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今回の「検察リーク」のマスコミ側の「被疑者」は「読売」でしょうね。
この「疑惑」について「読売」は「説明責任を果たすべき」だし「徹底究明するべき」だ。
この追求は「ライバル報道社」に期待したい。
マスコミ自身のウミはマスコミ自身で「絞り出す」べきだ。
http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44392
2010年01月22日 掲載【日刊ゲンダイ】
検察リーク過熱「小沢共犯」報道は本当なのか
「小沢 4億円不記載了承」「石川容疑者が供述」
「小沢氏 4億不記載了承」「石川容疑者が供述」――。読売新聞が1面トップで報じた記事が大問題になっている。この報道が事実なら、小沢一郎幹事長は政治資金規正法違反の「共犯」か「共謀共同正犯」で逮捕される。ホントに石川知裕議員(36)は、小沢一郎の関与を話しているのか。
読売新聞の1月20日付夕刊の1面記事は衝撃だった。
〈逮捕された石川知裕衆院議員(36)(民主)が東京地検特捜部の調べに、土地購入前の2004年10月下旬頃、土地代金に充てる現金4億円を同会の同年分の政治資金収支報告書に記載しない方針を小沢氏に報告し、了承を得ていたと供述していることが、関係者の話で分かった〉と報じたのだ。
●他社は後追いせず
石川議員は逮捕前、小沢一郎の関与を全面否定していたが、供述をコロリと一転させたというのだ。このスクープには、他社の社会部記者も仰天。大慌てで検察関係者や石川周辺に確認に走った。
結果は、「石川はそんな供述はしていない」のオンパレード。石川議員の弁護士も、すぐに「石川氏が上記のような供述をしたことは全くなく、上記の報道は完全な誤報です」という文書を報道各社に送った。
翌日の各紙は、読売のスクープを後追いせず、一切無視。それどころか、朝日新聞は〈(石川議員が)東京地検特捜部の調べに対し、「報告書は小沢氏の了解を得て提出した」と説明したことがわかった。ただ、記載内容まで了承を受けたかどうかは話していないという〉と、読売の記事を否定する始末。各社も同様の取材結果だったらしい。
ところが、読売新聞は、翌21日も「4億円不記載『小沢氏も了承』」と大きく報じ、小沢幹事長を「悪質」とまで断じている。
「さすがに、民主党も放置できなかったのでしょう、きのうの国会では、伴野豊議員が『読売が誤報であったと法務省刑事局長がお答えになっているが』と千葉法相に質問しています」(政界関係者)
●捜査手詰まりの裏返し
実際、石川議員はどこまで供述しているのか。
「逮捕前から石川は、『小沢先生に申し訳ない』と繰り返していた。小沢が困るようなことをペラペラしゃべるはずがない。それに、小沢の前では直立不動の石川が、収支報告書について『どうする、こうする』と小沢と対等に話し合えたとは思えない。恐らく、怒られないように、勝手につじつまを合わせたのではないか」(民主党事情通)
それにしても、取調室という「密室」のやりとりは、検察か石川側か、どちらかが漏らさなければ絶対に表に出てこない。検察が読売新聞にリークしたのだろうが、弁護士からすぐに「誤報だ」と指摘されるようなリークまでして「小沢=悪」のイメージをつくろうと必死なのは、捜査が手詰まりになっている裏返しではないのか。