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中国産食材、猛毒撃退「3つの手順」 加工食品に使われるケースは…
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130520/frn1305201811007-n1.htm
2013.05.20 夕刊フジ
中国で生産、加工された汚染食品が問題になっている。外食や持ち帰り総菜などの中食で使われる材料から逃れる手段はないものの、各家庭で取り組める“無毒化”の方法はありそうだ。とりわけ大量に輸入されているタマネギ、ショウガ、ニンニクといった青果物はどのように調理すればよいのか。日々の炊事で食の安心感を高める猛毒撃退法を探った。
中国で今月上旬、またも野菜栽培での劇物使用が明るみに出た。中国中央テレビが報じたところでは、山東省の農家がショウガの栽培に「アルジカルブ」入りの農薬を用いていたことが判明。アルジカルブは体重50キロの人がわずか50ミリグラムで死に至る猛毒で、中国でもショウガの栽培には使用が禁じられている。
アルジカルブ系農薬をめぐっては2009年、京都府で中国産冷凍ポテトから基準値の3倍に達する「アルジカルブスルホキシド」が検出され、問題になった。07年には米カリフォルニア州で中国産ショウガから同じ系統の物質が検出され、州当局が「大量に摂取すると吐き気やけいれん、呼吸困難を引き起こす」と警告。“前科”があっても一向に改善が進まないずさんな実態が、山東省の件で浮き彫りになった。
いまや、中国産の食品は日常生活に深く浸透している。スーパーの野菜売り場を眺めると、問題になったショウガのほか、タマネギ、ニンジン、ニンニク、シイタケといった多くの商品が並ぶ。水煮のタケノコ、山菜のゼンマイなどは中国産が一般的。危険を感じつつも、安さのあまりつい手を伸ばす人も多いだろう。
残留農薬のリスクを低くする調理法はあるのか。本紙で『瞬速おつまみ』を連載中の料理研究家、原るみさんが「3つの手順」について解説する。
「まず、残った農薬は表面に付着しているので、皮を丁寧に取り除くことです。ショウガ、ニンジンなどは皮むき器でしっかり処理するとよいでしょう。次に油に通してサッと揚げてしまうこと。さらに、ゆでこぼしも効果が期待できます。水煮になったタケノコ、ゼンマイも、ゆがいて使えばより安心です」
シイタケなどのキノコ類は下処理が風味を落とすとされるが、この際、味は二の次。タマネギやニンニク、ショウガも単に皮をむくだけでなく、油通しすれば安心感は増す。タマネギ、ニンジンはゆでこぼしをして使う手もある。
表面に付着した農薬を落とすだけなら、「よく洗う」という選択肢はないのか。
「水溶性の農薬には効果があります。残念ながら農薬には水に溶けにくい油剤などもあり、いくら洗っても落ちない場合があるのです。やはり表面を取り除く、熱に通すといった処理が必要なのです」(原さん)
炊事に使う青果物ならこの通り、リスクを低くする方法はある。しかし、外食や中食の材料、あるいは加工食品に使われているケースでは、もはや太刀打ちできない。ホウレンソウなど、冷凍野菜は中国産が広く流通している。
現地の加工工場について、『中国野菜企業の輸出戦略−残留農薬事件の衝撃と克服過程』(筑波書房)の著書がある北海道大農学部の坂爪浩史教授は「特に日本向け製品の安全管理レベルは高い」と指摘する。
「安全に関する事故は過失と故意の2つがある。過失の面から考えると、生産過程の状態はほぼ潔癖と考えてよく、危険は低い。ただ、2008年に問題となった冷凍ギョーザ中毒事件のような、故意のリスクが皆無とは言い切れない。現在の中国は日本の高度成長期と同じように労働者の意識が高まっており、労働環境に不満を抱える人も多い」
その上で、坂爪氏は過度な安値志向に疑問を投げかけた。
「日本の業者に対して『値段のことばかりうるさい』と感じている中国メーカーは多い。安く抑えようとすれば、どうしても不備の多いメーカーに仕事が回ってしまう。安全性を低下させないためには、しっかりやっている者に相応の対価を支払うシステムの構築が不可欠といえる」
安いものにはワケがある、ということか。
中国・北京の市場。もともと安全性の疑わしい野菜がさらにPM2・5まみれの空気にさらされて…
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