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サンマや鮭など、魚を上手にとろう
低カロリー食で長生きするとは限らない!? 米で衝撃の実験結果
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121023/dms1210230711000-n1.htm
2012.10.23 夕刊フジ
米国で行われた動物実験による研究結果で、低カロリー食のサルと、標準食のサルでは、寿命が変わらないことが報告された。従来の「低カロリー食は長生きする」という研究報告を打ち消す内容で話題を呼んでいる。果たして、秋の味覚をたらふく食べてもOKなのか。専門医に話を聞いた。
■ちょい太りOK!
これまで、低カロリー食(標準食の30%以上減)を続けていると、心疾患や脳血管障害、がんなどになりにくく、結果的に「長寿」になるとの研究報告は多数あった。
ところが、米国立老化研究所の23年間に渡るアカゲザルを使った実験結果では、標準食でも、低カロリー食でも寿命が変わらないことが最近、明らかになっている。
日本抗加齢医学会専門医・評議員の東海大学医学部付属東京病院・西崎泰弘副院長が説明する。
「この実験内容では、低カロリー食の方が、やはり病気にはなりにくく老化も抑制されています。ところが、寿命は変わらない。それが議論を巻き起こしているのです。この実験の標準食のサルたちは、管理されたエサにより小太り程度です。標準体重には幅がありますから、健康的にちょっと太っている程度なら、無理にダイエットに励まなくても寿命に差はないというわけです」
食事制限をして無理に体重を落とし過ぎると、感染症などの病気になったときに抵抗力が低く死亡率がアップする。もちろん、太りすぎは動脈硬化や発がんのリスクが増すのでNGだが、痩せすぎもダメ。ちょい太りはOKというわけだ。
■活性酸素に要注意
そもそもなぜ低カロリー食の実験では、病気になりにくいという報告があったのか。
「人間は、食事をする度に、細胞を傷つける『活性酸素』が体内で爆発的に発生します。暴飲暴食が病気に結びつく一因には、活性酸素が関与しているのです。低カロリー食で食事量が制限されると、活性酸素量が減少するため、病気へのリスクが下がると考えられてきたのです」(西崎副院長)
カロリー制限をすると、長寿遺伝子と言われる「サーチュイン遺伝子」も働くようになり、老化を遅らせることができる。サーチュイン遺伝子は、25%以上のカロリーカットを継続することで活性化されるそうだ。
■ポリフェノール味方
サーチュイン遺伝子を働かせるには、食事制限が不可欠となる。となると、やはり、秋の味覚を食べ過ぎるのはよくないのだろか。食べ方にもよるようだ。
「サンマには不飽和脂肪酸が含まれていて、動脈硬化の抑制に役立ちます。鮭に含まれるアスタキサンチンはカロテノイドの一種で、活性酸素や動脈硬化を抑制します。また、果物や赤ワインに含まれるポリフェノールは、食事で発生する活性酸素を抑えるのです。総カロリーさえ意識すれば、秋の味覚は身体に良い成分も豊富なので、ぜひ堪能していただきたい」と西崎副院長が太鼓判を押す。
もちろん食べ過ぎはご法度。魚の塩焼きの塩分過多や、甘い果物の食べ過ぎにもご用心。秋の味覚をたっぷり食べたら、ご飯の量を減らすなどの工夫をするのは不可欠だ。そして運動も忘れずに。「とくに食べ過ぎたと思ったら積極的に身体を動かしてください。内臓脂肪を増やさないことが一番大切です」(西崎副院長)
バランスを考えながら旬の食材を食べよう。
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