http://gendai.net/articles/view/kenko/142441
2013年5月18日　日刊ゲンダイ

　国連食糧農業機関（ＦＡＯ）が「昆虫食」を勧める報告書を発表し、話題になっている。

　報告書によると、昆虫は鉄分やタンパク質、ミネラルなどが豊富で、栄養価は肉や魚にも劣らない。家畜に比べて飼育効率が高く、排出される温室効果ガスが少ない利点もあるというのだ。

　昆虫食なんて気持ち悪い――と思うなかれ。慢性的な食料不足に悩む貧困国向けの話だろうと、ばかにしていたら大間違いだ。日本には昆虫食を“長寿パワー”にしている地域があるのである。

「厚労省の調査で、男女とも平均寿命が全国１位になった長野県には『昆虫食』の文化がある。特に男性の平均寿命が全国一になったこともある佐久市のムシ好きは有名です」（長野県政担当記者）

　佐久市では毎年１１月、有志が集まり、昆虫を食べる「ゲンゴロウの会」が開かれている。メニューは、「カマキリ」「蚕のサナギ」「タニシの味噌漬け」「セミの親子丼」……と多彩だ。主宰する込山惣治郎さん（７６）は、こう話す。

「ここら辺りでは昔から肉や魚の代わりにムシを食べてきた。栄養があるし、薬にもなる。大病しないのも昆虫食のおかげかな。調理方法？　油で揚げるのが多いが、ナマもうまい。塩、砂糖をほんの少し使う味付けがいい。カマキリは香ばしくて最高だよ。ハチの幼虫もほんのり甘味があっておいしいね」

　元気で長生きしたけりゃ、ムシを食えってことか。 .

コメント
01. 2013年5月27日 11:38:15 : 9G88XP0EBg 奈良県の生まれですが、子供の頃は貧乏のせいもありますが、蜂の子やイナゴは常食でした。マムシは薬として食べるし健康的でした。カマキリは揚げて食べるのかな。
02. 2013年5月29日 04:20:09 : VmtljkuH1k オヤジが国民学校最後の世代だが、敗戦直後、東京杉並に母方（我が祖母）の実家を頼って引き上げた頃は、まだその頃杉並に多かった田んぼで採ったイナゴを煮たり焼いたりしたものが貴重なタンパク源だった、と幼い私に対して述懐したものだ（他にも、路端のセリやアカザ、ヨモギといった今日では「雑草」として引っこ抜かれるような野草もご馳走だったとか）。
03. 2013年5月29日 14:58:54 : 0uakbCRtKo カマキリの膨らんだおなかには大抵長い長いなが〜いなが〜いハリガネムシがいるんだよね。 何匹も何匹も出てくることがあるそうな！ 緑色って言うか、若草色って言うかきれいな色したハリガネムシも・・・・ あぁ書いていて気持ち悪くなってきたー！ アレをカマキリ毎食べちゃうの？ カマキリ　ハリガネムシ　 で検索してごらん まぁ、揚げちゃえばハリガネムシも食べられない事も無いのだろうが・・・・ オエー！

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