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“歯の週間”スタート!キシリトールが歯にいいワケ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120605/dms1206051655015-n1.htm
2012.06.05 夕刊フジ
厚生労働省が発表した「歯科疾患実態調査」(平成17年)によれば、むし歯になったことのある歯が1本以上ある人の割合は10代後半で約74%、20代前半で90・1%、30〜40代ではほぼ100%という結果が出ている。
予防歯科に力を注ぐ日本フィンランドむし歯予防研究会会長でベル歯科医院(神奈川県海老名市)の鈴木彰院長は、「むし歯は、歯に穴があき痛みを感じるまで気づかないことが多い。でもこれでは遅いのです。治療してもまたむし歯はできるし、何もしないで放っておけば勝手に進行し広がっていく。歯の表面が白濁するなどの初期段階で食い止めることが健康な歯を保つポイント」と言う。
むし歯は主に“ミュータンス菌”が口中の砂糖などを吸収分解して酸を発生し歯のエナメル質を溶かして穴をあけることで作られる。したがって、ミュータンス菌の活動を抑制すれば、むし歯は予防できるわけだ。
「ミュータンス菌の活動を抑えるものの一つにキシリトールがあります。キシリトールは樹木などから作られる甘味料ですが、むし歯の原因となる酸を作りません。さらに、長年の臨床試験でむし歯の発生を防ぐこともわかっている。むし歯予防には正しいブラッシングとキシリトール摂取を続けることが肝心です」と続ける。
その一例としてあげたのが、ベル歯科医院に通う男性(58歳)のケース。約3年間キシリトールを摂取した結果、唾液中とプラーク(歯垢)のミュータンス菌がどちらも減少していることが分かる。
キシリトールを手軽に摂取するには、キシリトール入りガムを噛むこと。
「ガムを噛むことで口の中にキシリトールを長く留めておくことができ、唾液の分泌も活発になる。唾液には歯の表面についた菌を洗い流すと同時に、酸を中和させ歯を溶けにくくさせる作用もある。唾液の分泌が衰える中高年には特にお薦めです」と言う。
鈴木院長が薦めるキシリトール摂取の目安は1日5〜10グラム。市販のガムなら1日10粒ほどを食後や就寝前など何回かに分けて毎回5分以上噛む。これを3カ月以上続けることで、むし歯予防につながることがフィンランドの研究でも明らかになっている。
ちなみに、子供のむし歯は家族から感染することが多い。「妊娠が分かったら、キシリトール入りガムを噛んで家族のミュータンス菌を減らすことが大切」と鈴木先生。
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