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会社などの健康診断の数値を改めてじっくり見てみよう
“高コレステロール”に注意! 気づいたときには動脈硬化寸前
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121211/dms1212110711003-n1.htm
2012.12.11 夕刊フジ
60歳以上の男性は、2人に1人が高コレステロールといわれる。。血圧と異なり日常意識しにくいコレステロール値だが、気づいたときには動脈硬化をもたらす寸前になっているかも。寒い季節、脳卒中や心筋梗塞のリスクはいっそう高まるだけに要注意だ。
【善玉低すぎも問題】
コレステロール値は、近年、チェック項目が変わった。総コレステロール値は重視されなくなっている。血液検査で特に数値のチェックが必要な要注意項目は次の3つだ。
◎LDL(悪玉コレステロール)値が140超
◎HDL(善玉コレステロール)値が40以下
◎中性脂肪(TG)が150以上
これらのうち、ひとつでも当てはまれば、動脈硬化のリスクが高い立派な「脂質異常症」。以前は「高脂血症」という名称だったが、最近はこう呼ばれている。
また、『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版』では、これまで「善玉」とされてきたHDLについて、「40mg/mL以下を低HDLコレステロール血症」と初めて定義した。
HDLは健康診断では項目に挙がらないこともあり、見落とされる可能性がある。「低いから大丈夫」とばかりは言えないのだ。
【自己責任でチェック】
内科・血液内科を専門とするナビタスクリニック東中野(東京都中野区)の濱木珠恵院長はこう話す。
「日本人の死因の第2位は心臓病、第3位は脳卒中。いずれもコレステロールに起因する動脈硬化が原因です。太っているかどうかは関係がない。自覚症状がないまま数値が進んでいくので、定期的に健康診断を受けて、自分のコレステロール値をチェックしてください」
コレステロール値を上げる要因は年齢(男性45歳以上、女性50歳以上)、高血圧、喫煙、家族歴、糖尿病など。
定年後は健康診断の機会を失いがちだが、しばらく血液検査をしていない人は、すぐに病院で検査すべきだ。数値が正常値を大きく逸脱している場合以外は、食生活や運動による日常生活の改善だけで十分、下げられるという。
濱木院長は「たとえば、LDLが、120から139の間なら境界性と判断される。3カ月から半年程度、栄養や運動指導を受けながら、日常生活を工夫していく。うまくいけば、このまま正常値に戻る場合もあります」と説明する。
【散歩、家事、薬】
運動が体に良いといわれても、習慣のない人がいきなりランニングなどを始めるのは難しい。そこで、濱木院長がすすめるのは、散歩と家事だ。
「ひと駅手前で降りて歩く、住まいの掃除をこまめにする、などで続けられるものを選びたい。こういった軽い生活改善でよくなる人は多いのです」
食事や運動療法で効果が上がらなければ、スタチン製剤という薬を1日1回使うことになるが、薬ですべてOKというわけではない。そのままの生活を続ければ、数値は簡単に改善しないのは当然。やはり生活習慣を見直す必要はある。
長期間、食事をコントロールするのは一見、険しい道だが、濱木院長は、こうアドバイスする。
「要はバランスの問題です。食べる人は生きる気力が強い。たまには好きなものを食べて飲んでもいい。そうするためにこそ、長い目で運動と食事制限を続けていく。『動脈硬化という見えない病気が今、自分の身体のなかで少しずつ作られている』と考えて、ゆるく細く長く調節していきたい」(濱木院長)
今日から、少しずつ歩いてみよう。
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