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映画『沈まぬ太陽』公開  JALがマスコミに圧力か (週刊金曜日)
http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/132.html
投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 10 月 23 日 22:33:47: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=839

 映画や小説をそのまま現実の出来事ととらえる人は稀であろう。だが、そう思わない人が航空業界の一部に存在するようだ。
「一〇月二四日公開の映画『沈まぬ太陽』がマスコミでほとんど宣伝されません。渡辺謙主演、製作費二〇億円の大作だが、スポーツ紙も囲み記事扱い。テレビでも数十秒。日航がとりあげないようにマスコミへと圧力をかけているようです」(映画ライター)
 原作は『不毛地帯』『華麗なる一族』で知られる山崎豊子氏。同作は、一九九四年から五年間にわたり『週刊新潮』で連載され、単行本は二〇〇万部を超すベストセラーとなった。
 映画化にあたっては二〇〇〇年、徳間康快大映社長(故人)が東映との共作で乗り出すも頓挫。角川ヘラルド映画製作によって〇八年夏にも公開されるはずが一年以上も延びた。
「映画化への理解を求めるために角川歴彦会長、井上泰一社長らが直接日航に尋ねた。しかし、日航側との話し合いは折り合いを見せず、『原作のまま映画化すると、名誉毀損の恐れがある』と警告文が三度にわたって通達されるなど物別れのまま」(角川関係者)
 その原作の粗筋はこうだ。大手航空会社のエリート社員、恩地元(主演、渡辺)は組合委員長として会社と闘う。会社と対立したことで中東やアフリカといった海外へと一〇年近く配転させられ、帰国すると御巣鷹山のジャンボジェット墜落事故の遺族担当として駆け回る。人を人とも思わぬ厳しい仕打ちや政官との癒着、保身や隠蔽に走るトップの倫理観の欠如を厳しく追及した内容であった。
「恩地を引き立てるために経営陣が悪役として描かれている面もあるが、ドル先物買いやホテル買収の失敗についての経営陣の失態は当時から批判されていた。私腹を肥やし、社内抗争に明け暮れるダメな経営陣の姿が克明に描かれている。細部に至るまで取材が行き届き、フィクションながらも、これが日航の現実なのでは、と感じさせる力がある」(前述の映画ライター)
 一八日、都内で「『沈まぬ太陽』の公開を成功させる応援団 総決起集会」が開かれた。会には三宅久之氏、高杉良氏、なかにし礼氏など著名人が並ぶ。その壇上で新潮社の松田宏常務は日航側の古典的な懐柔策を暴露した。
「連載をしていた当時、お酒やゴルフに誘われた」
 しかし、連載を止めないと見るや一転し、
「『週刊新潮』は国際、国内線の機内サービスから外された。別のページで池田満寿夫さんの絵を掲載しており、芸術性の高いものであったが、『このようなエロチックなものをお客様にお見せできない』との理由を持ち出した」
 余談だが、三谷幸喜監督の『ラヂオの時間』でも航空会社へおもねる描写がある。脚本を無視した役者が飛行機の墜落を語ってしまうと、唐沢寿明演じるプロデューサーが慌てふためき、墜落していなかったことにするシーンがある。ファッション雑誌の編集者は匿名を条件に語る。
「JALはとにかくうるさい。少しでも批判記事を書くとすぐに広報部長が『ご説明にあがります』と乗り込んでくる。記事のチェックも厳しくNG ワードは御巣鷹山と旧日本エアシステム出身者の冷遇ぶりにふれること。ただ、いまJALにはカネがないので雑誌広告はうってくれない。それでもこの先、業績が回復したことを考えてむげに出来ない」
 JALは四月から六月までの四半期で九九〇億円の巨額の赤字を記録。今月一六日、株価は一〇〇円まで売られ、上場以来、最安値を更新した。破綻寸前まで追い込まれている中、水面下でこのような動きをしているようだ。「この映画をお茶の間で見せたくないようだ。映画上映から二年ほどでテレビ放映する。しかしすでに各民放へと『この放映権を買わないように』と根回しをしている」(民放のある幹部)
 今の日航に、第二第三の恩地は居ないのだろうか。作家の高杉良氏はこう語る。
「そもそもマスコミがだらしない。恩地のような勇気ある決断ができないのか」
 日本航空広報部は角川映画及び東宝に文書で三度にわたり制作・公開の中止を求めてきたとし、「作り話を加えて御巣鷹山事故を映像化し、商業的利益を得ようとする行為は、ご遺族の心情を顧みないものであると考えております」「尚、弊社よりマスコミに対して圧力をかけた事実はございません」などとしている。

岩崎大輔・ジャーナリスト

 

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コメント
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政治の臭いがプンプンするな〜やはり日航潰して再出発しかないか。
2009/10/24 08:23
もともと「国策会社」として出発したものが、国がバックだから潰すわけがないと思い上がって「民の自由度」を最大限悪用して、放漫経営をしたのが原因。ANAがグリコのオマケのような民間航空機会社として設立され、経営努力したのとは「雲泥の差」が現われるのは必定。料金は帝国ホテル並みの航空機利用者のためにではないホテルの建設。よせばいいのに、縄張り違いのリニア開発。寿のアルバイトでプータローオジサンと行った東扇島のリニア実験線の試験走行前レール掃除はいただきだったな。潰れる間際に嘘涙でビラ配ってもだめだっていうの。
海運−航空機運送業は国のフラッグシップだ。アメリカなんかはえげつなく、アメリカ船籍の船の運航−着岸しか認めないといっているのに。丁度、ニューヨークには原子力艦船を入港させないといってビジネス中心地を防衛しているのに、泥舟−ジミンのパン助-「大股開き」は東京首都圏に原子力艦船の母港化を認めるように。
フラッグシップをANA一本にしたっていいのだ。国際線にはノウハウがあるのだから、ANAの穴埋め路線の開発と補助的位置を与えれば済む事だ。「官から民」への破産の典型的事例なのだから、持てる資産と人材とノウハウを他国の航空会社にとられないようにして、「会社整理」だな。
2009/10/24 09:17
関西ローカルでは主演の渡辺謙が生出演して宣伝していました。
2009/10/24 10:35
私も関西在住ですが、前述の方と同様に渡辺謙がテレビに出演して映画の宣伝をしているのを、2度見ましたし、コマーシャルも結構目にしています。

「御巣鷹山の墜落」に関しては、未だ疑惑だらけで、世の中から消し去りうやむやにしようとしているようにも見えます。

「日本航空」という名の下に、経営者も従業員も傲慢になりすぎですね。
2009/10/24 13:42

JR西みたいに何かやったのでは?怪しい国だな〜
2009/10/24 13:51
JALとJR西とどちらが悪いか。
2009/10/24 14:30
「御巣鷹山の墜落」に関しては、本当に疑惑だらけです。つまり自衛隊機が誤ってミサイルを当ててしまったという説ですが。
そのことが本当かは分からないですが、いずれにしろ状況的になにか公にできない大きな秘密が隠れていることは間違いありません。
しかし、隠蔽のため多くの生存者を見殺しにしたこと、もしくは積極的な口封じ(墜落した機内に毒ガスをまいたことなどがいわれている)が本当ならば、なんとこの国は腐っていたのだろう。(当時は中曽根首相だった)
政権交代で、この件についての真実も明らかになればいいのにと密かに願っています。

2009/10/24 22:05
阿修羅さんへ
 最近「阿修羅」を常時見ています。すばらしい!自分の生きた時代(60年)は、どこか変だ!とずっと思っていましたが、「阿修羅」を読んでいくうちに謎が解けて来ました。ありがとうございます。これからも頑張って「真実」流して下さい。
 「沈まぬ太陽」観ました。JALだけでなく、日本の企業の人事は類似している
ものだと痛感しました。この100年近く続いた「暗黒の悪魔が闊歩」するこの国は、おいそれと改善はされないでしょう。しかし、国民の一人として子や孫の為にも日々「真実を見極める努力」をしていきたいです。
2009/10/27 11:04
日航ジャンボ機  爆撃疑惑を打ち消すために作られた
 ような映画だった。  薄っぺらなヒューマニズムも
 しらじらしかった。

 CIA東京恥検が正義の味方に描かれているのには、あきれると
 同時に腹が立った。

 鑑賞は、時間の無駄だった・・・
2009/10/27 17:10

原作はJALが訴えていたとか。
本当なら読みたいな。
2009/10/27 21:40
整備不良で落ちたようなつくりになってるけど

 ○軍による、爆撃では?と国民は思ってるわけですよ>

 だから、見てて納得がいかないわけですよ!
2009/10/28 15:15

御巣鷹山では墜落直後は他にも数名の生存者がいた、って噂もありますね。
搬送を意図的に遅らせて死亡させたとかなんとか。。。
2009/10/28 20:08
阿修羅でも、自衛隊員がアーミーナイフで・・・・・という

スレがたってたじゃないですか??

アホくさくて見るのが馬鹿らしくなってくるよな映画 

2009/11/02 17:18

14. 2011年2月12日 13:25:51: HZkN1DPgf6
どうでもいいけど、すさまじく内容の無い酷い映画だね。事故、権力闘争、組織の不条理、家族愛と下手なドラマのごった煮、何がテーマなのかさっぱりわからない。あんな駄作のネタにされた死者や遺族はたまらんだろ。労組員が美化されていたが、社員の過剰報酬に機体のメンテナンスコストが犠牲になっていたという仮説も成り立つわけで、設定じたいが馬鹿すぎる。よくもあんなゴミみたいな映画を作ったもんだね。あれ観て感動とか、よっぽど脳味噌の程度が低いよ。

15. 2011年2月12日 18:08:27: p9B89YgNYw
組織人の苦しさが出た映画だよ、
主人公は強情な貴乃花みたいだよ。

16. 2011年2月12日 18:31:17: TfsprtsZTE
>>14
まぁ現実の世の中で起きてる事件もごった煮みたいなものだし、その辺は有りでしょ。作品で描ける範囲というものもある。せっかく作っても公開できずに闇に葬られなんて自体が起きたら、それこそ問題だ。

そんな事よりも問題は作品そのものより、JALがわざわざ一作品に対してそこまで強情になる浅ましさの方だな。
こういう姿勢で居る限り、JALが本当に再生する日は当分先のことになるだろうね。或いは訪れないか。


17. 2011年2月12日 18:58:11: 9wjqyqBwdA
01さんの言うとおり、

>日航潰して再出発しかないか

その通りになったのだけれど、それでも上手くいく保証はないですね。

労組の強い会社、労組に問題のある会社にはろくなところはないです。
これは労組が悪いわけではなく、経営者が悪いからです。

(話は違いますが、社保庁の無責任体制。国民に多大な迷惑をかけたわけですが、
組合が悪いのではなく、コントロールできなかった経営陣つまり、厚生省から派遣された高級官僚等に非があり、彼らは万死に値する。)

現状も、労組に手をつけていないようなので、再建を危ぶんでいます。

この映画については、阿修羅の皆さんはレベルが高過ぎてご不満でしょうが、
これでも、TVでも放映され、まあ、「あり」ではないでしょうか。


18. 2011年2月12日 22:14:27: YM5SaR3ZHY
良識派俳優加藤剛氏に中曽根の役を演じさせ美化しようとしている時点でスイッチを切りたくなった。

19. 2011年2月12日 23:49:46: Fz8gxiq0tU
労組の強い会社、労組に問題のある会社にはろくなところはないです。
これは労組が悪いわけではなく、経営者が悪いからです。

本当にそうだと思う。しかも、形だけの経営をやっている 国の会社に
おおい。JAL 旧国鉄、NTT。それにもちろん国(行政)も。

とにかくこのあたりが解体しないことには、この国の将来はない。
みんなそう思い続けているはず。

そのあたりも含めて民主党にきたいしたんだけどなぁ。労組を背景に
なりたっている組織だからこそ、内部から改革ができたはずなのに。
好機を逸することになってしまって、悪人が再び跋扈するよのなか
になりそうで、将来を悲観してしまう今日この頃。


20. 2011年2月13日 03:13:28: W6ogLWtYMg
墜落の原因で、もっとも可能性の高いのは「ファイア・ビー」でしょう。

http://ugyotaku.web.fc2.com/JAL123Sinsou/JAL123Sinsou.htm#S4

当時、事故直後の週刊誌で、すでに吉原公一郎が書いていた。


21. 2011年2月13日 04:51:34: p0obsOAa3M
次回の作品は皆様の放送局「MHK」でお願いします。

22. 2011年2月14日 01:27:03: LaRO3zWGHc
あくまで“小説”です。
ね?

23. 2011年2月14日 20:54:08: NRvAM7Ti0k
官僚、マスコミが根っからの悪人に描かれ、政治家が善人に描かれているところが昔の映画と違うところだね。

今でもテレビでは官僚、マスコミが善人で政治家が悪人だよ。

水戸黄門とかテレビドラマばかり見ている人に見てもらいたい映画だよ。


24. 2011年2月15日 19:11:52: w8JHx0wO3s

劇場でも見たし、今回TV放映(大阪)も見たが、CMがすごかった。
前半は10分ごとにCM,後半は5分ごとにCM…どんだけCM入れるんじゃ、番組宣伝まで入れやがって。 4時間のうち1時間弱がCMだった。

映画では、事故原因や自衛隊の不審な対応等については、余り触れていませんが、これは、壮大な原作を3時間に収めるにはしかたなかったのでしょう。
また、原作の意図も、企業の内幕と個人の葛藤を描く事であり、直接の事故原因を追求する事では無かったからではないでしょうか。

私は、見ごたえのある大作だと思います。



25. 2011年2月15日 22:25:42: fCZ83cf8p2
>>24 原因については修理ミスの話しか出てこなかった。組合を中心とした
社内事情がダラダラと4時間も続けられた。一体、どこが見ごたえのある
部分だったというのか不思議。

26. 2011年2月16日 22:26:50: NRvAM7Ti0k
加藤剛が良かった、
改革は大変だと思った。

27. 2011年2月17日 01:38:25: 7m6O4aJz65
>>私は、見ごたえのある大作だと思います。

スチュワーデスがタクシーで送り迎えしてもらって上場企業の管理職なみの高給与もらってんのに、それでもまだ待遇を改善しろとかふざけたことぬかしてる池沼組合を美化する阿呆映画をみて感動するとか、どんな脳味噌してんのよ?


28. 2013年10月01日 18:27:34 : 5tlxhynKu6
これを上映するな ら「ロッキード事件も同時上映しろよ!

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