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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130424-00000005-pseven-life
女性セブン 2013年5月2日号
ヨーグルトは牛乳を乳酸菌で発酵させて作る低脂肪&低カロリーの食品。牛乳に含まれる良質なたんぱく質、カルシウム、ビタミンなどを受け継ぎ、なおかつ発酵によって消化吸収されやすい状態になっているため、効率よく栄養が摂取できるのも嬉しい。
「ヨーグルトの最大の健康効果は、腸内環境を整えられること。環境の悪い腸には悪玉菌が多く動きも悪いため、便秘気味になって有害物質がたまりがち。その有害物質を吸収して血液までもが汚れてしまうので体全体の代謝も悪くなります。
一方、ヨーグルトの乳酸菌は善玉菌を優勢にして便通を整える。さらに体の代謝を改善して、脂肪も燃えやすくなる。皮膚の新陳代謝も活発になるので美肌にもなれるんです」(共立女子大学名誉教授・中澤勇二さん)
言わずと知れた乳酸菌だが、実は約250種類もあり、それぞれに健康効果は異なる。代表的なものをあげてみよう。
【LB81乳酸菌】腸内細菌のバランスを整え、お腹の調子を良好に保つ(便秘をやわらげる)。
【R-1乳酸菌(1073R-1乳酸菌)】ナチュラルキラー細胞を活性化し、免疫力を高める。インフルエンザ予防効果も。
【ガセリ菌SP株】内臓脂肪低減効果がある。
【ビフィズス菌BB536】花粉症の症状を緩和する。
【LG21乳酸菌】ピロリ菌の抑制効果がある。
これらの健康効果を無駄なく取り入れるには、一度に多くのヨーグルトを摂るよりも、毎日少しずつでも続けることが大切。1日の摂取は100gといわれる。少量でも毎日食べ続けるほうがいいのだ。
乳酸菌は高熱で死滅するが、低温だと休眠状態になる。最も活発に働くのは30〜48℃。
「食べる前に、室温でしばらく置いてください。“ホットヨーグルト”とまでいかなくても、冷蔵庫から取り出してすぐ食べるより、常温に戻して食べたほうが腸を冷やさずにすみ、乳酸菌の活動が妨げられずに吸収率がアップします」(中澤さん)
乳酸菌は体の中からだけでなく、肌に塗るなど、体の外側からも効果を発揮する。
「乳酸は酸なので、角質をやわらげ、老廃物を取り除くデトックス作用があります」(田中病院院長・田中優子さん)
体の中から、外から働きかけるヨーグルト。健康&美肌にを保つための必須食品だといえそうだ。
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