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米を食べて花粉症を治す? 研究が進む「治療米」の正体〈週刊朝日〉 
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/735.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 14 日 16:46:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130214-00000005-sasahi-hlth
週刊朝日 2013年2月22日号


 関東、東北、北海道では昨年の3〜7倍に――。日本気象協会が発表した今春のスギやヒノキの花粉飛散量だ。日本の花粉症患者は人口の約16%に上るといわれる。約2千万人の患者たちは、花粉の大飛散を前に、一体どう立ち向かえばいいのか。副作用や通院の負担が少なく、誰もが安全に治療できる方法は存在しないのだろうか。

 実は、そんな夢のような治療法の研究が、現在進行中だ。それが“食べて治す”、「スギ花粉症治療米」だ。

 農水省所管の農業生物資源研究所と日本製紙が、共同で研究開発を行っている治療米は一見するとただの米だが、副作用の起きない安全なスギ花粉タンパク質を遺伝子組み換え技術で米の内部に埋め込んだ、いわば米の形をした薬だ。

 農業生物資源研究所の高野誠研究主幹は、こう話す。「スギ花粉タンパク質は腸から吸収されます。一度の投与で大量のタンパク質を吸収できるので、投与期間は半年から1年ですむ。将来的には1日1パック(約80グラム)を半年以上食べ続けることで症状をなくすことを目標としています」。

 現在は動物実験の段階で、マウスを用いた薬効試験では、普通の米を食べたマウスよりも、花粉症を引き起こす抗体を約70%減少させた。また、くしゃみの回数も4分の1以下になるなど、高い効果が確認されているという。

「ヒトに対する臨床試験や遺伝子組み換えに対する抵抗感など課題はあるが、順調にいけば、7〜10年後には薬として承認が得られるようにしたい」(高野研究主幹)

 花粉症は米を食べて治す。そんな時代が来るかもしれない。

 

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01. 2013年2月18日 11:32:39 : xEBOc6ttRg
2013年 2月 15日 20:40 JST
年齢とともに失われていく嗅覚、阻止する方法も
記事

By ELLEN BYRON

 匂いを嗅ぐとは何てすてきなことだろう。鼻は勤勉な器官だ。それにほとんどの人が気づいているより、はるかに大きな力を持っている。香りに敏感であれば、風味をより多く感じることができ、より安全で、幸福感さえより多く与えてくれる。

 だが、警告しておく。人間の嗅覚は年齢とともに衰える。多くの人は30代になるまでに、それとわかるほど嗅覚が落ちる。食品の異臭やガス漏れにも気付かないほどにまで、徐々に衰えることもある。

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 一方で朗報もある。嗅覚を守り、さらにはより鋭くするために家庭でできることがあるのだ。シカゴにある嗅覚味覚療法研究財団のアラン・ハーシュ氏は「色覚障害の場合、赤と緑を一日中ながめていても色がわかるようにはならない」としたうえで、「だが匂いのことに関しては、実際に神経のつながりを活発にし、おそらく以前はわからなかった匂いがわかるようになる場合もある」と話す。

 嗅覚はそれを失うまで、完全にはそのありがたみがわからないものの1つだ。シカゴの元警察官でウィスコンシン州シャロン在住のパトリック・コリンズさん(62)は4年前にひどい風邪を患ったとき以来、香りのない生活に慣れようとしてきた。風邪が治った際、コリンズさんは嗅覚も一緒に消えたことに気づいた。これは比較的珍しいケースだ。医師らは風邪のウイルスが神経にダメージを与えたとコリンズさんに伝えた。

 コリンズさんはガス漏れ警報器を設置し、残り物を食べる前には妻に聞くようにしている。生後4カ月の孫娘と過ごす時間さえもその影響を受けている。「赤ん坊の匂いを嗅ぐことができないんだ」とコリンズさんは話す。

 嗅覚を失うと、たいがい味覚の一部も失われることになる。嗅覚と味覚の両方があって味がわかるのだ。ペンシルベニア大学の嗅覚味覚センターで責任者を務めるリチャード・ドティ氏は「口で噛んで飲み込むときに、食品から出る揮発性の分子が鼻腔の奥を通って鼻蓋にある嗅覚のレセプターに届く」としたうえで、「鼻をつまんでチョコレートを口に入れても、チョコの味がしないだろう」と指摘する。

 上気道の感染症、汚染、頭部外傷、それに糖尿病を含む病気はすべて嗅覚を悪化させる可能性を持っている。たばこの煙や化学的な煙霧といったもので一時的に起こる場合もある。

 だが、もっと油断ならないのは時間だ。専門家によると、視力や聴力が年齢とともに衰えるのとちょうど同じように、嗅覚も衰えるという。60歳になるまでに、約半数の人は嗅覚の衰えを感じ、80歳になるまでにはその数は4分の3に増える、とハーシュ氏は指摘する。嗅覚味覚療法研究財団は設立25年を迎える財団で、患者の診察のほか、製薬会社や民生製品を製造している業界向けの調査に加え、独自調査も行っている。

 米国では300万から400万人が嗅覚障害や完全な無嗅覚症、もしくは嗅覚の能力減退と診断されている、とハーシュ氏は予想する。ベビーブーマー世代が高齢になると、この数字は飛躍的に上昇するのではないかとみられている。

 嗅覚の能力が減退しつつあるベビーブーマー世代を対象にした、際立って香りの強い製品を販売することは企業にとって商機であろう。ただ、製品の差別化を図るため珍しい植物の香りを製品に使う企業も一部にはあるが、製品数はあまり増えていない。

 コンサルティング会社ブーズ・アンド・カンパニーで小売り部門の戦略責任者を務めるトム・ブリショク氏は「今、とてつもなく大きな商機があるのに、彼らは取り逃がしている」したうえで、「民生用の製品を作っているもっと多くのメーカーが、高齢になりつつある消費者が製品の風味や香りを楽しめる方法を見つける必要がある」と述べた。

 香りの違いを嗅ぎわけるために脳を鍛える方法としてハーシュ氏が勧めるのは「スニフ(匂いを嗅ぐ)セラピー」だ。自分の好きな香りのタイプを3種類から4種類――例えばシャンプーやせっけんに使われる花の香り、ベリー類やバナナなどの溌剌としたフルーツの香り、さらに別の種類、例えばコーヒーの香りなど――を選ぶ。たまねぎやアンモニアといった刺激性の香りは避ける。これらは嗅覚の能力を阻害するためだ。

 それから選んだ香りを1日に4回から6回頻繁に嗅ぐ。そうすると、最終的にさまざまな鼻のレセプターが活性化されるのだ。

 食べ物の香りを嗅ぐことはもはや生き残るために必要なスキルではないが、生物学的な目的をまだ果たしている。「危険を最初に警告するシステムだ」と指摘するのはモネル化学感覚センターの教職員パメラ・ダルトン氏だ。同氏はまた、「実際、香りにはより効果的に食物の消化と代謝を促す作用があるかもしれない」と話す。


02. 2013年2月18日 19:34:07 : xEBOc6ttRg
今月の『ナショナル ジオグラフィック日本版』
サソリの毒が、腰痛を治す!?

2013年02月18日 

 その日は、うだるように暑かった。

 休暇でメキシコ太平洋岸にある別荘を訪れていたマイケル(仮名)は、椅子にかけて乾かしてあった海水パンツをはくと、プールに飛び込んだ。だが水の心地よさを味わう代わりに、激しい痛みに襲われた。マイケルはあわててパンツを脱ぎ捨てると、裸のままプールから飛び出した。太ももの裏側が焼けるように痛い。

 マイケルは、水の中を漂っていた黄色い小さな生き物をプラスチック製の容器にすくい入れると、別荘の管理人に付き添われて病院へと急いだ。医師は、その生き物が北米でも有数の毒サソリ、バークスコーピオンであるとひと目で見抜いた。刺されると全身に電気ショックを受けたような衝撃が走り、死に至ることもある。幸いにも、その一帯にはよくいるサソリだったので、すぐに抗毒素血清の注射が打たれ、30時間ほどで痛みは消えた。

 意外だったのはその後のことだ。マイケルは8年前から、強直性脊椎炎という自己免疫疾患にかかり、慢性的な腰痛に苦しんでいた。最悪の場合、背骨が曲がってしまうこともある病気で、発症のメカニズムはまだ解明されていない。「毎朝のように腰が痛み、ひどいときには歩くことすらできなかった」とマイケルは言う。

 だが、サソリに刺されてからは腰痛が消え、2年たった今では、ほとんど薬を飲む必要もなくなった。医師であるマイケル自身は、サソリの毒が腰痛の治療に役立ったとは安易に断言しないが、それでも「腰痛がぶり返したら、またあのサソリに刺してもらうよ」と語る。

刺咬毒には薬としても有益なものがある
 生物由来の毒の中でも、ヘビやハチ、サソリなどが牙や針先から分泌する毒は「刺咬毒」と呼ばれている。自然界で最も強力な毒で、もっぱら敵や獲物の動きを麻痺させるために進化してきた。

 皮肉なことに、殺傷能力のある刺咬毒には薬としても有益なものがある。刺咬毒の成分から生まれた心臓病や糖尿病の特効薬はすでに広く使われていて、今後10年のうちには、自己免疫疾患やがん、痛みに対する新しい治療法が出てくる可能性もある。


カメルーンに生息するヘビ、ジェイムソンマンバの鋭い牙は、中が空洞になっている。ここから出る毒素は、呼吸器を麻痺させ、かまれた人間は数時間で死亡する。その毒を利用した心臓病の薬の開発が進んでいる。 (Mattias Klum /National Geographic)
[画像のクリックで拡大表示]
 「一つや二つの特殊な薬ではなく、さまざまな分野の新薬が生まれるでしょう」と語るのは、ナショナル ジオグラフィック協会の支援を受けて生物毒を研究するゾルタン・タカシュだ。これまでに研究された毒素は1000種類弱だが、すでに10種類以上の薬が商品化されている。

「解析を待っている毒素は2000万種類を超えるでしょう。これは大変な数です。刺咬毒は薬理学に新たな道を開いたのです」
(『ナショナル ジオグラフィック日本版』2013年2月号特集「生物の毒が人間を救う」より)

『ナショナル ジオグラフィック日本版 2013年2月号』
特集「帰ってきたカワウソ」のほか、「ヘビやサソリの毒を薬に」「手作りボールでサッカー」「秘境パミール高原 忘れられた遊牧民」など5本の特集を掲載しています。
http://nationalgeographic.jp/nng/magazine/


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