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2013.02.19 ★胃がん編(3)「予防の心得」 夕刊フジ
ピロリ菌で胃粘膜が萎縮すると、がんができる素地になる。ただし、すべての人が胃がんになるわけではない。何が違うのか。がん研有明病院・消化器センターの山口俊晴センター長に、胃がんを防ぐ生活のポイントを聞いた。
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胃がんが親から子供に遺伝することはないが、がんになりやすい体質は遺伝する。そこに生活中の発がん因子が加わるとリスクが高まる。
「特に胃がんの場合は食べ物の刺激が一番大きな発がん因子になる。しかし、“おこげ”など食品に含まれる発がん物質は微量。何トンも何年も食べ続けなければ起こらない。それよりも毎日、味付けに使う“塩分”を減らすことが大切です」
胃がんは、東北地方の日本海側に多い。秋田県が最も多いが、隣の岩手県は少ない。その差は、しょっぱい物をよく食べる食生活の違いだという。
食べ物の“熱”も発がん因子になる。
「熱で有名なのは“茶がゆ”。毎日のように朝から熱い茶がゆを食べる。すると、その熱の刺激で、がんができやすいと言われています」
だからといって悪い食生活をしていても20代で胃がんになることはあまりない。他にも発がん因子には、タバコや自然界の放射線の刺激もある。そのさまざまな刺激をトータルしたダメージが、ある一定量までたまるとがんが発病するという。
「問題は、その満期がどれぐらいなのか。人によって個人差があります。人の体には刺激で遺伝子が傷ついても治す能力がある。でも、その修復能力が弱いと、比較的少ない量の蓄積でもがんになるのです。強い人はがんになりにくい」
ヘビースモーカーでも長生きできる人は、修復能力が高いからだ。
とはいっても、修復能力の強さは現時点では調べることができない。避けられる刺激を避けることが予防の心得になる。
食事で言えば、しょっぱい食べ物はできるだけ控える、ひどく熱い状態の食べ物を胃袋に入れない。
「特にリスクのウエートが大きく、最優先するのは発がん物質を多量に含んだタバコを止めること。むやみにこの食べ物が悪いとか気を使う必要はない。胃がんの防止法(別項)は明らか。中でも最も大事なのは、禁煙と減塩、ピロリ菌除菌の3つです」
次回は、胃がんの治療法を取り上げる。(新井貴)
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