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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130125-00000004-sasahi-hlth
週刊朝日 2013年2月1日号
「混浴温泉には、脳の老化を防ぎ、認知症予防につながる効果もあります」。耳寄りな話を聞かせくれたのは、老年精神医学が専門の和田秀樹教授(国際医療福祉大学大学院)だ。認知症は寝たきりなど要介護状態になる原因の第2位。2025年には、65歳以上の日本人の約16%がかかるという試算もある(エイジング総合研究センター調べ)。治療法が確立していない現状では、“予防”に役立つことはぜひ実践したい。
とはいえ、混浴が認知症予防になるとは、いったいどういうことなのか。「脳の前側、『前頭葉』は行動や感情を制御するスイッチ。前頭葉の老化が進むと、同じ行動を何度も繰り返す、暴力的になるなど認知症特有の症状が目立ちます。だから日常生活のなかで、いかに前頭葉を活性化させ、機能を保つかが大切です」
なるほど。しかし、前頭葉の活性化と“混浴”とどんな関係があるというのか。和田教授が続ける。「前頭葉は意欲や好奇心に関わっている部分なので、決まりきった生活のなかでは刺激されません。漢字や数字などを用いた脳トレも大きな効果はないでしょう。むしろ、混浴の、『裸を見られたら恥ずかしい』などといった予想がつかないハラハラ、ドキドキがとても効果的なのです」
つまり、混浴は脳に“恋愛”と似たような刺激を与えてくれるというわけか。
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