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秋に増える“頻尿”対策!その影に潜む病気とは
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121012/dms1210120716009-n1.htm
2012.10.12 夕刊フジ
秋風が冷たく感じると、トイレが近くなりやすい。前立腺肥大症の人は、夜中にトイレに何度も起きる。あるいは病気と診断されたこともないのに夜中に目が覚める。なぜ秋は頻尿になりやすいのか。そして、その影に潜む病気について、専門医に話を聞いた。
■1日9回以上
排尿回数には個人差があるが、健康的な人は1日8回以下が正常とされている。9回以上になると頻尿の可能性が大。しかも秋に「回数がふえた」と感じる人も多い。
やじま泌尿器科クリニック(神奈川県相模原市)の矢島通孝院長が説明する。
「秋にトイレが近くなったと訴える患者さんは、珍しいことではありません。一般的に膀胱に200cc程度の尿がたまると尿意を感じます。夏は汗で体内の水分が減少しやすく、尿量も少なくなり、尿の回数が減りやすい。しかし、秋になると発汗量が減るため、その分、尿量が増えてトイレが近くなったと感じやすいのです」
ただし、単に汗の量が減るだけでなく、別の理由も潜んでいることも…。知らぬ間に前立腺肥大症が進んでいるだけでなく、もうひとつ、突然引き起こされる病気がある。
■過活動の膀胱
健康な人の1日の排尿量は1000〜1500cc。ビールや水をゴクゴク飲んで体内の水分量が増えると、その分、排尿量も増える。
ところが、体内の水分量が多いわけでもないのに、尿の回数が多い人がいる。その原因として、「過活動膀胱(かかつどう・ぼうこう)」がある。
「突然強い尿意を感じる『尿意切迫感』の症状が伴い、頻尿、切迫性尿失禁も特徴的な症状です。神経系の病気などの原因がはっきりしていることもありますが、多くは原因不明です。年齢や性別に関係はありません。症状は薬の服用で軽減されますので、尿量が変わらないのに頻尿になったときには、医療機関の受診をお勧めします」(矢島院長)
尿量測定は自宅で可能だ。休日の朝から翌朝まで、トイレに行くたびに計量カップで尿量を測り、回数と量を記入することで判明する。
■寝る前に入浴
就寝後から起床後1回目の排尿を「夜間尿量」というが、その量が増えている人もいる。夜間尿量の合計が、仮に500ccとする。1日の尿量の合計1500ccで割った割合は約33%。
この算定法で65歳以下の人は、夜間尿量÷1日の尿量=20%以上だと「夜間多尿」だ。65歳以上の場合は33%以上が目安。
「夜間の尿量が多くなれば、当然、夜間にトイレへ行く回数も増えます。ホルモンのバランスなどの関与もありますが、夜間多尿の人の多くは、寝る前の水分の摂り過ぎが原因のことが多い。夕方以降の水分量を減らしてみてください」(矢島院長)
仕事の後に1杯だけのつもりが、2杯目、3杯目。そして、「血液をサラサラにしたい」と、寝る前に水をゴクゴクと飲む。そのまま布団に入ると、当然のことながら水分の摂り過ぎで、夜間に尿意で目が覚めやすい。頻尿を防ぐには、水分摂取はほどほどにする。さらに入浴法の工夫も一助になる。
「身体の芯から温まって眠ると、夜間頻尿は起こりにくくなります。寝る前に温めのお湯にゆっくり浸かってみてください。アンカや電気毛布のような部分的に身体を温める方法よりも、入浴で全身を温める方が効果的です。水分制限と身体を温めて頻尿が続くようならば、一度、医療機関に相談してみてください」と矢島院長はアドバイスする。
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