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「毎日やろう足の観察」
【気になるこの症状】“糖尿病”患者の水虫、足の切断の恐れも
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120621/dms1206210714002-n1.htm
2012.06.21 夕刊フジ
水虫は、自覚のない人でも4人に1人は見つかる病気。通常、命に危険はないが、糖尿病であれば要注意。感染しやすい上に傷ができれば化膿しやすく、足の切断に至る恐れもある。水虫菌(白癬〈はくせん〉菌)が活発になるこの時期は対策が重要だ。
■罹患率が2−3倍高い
糖尿病があると体の抵抗力が落ちるので、水虫に限らず、健康の人より感染症を合併しやすい。
水虫治療の名医で知られる「仲皮フ科クリニック」(埼玉・川越)の仲弥(わたる)院長は「糖尿病患者の水虫の罹患率は、足水虫で50%前後、爪水虫で20数%。糖尿病でない人より2−3倍、水虫にかかりやすい」と指摘する。
水虫は、当初は強いかゆみを伴う急性型から始まり、それを毎年繰り返していると、かかとなどのひび割れや足爪がボロボロになるかゆみのない慢性型に移行する。水虫を根治するには、かゆみのない水虫を見逃さないことが重要という。
■水虫から足の切断も
糖尿病患者の水虫が警戒されるのは、水虫菌自体が直接怖いわけではない。仲院長は「怖いのはひっかいたり、水ぶくれが潰れたり、足に傷を作るキッカケになること」とこう説明する。
「糖尿病患者は足に小さい傷口でもできると、そこから黄色ブドウ球菌などの細菌感染が起こり、容易に潰瘍や壊疽(えそ)に発展してしまう。拡大するスピードが速いので、受診が遅れると足を切断しなくてはいけない恐れがでてきます」
普通なら足に傷や潰瘍ができれば痛くてたまらない。だが、糖尿病が悪化すると末梢神経障害があって感覚が乏しくなるので痛くない。足の病変に気づきにくいのだ。皮膚科の外来では「なぜ、ここまで放置していたのか」と思うほど、ひどい壊疽の状態になってから初めて受診する人も少なくないという。
■毎日、足を見る・触る
糖尿病の人は水虫だけでなく、タコ、ウオの目、深爪、巻き爪など、とにかく足の傷や病変には十分に注意。見つけたら『痛い・かゆい』の症状に関わらず、すぐに受診して早期のうちに治しておくことが肝心だ。
「日常のフットケアでは、足の状態を毎日よく観察することが大切です。ただ見るだけでなく、硬くなっているところがないか必ず触って観察してください」(仲院長)
タコやウオの目は自分で削らず、皮膚科で処置してもらうこと。水虫予防は、基本的に足を1日1回きれいに洗っていれば感染しないという。
仲院長は「爪水虫や角質がひび割れる水虫は内服薬でないと治りません。薬の飲み合わせもあるので常用薬は必ず医師に伝えてください」とアドバイスする。
《糖尿病患者のフットケアポイント》
★足の状態を毎日よく見て・触って観察する(皮膚のひび割れ・ふやけ・炎症・水ぶくれ・傷、爪の変色や変形、タコ、ウオの目はないか)
★毎日、足を洗って、よく乾燥させる
★足を洗う時は強くこすらない
★通気性・吸湿性の高い靴下を選ぶ
★なるべく白い靴下を履く(出血があれば分かりやすい)
★足に合った靴を履く
★足爪を切る時、深爪に注意する
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