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2013年03月10日 12時00分更新日時:2013年03月10日 12時14分 近藤 辰也
キムチや漬け物などの発酵食品が体にいいことはよく知られているが、韓国釜山大学校の研究チームにより、キムチを毎日大量に食べると、総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、空腹時血糖の数値がいずれも下がることが分かり、学術誌『Journal of Medicinal Food』に発表された。
寮生活をする学生100人を対象に、毎日キムチを大量に(210グラム程度)食べるグループと、少量(15グラム程度)しか食べないグループに分け、それ以外は同じ食事、同じ運動量で1週間過ごしてもらい、総コレステロール、LDLコレステロール、空腹時血糖の変化を見たところ、大量に食べるグループのほうが、少量しか食べないグループよりもすべての数値の低下が顕著であることが分かった。ただ、少量しか食べないグループでも、元々コレステロール値が最も高いレベルにあった人たち(総コレステロール190mg/dl以上、LDLコレステロール130mg/dl以上)の下げ幅は大きく、キムチはとくに脂質を下げる効果が高いことが判明した。また、どちらのグループも実験開始からわずか1週間で効果が出始めたそうだ。
キムチにはビタミンA、B、Cのほか、ラクトバチルスという乳酸菌が含まれている。韓国人のように毎日大量に食べるわけにはいかないだろうが、少量でも効果が出るのであれば、食生活に上手に取り入れてみるといいかもしれない。焼き肉を食べる際は、ぜひキムチも一緒に。
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