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【夜回り先生のエッセー】
2日間、我慢できますか 依存症
2011年5月16日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yomawari/list/CK2011051602000092.html
子どもたち、「依存症」という病気を知っていますか。何かに依存し、それがないといらいらしたり、あるいはからだに震えがきたり、不快な状態になってしまう病気です。「たばこ依存症」、「アルコール依存症」、「ギャンブル依存症」、「ゲーム依存症」、「携帯依存症」、「買い物依存症」、「男性依存症」などたくさんの種類があります。どれも、恐ろしい病気です。
「依存症」には「身体的依存症」と「精神的依存症」があります。「身体的依存症」は、依存する何かが切れたときに、からだが不快になったり、手が震えたり、何らかの身体的症状が出ます。「精神的依存症」は、依存する何かがないときに、落ち着かなくなったり、いらいらしたり、何らかの精神的症状が出ます。
「依存症」になってしまうと、その依存するものが手に入らなかったり、取り上げられると、普通の落ち着いたものの考え方ができなくなります。泣き叫んだり、暴れたり、錯乱状態になってしまう場合もあります。子どもたち、君たちは、この怖い病気「依存症」になっていませんか。
子どもたち、まずは試してください。ゲームや携帯電話、インターネットなど、君たちが日々使っているものを、親に預け、2日間でいいですから、使わないでください。大切な友人や恋人との連絡を2日間でいいですから、一切しないでください。できた人は大丈夫。依存症ではありません。もしも、落ち着かなくなったり、いらいらして、使ってしまったり、連絡を取ってしまった人は、立派な「依存症」です。治療が必要です。
子どもたち、「依存症」になるには、あるメカニズムがあります。子どもたち、週末になると意識がなくなるほどアルコールを飲むけれど、それ以外の日は、一滴のアルコールも口にしない人と、毎日夕食のときに、決まった量のアルコールをたしなむ人、どちらが「アルコール依存症」になりやすいと思いますか。後者です。それは、からだの中に、切れることなくいつもアルコールが入っているからです。
実は、パチンコや競馬、競輪などのギャンブルで、一番「ギャンブル依存症」になりやすいのは、パチンコだと言われています。競馬や、競輪は、休みの日がありますが、パチンコはいつでもできるからだと言われています。
このメカニズムを理解すれば、君たちは「依存症」にならないことができますし、「依存症」を治すこともできます。簡単なことです。週のうち2日は、ゲームや携帯電話、インターネットを使わず、そしてだれとも連絡を取らない日をつくればいいのです。
子どもたち、「依存症」は、君たちがきちんとものを考えたり、他人や恋人ときちんとした人間関係をつくる上で、大きな害となります。君たちの、明日を奪う病です。
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投稿者コメント
夜回り先生ですから、対象は「こどもたち」になっていますが、
依存症は大人にだって見られる問題です。
何かに依存していなければいられない=内面の弱さ? 自信のなさ? 責任感の欠如?
色々と、考えてしまいます。
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