東海地震や浜岡原発と今回のチリ地震を関連付けたニュース報道はない様子だ。 しかし、日本にとり最も問題なのは、巨大地震が原発を直撃したことが世界歴史史上、今まで一回もなかったことだ。つまり、日本が世界で最初に巨大地震が原発を直撃するケースを経験することになる。耐震設計はすべて経験値に基づいて計算式が作られていく。今までこのような建物ならこのぐらいの地震でこのような被害が起き、このような補強をすると大丈夫だった、という経験を元に新しく作る建物の耐震設計をやっているのだ。だから、日本の原発は、耐震設計と言っても、実際の経験がないからすべて「想定」に基づいている。だからこそ、2007年の中越沖地震では、世界最大の原子力発電所である柏崎刈羽原発で「想定外」の揺れが発生し、変電施設が壊れ、何トンもの絶縁オイルが漏れだし、火災が発生した。しかも、原子力発電所内には消火をするための組織が存在せず、地元の消防署も地元の地震被害に対応するだけで手いっぱいだったため、火災への対応が何時間も遅れてしまった。幸いなことに中越沖地震では大規模な放射能漏れは起きなかったが、それは中越沖地震がM6クラスの地震でいつ起きても不思議ではないとされる東海地震の想定規模からいうと100分の1ぐらいの小ささだったためだ。 今回のチリ地震の教訓を生かすためには、浜岡原発の存在を取り上げる必要がある。それを取り上げないのは、浜岡原発の存在の危険性を市民から隠す意図があるとしか思えない。 なお、原発をすべて廃止しても、地熱発電を大規模にやれば十分にエネルギー供給ができる。しかも、一般に言われているように原発の発電単価が地熱発電よりも安いということは、大嘘だ。原発の発電単価の計算には様々な細工がされている。1KW時5円と報道されることががるが、現実には15円以上であり、これは、原発建設申請時に電力会社自身が政府へ提出する発電コストの見積書に記されている。地熱発電は、日本では政策的に高コストにされている。国立公園内での開発は先行して10年以上の環境影響評価をしなければいけないなどの規制があり、これらが高コストにしてしまっているのだ。しかし、世界では地熱発電を使って安価な電力供給をしている。その証拠が、アイスランドなどで行われている地熱発電を使ったアルミ精錬だ。アルミ精錬は電気分解をして行うため、大量の電気を使う。だからアルミは電気の缶詰ともいわれる。日本では、かってアルミ精錬の先端技術を持っていて、主に水力発電を使ってアルミ精錬が行われていたが、火力発電や原子力発電が導入されるに従い電気代が高くなり、ほとんど国内でのアルミ精錬事業は姿を消してしまった。日本の電気代は世界でトップクラスになるほど高いと言われている。
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