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3度の“がん告知”で痛感…早期発見が大切
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120619/dms1206190728002-n1.htm
2012.06.19 夕刊フジ
がんの発見はある日、突然訪れる。
現在、NPO免疫療法懇談会の事務局長を務める市川恭さんに、がんが見つかったのは、生保会社を62歳で退職して半年後のことだ。
「たまたま地域でがん検診をやっていて、何気なく軽い気持ちで胃の内視鏡検査を受けてみたんです。そうしたらポリープが見つかって、医師から取った方がいいと…」
5日間入院して、ポリープ状の病変を切除。悪性かどうか病理検査の結果が出るまで20日間の時間があったという。
「ひとりで結果を聞きに行ったとき、その場で告知されました。もちろんショックではありましたが、それまでに図書館やネットで自分なりに調べていたので『やっぱり』というある程度の覚悟はできていました」
胃の出口付近にできていたがん病変は、幸い粘膜にとどまる早期がん。リンパ節や遠隔への転移もなかったという。
「がんを経験した重い気持ちが楽になったのは、国立がんセンターの医師の講演会を聞きに行ってからです。中高年になって、がんになるのは仕方がないことで、なった以上はジタバタしないでがんと共存していこうと思えるようになりました」
だが、体重も戻り、気持ちも落ち着いてきた翌年、新たながんが見つかる。痛風治療で大学病院へ行ったとき、前立腺がんのPSA検査を勧められたのがきっかけだ。
「数値が高く、生検を受けたら前立腺内にとどまるがんでした。治療は放射線やホルモン療法もあり、手術で前立腺を取るか取らないか。この時は、かなり心配した妻から『セカンドオピニオンの先生に相談したら』と言われ、先生のお話を参考に切除を選択しました」
2度のがんを克服した後もボランティア活動に取り組む市川さんだったが、『2度ある事は3度…』。最初の胃がんから8年後の2007年、また新たな胃がんを発症した。
「胃は完治したと思っていたので、油断していた」。3度目は症状が現れて気づいた“進行がん”だったため、胃の3分の2を切除したという。
3度の告知を経験して市川さんは「がんを繰り返しても運がよかったのは、どれも再発転移でなかったこと。今つくづく身に染みて思うのは、早期発見の大切さです。結局は告知の内容も、早期発見できたかどうかで大きく変わってきます。がん検診は絶対に甘くみてはいけないと思います」と話している。(新井貴)
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