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編集部N(46歳)の健康診断書
健康診断の数値を半年で劇的に改善するには
http://president.jp/articles/-/9787
PRESIDENT 2013年1月14日号 国立スポーツ科学センター メディカルセンター アスリートクリニック 医学博士 中村格子 構成=プレジデント編集部 撮影=石橋素幸
【中村格子】(編集部Nの健康診断書2つ(図)を見て)腹囲が9センチ減!
――3年前の診断でショックを受け、1日1本「ヘルシア」を飲みつつ朝晩20分ずつ歩くことに。朝ごはんをお椀半分に減らして、昼はそば類中心、夜はカロリーメイトか完全に抜いて、2週間で6キロ減です。
【中村】どんだけ運動不足だったんですか(笑)。(現在の食事(図)を見て)栄養源はきちっと摂れていますが、朝、昼に野菜が足りません。体の老化を防ぐ抗酸化作用のあるビタミンが必要です。夜に摂っていただかないと。……あら、体重減3.4キロ?
――前日、つい飲み会後に深夜ラーメンを……通常は63キロ台です。
【中村】(苦笑)だめじゃないですか。でも、体形としては問題ありません。中性脂肪の値が高いのは前日の食事が出たのでしょう。ただ、LDLコレステロールが上がっているので、血管の中がドロドロになってくる可能性が高い。脂質代謝異常が続いているから、動脈硬化などが気になりますね。動物性油脂や、「悪い油」の摂りすぎが原因。まったく摂らないほうがいいわけではないですが。
――コレステロールや中性脂肪の値は半年で下げられますか?
【中村】例えばオリーブオイル、グレープシードオイルといったLDLコレステロールをためない「いい油」に替えてください。高級品でなくとも、普通のオリーブオイルで十分。抗がん作用があるファイトケミカルを含むニンジン、ほうれん草などの緑黄色野菜、体が喜ぶビタミンA、C、Eを摂るといいでしょう。個人差はありますが、半年後には数値が変わるはずです。
血糖値は今のところ大丈夫。心配なら甘いものやアルコールは控えて。コレステロールが心配なら、鶏卵・魚卵も少し控えてください。ビールをよく召し上がっているので、表にはない尿酸値が気になります。足の指が痛くなったら要注意。お酒はプリン体の少ない焼酎・ウイスキーがお勧め。γ−GTPは問題ないですが、上がったら酒量は抑えましょう。
――ほかにも気をつけることは?
【中村】根を詰めて仕事される完璧主義の方は、心臓病を発症する可能性がそうでない方の2倍あるんです。それに脂質代謝異常があると、血管中の硬化が進んだときに心臓にきちゃう。
日本人の場合、体重だけで見てはいけません。痩せ形の糖尿病患者が多いんです。Nさんの場合も、この体重で異常値がいくつかあるというのは、体の耐糖能という能力があまり高いほうではないのでは。内臓じたいの機能がデリケートで、そんなに強くないんだと思います。だから、運動していれば食事はどうでもいいってことじゃなくて、やはり内臓に負担をかけない、体が喜ぶ食事を心がけたほうがいいかも。
――どういう食事ですか?
【中村】やはりよい油を使ったもの。それから、食事の際は野菜などの硬いものから食べてください。空腹時に口当たりのよい糖質や揚げ物から食べると、血糖値とインスリンの値がポンと上がっちゃうんです。インスリンは肥満ホルモン。これらをゆっくりゆっくり上げるよう硬いものから食べると太りません。
――運動の必要を感じて、リバウンド防止のための筋トレを続けてます。
【中村】素晴らしい! 運動をやめてしまうと、この世代は筋肉量が毎年0.5%ずつ減って、男性は早期に性ホルモンが出なくなり、男性更年期になってしまう。睡眠はどれくらい?
――睡眠は約5時間程度です。
【中村】慢性の睡眠不足でしょうか。寝ればいい、休めばいいではなくて眠りの質を高めることを考えましょう。同じ時間だけ寝ても、質のよい睡眠が取れないと成長ホルモンが出ず、だるさが取れません。睡眠前に体温上昇、睡眠中に体温が下がるといい眠りが取れるので、寝る1〜2時間前の入浴がお勧めです。
――もうちょっと早く帰れれば……。
【中村】ぐずぐず飲まない(苦笑)。
国立スポーツ科学センター メディカルセンター アスリートクリニック 医学博士
中村格子
1966年、岩手県生まれ。横浜市立大学医学部卒業。2009年より現職。日本オリンピック委員会医学サポート部門員。著書に『実はスゴイ!大人のラジオ体操』ほか。
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