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あなたの血管を健康に!タマネギエキスで夏を乗り切る
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33029
(「仕事のヒント」取材班) 現代ビジネス
ジメジメとした梅雨も明け、いよいよ夏本番。昨年に続いて2度目の節電の夏を迎えるにあたり、やはり気になるのが暑さ対策、熱中症対策だ。節電のために暑さを我慢しすぎれば、熱中症になる恐れがあるだけでなく、脱水症状による脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクも高めてしまう。
■全身の健康は血液・血管の健康次第
ジメジメとした梅雨も明け、いよいよ夏本番。昨年に続いて2度目の節電の夏を迎えるにあたり、やはり気になるのが暑さ対策、熱中症対策だ。節電のために暑さを我慢しすぎれば、熱中症になる恐れがあるだけでなく、脱水症状による脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクも高めてしまう。冬に多いと思われてきた脳梗塞、心筋梗塞の発症だが、むしろ、水分不足によって血液がドロドロになりやすい夏に一番多く、注意が必要だ。
脱水症状と熱中症の対策には、こまめな水分補給が重要となる。とはいえ、水分であれば何でもよいというわけではない。カフェイン入りのドリンクやビールには利尿作用があることから、摂取した以上の水分の排出を促してしまい、かえって逆効果となってしまう。
暑さによる睡眠不足にも警戒したい。睡眠には血管の損傷を修復する効果があるが、寝不足の状態が続くと、血管を修復する時間が十分にとれずに、血管の損傷が進んでしまう。その結果、動脈硬化を招き、やはり脳梗塞、心筋梗塞のリスクを高めてしまうのだ。
このように夏の暑さは、私たちの血液や血管に大きなダメージを与える要因となっている。さらに言えば、血液は頭の先から足のつま先まで全身を巡っており、その流れが悪くなれば、健康状態そのものにも影響が出てしまうのだとか。つまり、全身の健康は、血液・血管の健康次第なのである。
「心臓から全身に血液を送り出す血管である動脈は、外膜、中膜、内膜の3層構造になっていて、内膜の一番内側の細胞層を血管内皮と呼んでいます。血管内皮は、NO(一酸化窒素)をはじめとするさまざまな物質を分泌し、血管の調節機能をコントロールする重要な役割を果たしています。一方で、血液と直に接する組織であるため、血液中のニコチンやコレステロールの悪影響を受けやすく、それが原因で血管内皮の機能が低下してしまうことも少なくありません。この血管内皮機能が低下すると、その後さらに動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしやすくなるのです」
血管の主な機能について解説してくれたのは、動脈硬化性疾患の予防治療を行う、東京シーサイドクリニックの中川敬一院長。中川院長いわく、血管内皮機能の低下でとくに怖いのは、自覚症状がないことだという。
ジメジメとした梅雨も明け、いよいよ夏本番。昨年に続いて2度目の節電の夏を迎えるにあたり、やはり気になるのが暑さ対策、熱中症対策だ。節電のために暑さを我慢しすぎれば、熱中症になる恐れがあるだけでなく、脱水症状による脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクも高めてしまう。
「血管内皮機能低下の原因の多くが、コレステロールや糖分の高い食事、過度な飲酒や喫煙、運動不足といった生活習慣にあります。しかし、血管機能の低下や障害は自分では気づきません。その異常を見過ごしたまま動脈硬化を進行させ、ある日突然、脳梗塞や心筋梗塞など、命に関わる病気を引き起こすのです」(中川院長、以下同)
これまで何も考えずに不摂生を続けて来たという人も多いと思うが、中川院長の示す最悪のシナリオだけは是が非でも避けたい。ひとつ明るいニュースを挙げれば、血管をやわらかく働かせる内皮機能が低下してしまっても、早期であれば、食事や運動、禁煙といった生活習慣の改善によって血管内皮機能は回復することが、最近判明してきたのだという。しかも、何歳からでも若返らせることができるという。思いたったが吉日。今からでも対策は遅くはない。
■タマネギの血管内皮改善効果に注目
そんななか、7月19日・20日に開催された第44回日本動脈硬化学会で、興味深い研究結果が発表された。タマネギエキスを継続的に摂取することで、血管内皮機能が改善されることが明らかとなったのだ。
濃色野菜や柑橘類、ベリー類などの果物やお茶などの食物にはポリフェノールと呼ばれる抗酸化物質が含まれており、血管を保護する作用をもつと言われている。これまでにもさまざまな疫学調査で、心疾患リスクを低減させる効果が報告されてきた。なかでもタマネギには、このポリフェノールの中でも抗酸化力が強い「ケルセチン」が豊富に含まれており、血管内皮機能を改善することが示されている。
ハウス食品株式会社中山氏ら研究チーム(共同研究者:広島大学 東教授)は、健常男性22名に、ケルセチン51mgを含むタマネギエキスを約30日間摂取させ、FMD値の測定を行った。FMD値とは血管内皮機能を判断する指標のこと。その値が高いほど血管内皮機能が正常であると判断することができる。結果は、タマネギエキスの摂取後のFMD値が摂取前と比べて有意に上昇。タマネギエキスの継続摂取によって、血管内皮機能を改善することが認められたのだ(グラフ参照)。
学会発表された研究結果。タマネギエキスの継続摂取により、食後FMD値は5.1%から6.7%に上昇。データ:ハウス食品の第44回日本動脈硬化学会総会・学術集会(2012年)発表から一部引用
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/d/0/400/img_d05861a0a969c176b824f10f77e3ab8c652997.jpg
ジメジメとした梅雨も明け、いよいよ夏本番。昨年に続いて2度目の節電の夏を迎えるにあたり、やはり気になるのが暑さ対策、熱中症対策だ。節電のために暑さを我慢しすぎれば、熱中症になる恐れがあるだけでなく、脱水症状による脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクも高めてしまう。
「タマネギのなかに動脈硬化を予防するポリフェノールの一種があって、一定の効果が数値として出たということから、動脈硬化性疾患の予防効果を裏付ける結果になったと思います。私自身、患者さんに対して、まずは生活改善や食事療法から始めるので、薬に頼ることなく、動脈硬化を改善できる食材が今後も発見されていくといいですね」
上記の実験で、1日に投与されたケルセチンは51mg。これはタマネギ約1個分に相当する。しかも、ケルセチンは通常は捨ててしまうタマネギの皮の部分に多く含まれており、毎日丸ごと1個を食べ続けるのは並大抵のことではない。
「血管内皮の改善機能を持つ食材はタマネギのほかにもあるので、まずは何があるかを把握しつつ、それらを普段の食事のなかでバランスよく摂取するのもいいと思います。それでも補えない部分については、タマネギエキスなどが配合されたサプリメントを上手に活用するのも、ひとつの方法でしょう。特に動脈硬化を予防しなければいけない人にとっては、心強い強い味方になるのではないでしょうか」
普段から食事やライフスタイルに気を配り、血管を健康に保つことで、全身の健康につながる。こまめな水分補給とタマネギの摂取で、節電の夏を元気に乗り越えたい。
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