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前立腺がんの検診で使われているPSA検査について、米政府の予防医学作業部会は7日、すべての年齢の男性に対して「検査は勧められない」とする勧告案をまとめた。2008年の勧告では75歳以上で検査を勧めていないが、対象を全年齢に広げることになる。
これまでに実施された五つの大規模臨床試験の結果を分析した結果、年齢や人種、家族歴にかかわらず、PSA検査が死亡率を下げるとの証拠は見いだせなかったと結論づけた。ただ、自覚症状があったり、前立腺がんが強く疑われたりする場合は含まれていない。
米国ではPSA検査は50歳以上の男性に広く普及している。ただ検査で見つかる前立腺がんの多くは進行が遅く、放置しても寿命には関係しない。必要のない治療等を受けて、勃起障害や尿漏れなどの後遺症が残る人もいる。
http://www.asahi.com/science/update/1008/TKY201110080163.html
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PSA検査が前立腺がんの死亡率を低下させないとする研究結果が何年も前から多数報告されている。PSA検査で見つかる異常のほとんどは、進行が極めて遅く、放置しても寿命に影響しないものばかり。PSA検査はメリットよりもデメリットが大きく、日本も廃止を検討すべきだ。
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