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2013年6月19日 日刊ゲンダイ
日本もすぐに全品検査を
今年3月の全人代(国会)で、中国人民銀行総裁の有力候補だった改革派のエース、郭樹清・中国証券監督管理委員会主席が、山東省省長代理(6月に省長に昇格)に飛ばされた。習近平新主席とソリが合わなかったと見えるが、このとき、筆者は山東省で一波乱が起こる予感がした。郭樹清といえば、改革断行のためには、容赦なく腐敗幹部らを切り捨てる水戸黄門のような人なのだ。
さっそく、予想にたがわず、郭氏は5月に毒ショウガの一斉摘発を行った。山東省といえばショウガの産地で、特に有名なのが人口22万の町、安丘である。その安丘ショウガが、何と50ミリグラムを摂取したら死亡するといわれる猛毒殺虫剤、アルディカーブを大量にまいて生産されていたことが発覚したのだ。
一斉摘発を受けた後、地元のテレビ局が生産農家に、「取れたショウガは自分たちでも食べていたのか?」とインタビューしたところ、農民たちは「食べるわけないだろう!」と開き直っていた。
ちなみに報道によれば、「ショウガは国内出荷用と国外出荷用に分けて生産しており、国内出荷用のみがアルディカーブ漬けだった」とのことである。
だが、これは疑ってかかる必要がある。テレビ映像を見る限り、そんなに器用に内外用を振り分けて生産していたようには思えないからだ。アルディカーブ漬けショウガは、湖北省でも1トン分も発覚しており、日本に入ってくる中国産ショウガは「全品検査」するくらいの心構えが必要だろう。
ちなみに、山東省はいまや、韓国人が食べるキムチの半分近くを生産していることでも知られる。ということは「韓国直輸入」として日本に入って来るキムチの中にも、山東省の猛毒ショウガが混入している危険性があるのだ。
5月27日には、数々のスクープ記事で知られる北京の「新京報」が、250キログラムもの「硫黄漬けショウガ」の現場を盗撮して掲載した。北京市順義区のある倉庫で、腐りかけたショウガを硫黄漬けにして、純白の新品に見せかけて、市内の市場に出荷していたのだ。その後、こうした行為は他の倉庫でも日常茶飯事だったことが分かった。つまり2000万北京っ子たちは、アルディカーブ&硫黄漬けの凄まじい猛毒ショウガを日々、口にしていたのである。
ちなみに「新京報」の見出しには、「これはもはや食品でなく化粧品だ」とあった。北京には1万人以上の日本人駐在員が住んでいることを思えば、笑い話では済まされない。
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