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2009年12月25日金曜日
朝ズバッ! のアンケート
議員会館事務所には、さまざまな報道機関や団体から、毎日のようにFAXでアンケートが送られてきます。先日(12/17)は、TBSの「朝ズバッ!」から以下のような文面のアンケートが来ました。
アンケートご回答のお願い
(挨拶文省略)
【アンケート】
今月10日、民主党国会議員143人が訪中した際、胡錦涛国家主席と写真撮影された件につきまして質問にお答えください。
@今回の訪中は、さまざまな反響を呼んでいますが、どう思われていますか?
A胡錦涛国家主席との2ショット写真は、何かに活用しますか? 当てはまるものがあれば○をしてください。(複数可)
A: HPに載せる B:政治活動用のパンフレット・ビラ等に載せる C: 事務所に飾る D: その他
B今回の訪中では、どのような"収穫"がありましたか?
それに対し私は以下の様に答えました。
@の答え
胡主席との写真撮影など一部の事柄のみクローズアップされすぎていると思います。約500人の民間の方々の訪中の意味も取り上げていただきたいと思います。
Aの答え
D: その他 活用の予定はありません。
Bの答え
別紙のブログ原稿をご参照いただければ幸いです。
以上を書き込んだアンケート用紙とブログのプリントアウトをFAXで返信しました。)
すると12/21に再度FAXが送られてきました。最初の質問文が変わっています。
@今回のツーショット撮影に関してどう思われましたか?
私の答え:
@
直前まで聞いていなかったことなので、特に感想はございません。
すると、また同日夕方にFAXが送られてきました。水曜日担当ディレクターという方から事務所に電話も入りました。新しい項目Cが増えています。
C胡錦涛国家主席とのツーショット写真撮影については、国民やメディアからの批判をはじめ様々な反響が出ていますが、それについてどのように考えていますか?
あくまでもツーショット写真にこだわっています。私は以下のように答えました。
C
胡国家主席とのツーショット写真だけをピックアップせず、民間交流「長城計画」で生まれているさまざまなトピックを多面的に報道していただきたく思います。
そして水曜日朝の放送の内容は、案の定「ツーショット写真」を揶揄するものでした。しかし私が気になったのはそれではなく、アンケートAの集計発表でした。
そこには私が答えた「活用の予定はありません」というものはカウントされておらず、答えた議員は全員“なにがしかに使う”ことになっていたのです。そして回答を寄せた議員の数が二十数名だったということで「半分の七十人ぐらいから答えが返ってくると思ったのに」「物言えば唇寒しなのでしょうか(笑)」といったコメントでそのコーナーは締めくくられました。
マスコミが、政治に対するチェック機構として批判的精神で臨むのは当然のことです。国会議員ひとりひとりも公人としての自覚を持った行動をしなくてはなりません。しかし少なくとも今回の番組は「批判的精神」に根ざしたものでなく、偏った内容だと言わざるを得ません。そうでないとすればなぜ私の「写真を活用する予定はない」という回答をカウントしなかったのでしょうか。
現代社会が抱える問題はとても複雑です。それを朝の限られた時間の番組内で「ズバッ!」と語ろうとし、それがバランスを欠いた内容のものであるとしたら、それを観た国民はどうなるのでしょう。
以下に放送法の一部をご紹介してこの項を終えたいと思います。
放送法 第1章の2 放送番組の編集等に関する通則
第3条の2
放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たっては、次の各号の定めるところによらなければならない。
1.公安及び善良な風俗を害しないこと。
2.政治的に公平であること。
3.報道は事実をまげないですること。
4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
投稿者 Nakabayashi Mieko 時刻: 9:40