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真剣に虫垂のことを研究したら凄く人間を助けてくれる器官だった
2012年07月04日
長年、医学界では虫垂が不必要なものであるとのこれまでの見解を変えず、また激しい痛みを伴う炎症を起こし、早期の摘出が必要であることのみ注目してきました。しかし現在では、人間の腸にある盲管への評価は、免疫学者チームの理論により変えられてきている。
アメリカの科学者たちは、虫垂がバクテリアの「安全な隠れ家」として機能しており、アメーバ赤痢あるいはコレラのような菌が宿主の善玉菌を殺してしまうような病気に罹った後、消化システムを再活性化させ健全な消化を促す機能があることを発見した。
だが、この機能は現代の工業化社会によって不必要なものとなっていた。現在の人口密度はとても高く、人々はお互いから必要なバクテリアを選択することで、虫垂がなくても腸の生体を再成長させていけるためであると研究者は述べている。
しかし、かつて広大な土地にまだわずかな人口しかなく、その全ての地域にコレラという伝染病が蔓延した時、虫垂は生存者に極めて重要なバクテリアを与えていた。
外科部門の教授であり、盲腸が有益な臓器であるという認識を確立した科学者の一人であるビル・パーカー氏によると「虫垂の機能はどうやら人間の消化システムに住む大量のバクテリアと関係しているようである」また、「大腸の中で、食物や細菌の通常の一方向のちょうど下に位置する虫垂が、理論をサポートしている」と説明してくれた。
他の研究では、虫垂がおそらくまだ有用である発展途上国においては、人々が虫垂炎に罹る率はアメリカよりも低いと彼は話している。
デューク大学メディカルスクール、ノースカロライナのチームによって作られた理論は、理論生物学ジャーナルで発表され、科学者たちのコミュニティーの間に広がっていきました。それは「非常に可能性のある」虫垂機能の説明であり、また「驚くほど理に適っている」と、ボストンのブランダイス大学生物化学教授のダグラス・シオボールド氏は述べました。また、「私は、結果的に扁桃腺と同じようなものを見つけること確信しています」とミシガン大学の内科、微生物学教授であるゲリー・ハフナゲル氏は述べている。
虫垂は2から4インチの長さのイモムシのような形の管で、大腸の入り口付近から突き出ていて、医者は通常それが感染を起こし炎症を起こしてしまう前に切除します。炎症を起こした虫垂は腹膜炎を起こし、それが原因で死に至ることもある。イギリスでは、虫垂炎の多くが8歳から14歳の間に発症していおり、6人に1人が虫垂を取り除いている。また、NHS(イギリスの国営医療サービス)は年間約39,000件の 虫垂切除手術を行っている。
その他の「余分な部分」をピックアップ!
* 男性の乳頭
男性は乳頭と乳房組織を持ち、それらは刺激を受けることにより母乳を作ることができます。また、乳癌に罹る可能性もあります。
* 親知らず
初期の人類には余分な臼歯があり、大量の食物を噛むのに役立っていました。
* 尾骸骨
今から6百万年前、人類が直立歩行歩きだす前に失われた尻尾の名残です。
* 余分な肋骨
人間には12本の肋骨がありますが、全体の約8%の人々がチンパンジーやゴリラのように14本の肋骨があります。
≫人間がまだ進化しているという5つの徴候 -進化スピードは100倍-
≫The appendix does have a use - re-booting the gut
タグ :海外ニュース研究結果
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