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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121109-00000000-woman-ent
日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 11月9日(金)16時13分配信
今、医学界でホットな話題の一つがビタミンD。
「ビタミンDって、骨を強くする以外の働きがあるの?」
という人には、今回の記事でそのパワーに驚くこと確実です。
A、B群、C、E……と数あるビタミンの中でも、地味な存在だったビタミンD。それが今や世界中で注目を浴びている。
「ビタミンDは、ほかのビタミンとは別格。ホルモンに匹敵するほどの重要な役割を持っており、万能ビタミンと呼ぶ人もいるほど大切なもの」と語るのは、以前からビタミンDの重要性を訴えてきた満尾クリニック(東京都渋谷区)の満尾正院長だ。
ビタミンDが発見されたのは、産業革命当時のイギリス。工場から出る煤煙による日照不足が原因で、骨が弱って変形する「くる病」の子供が続出。そうした子供に肝油を与えたところ、症状が改善したことからその有効成分として注目された。それが最近の研究によって、ビタミンDには骨を丈夫にするだけでなく、うつの予防、がんの予防、カゼ・インフルエンザといった感染症の予防、ダイエットなど、さまざまな効用があることが分かってきた。
ところが今、その大切なビタミンDが不足している人が増えているという。「血中のビタミンD濃度は30〜60ng/mlがベスト。20ng/ml以下では少なすぎるが、若い女性にそれ以下の人が多い」と満尾院長は指摘する。
体内ビタミンDを増やすには日光浴と魚食がポイント
ではなぜ、若い女性でビタミンDが不足しているのか。その原因を探るには、ビタミンDが体の中でどのように作られるかを知っておく必要がある。
ビタミンDの補給には主に二つの方法がある。一つは、日光をたっぷり浴びる方法、もう一つは食事からとる方法だ。
「太陽光に含まれる紫外線、その中でもUV-Bと呼ばれる波長の光を皮膚が受けると、体内でコレステロールからビタミンDが合成される。夏なら半袖・短パンで週に3回、30分間ずつ日光浴すれば、ほぼ十分なビタミンDが作られる」と満尾院長。ただし、食事からビタミンDをとることも可能だ。なかでも効率的にとれるのが魚。ビタミンDを含むプランクトンを食べることで魚の体内にビタミンDが蓄積し、それを人間が食べることで私たちの体内にもビタミンDが取り込める。
若い女性にビタミンDが少ないのは、紫外線による肌への影響が知られるにつれUVケアが当たり前になったうえ、食生活の変化により魚を食べる機会が減ったから。これらの生活習慣の変化により、今、ビタミンD不足が深刻になっている。「オフィスワークや家事で外に出る機会の少ない人は、意識してビタミンDをとる必要がある」と満尾院長はアドバイスする。
<この人に聞きました>
満尾正さん
満尾クリニック院長
医学博士
北海道大学医学部卒業。日本で初の米国アンチエイジング学会認定医取得。2001年にキレーション治療を中心としたアンチエイジングクリニックを開設。高橋迪雄さん
東京大学名誉教授
農学博士
1999年まで東京大学農学部教授。著書に『ヒトはおかしな肉食動物』 (講談社プラスアルファ文庫)。グローバルニュートリショングループ常勤顧問。
取材・文/二村高史 写真/臼田洋一郎 スタイリング/椎野糸子 ヘア&メイク/森谷まりこ モデル/津山祐子
デザイン/波多英次 構成/堀田恵美
日経ヘルス 2012年12月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります
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「ビタミンDって、骨を強くする以外の働きがあるの?」
という人には、今回の記事でそのパワーに驚くこと確実です。
A、B群、C、E……と数あるビタミンの中でも、地味な存在だったビタミンD。それが今や世界中で注目を浴びている。
「ビタミンDは、ほかのビタミンとは別格。ホルモンに匹敵するほどの重要な役割を持っており、万能ビタミンと呼ぶ人もいるほど大切なもの」と語るのは、以前からビタミンDの重要性を訴えてきた満尾クリニック(東京都渋谷区)の満尾正院長だ。
ビタミンDが発見されたのは、産業革命当時のイギリス。工場から出る煤煙による日照不足が原因で、骨が弱って変形する「くる病」の子供が続出。そうした子供に肝油を与えたところ、症状が改善したことからその有効成分として注目された。それが最近の研究によって、ビタミンDには骨を丈夫にするだけでなく、うつの予防、がんの予防、カゼ・インフルエンザといった感染症の予防、ダイエットなど、さまざまな効用があることが分かってきた。
ところが今、その大切なビタミンDが不足している人が増えているという。「血中のビタミンD濃度は30〜60ng/mlがベスト。20ng/ml以下では少なすぎるが、若い女性にそれ以下の人が多い」と満尾院長は指摘する。
体内ビタミンDを増やすには日光浴と魚食がポイント
ではなぜ、若い女性でビタミンDが不足しているのか。その原因を探るには、ビタミンDが体の中でどのように作られるかを知っておく必要がある。
ビタミンDの補給には主に二つの方法がある。一つは、日光をたっぷり浴びる方法、もう一つは食事からとる方法だ。
「太陽光に含まれる紫外線、その中でもUV-Bと呼ばれる波長の光を皮膚が受けると、体内でコレステロールからビタミンDが合成される。夏なら半袖・短パンで週に3回、30分間ずつ日光浴すれば、ほぼ十分なビタミンDが作られる」と満尾院長。ただし、食事からビタミンDをとることも可能だ。なかでも効率的にとれるのが魚。ビタミンDを含むプランクトンを食べることで魚の体内にビタミンDが蓄積し、それを人間が食べることで私たちの体内にもビタミンDが取り込める。
若い女性にビタミンDが少ないのは、紫外線による肌への影響が知られるにつれUVケアが当たり前になったうえ、食生活の変化により魚を食べる機会が減ったから。これらの生活習慣の変化により、今、ビタミンD不足が深刻になっている。「オフィスワークや家事で外に出る機会の少ない人は、意識してビタミンDをとる必要がある」と満尾院長はアドバイスする。
<この人に聞きました>
満尾正さん
満尾クリニック院長
医学博士
北海道大学医学部卒業。日本で初の米国アンチエイジング学会認定医取得。2001年にキレーション治療を中心としたアンチエイジングクリニックを開設。高橋迪雄さん
東京大学名誉教授
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1999年まで東京大学農学部教授。著書に『ヒトはおかしな肉食動物』 (講談社プラスアルファ文庫)。グローバルニュートリショングループ常勤顧問。
取材・文/二村高史 写真/臼田洋一郎 スタイリング/椎野糸子 ヘア&メイク/森谷まりこ モデル/津山祐子
デザイン/波多英次 構成/堀田恵美
日経ヘルス 2012年12月号掲載記事を転載
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