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ワクチン (2) ジェンナーのその後(転載)  
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/294.html
投稿者 寅蔵 日時 2010 年 10 月 06 日 11:13:35: 8X/teMCB5Xc.E
 

URL:http://ank-therapy.net/?p=210
より

ーーーーーーーーーー以下転載引用ーーーーーーー

ワクチン (2) ジェンナーのその後

2008.12.20.


このブログを最初からお読みくだっさてる方は覚えて
らっしゃるでしょうか。 

ジェンナーさんが、村の子供を二手に分け、
一方に種痘を施し、他のグループには何もしませんでした。

種痘を受けた子供は一人も天然痘に感染せず、
受けなかった子供の半分は、天然痘で命を落としました。

この時点で考えれば、種痘の有効性は完璧に証明されています、
という風に見えますね、一見。

ところが、種痘を受けた子供は全員、二十歳を迎えることなく
結核で命を落とし、受けなかったグループで、天然痘に感染しなかった
子供は全員、天寿を全うしました、、、、

誤解ないように念押ししますが、昔のことを、事実かどうか、
拘ってもしょうがないと考えます。余りにも、綺麗な数字なので、
恐らく、そのまま事実ではないと思います。
ただ、重要なのは、この手の逸話を、今を生きる私達がどう
「考える」かです。

まず、エビデンスを考えるに当り、時間の要素が重要であることを如実に
示していますね。 短い時間軸で捉え、化学療法剤投与により、がんが縮小する、
縮小効果をもって、エビデンスとし、次々と化学療法剤が認可を受けました。
ところが米国を中心に、使える薬剤が増えたのに、個々にエビデンスありとされた
薬剤が増えたのに、全体としてみれば、がん患者の死亡率が逆に高くなっている、
おかしいではないか、という反論が投げかけられました。
時間軸を長くとると、逆の結果になる、というのです。

一時的に小さくなっても、生き残ったがんは、猛烈な勢いで増殖をはじめ、
こうなると手が負えない、結局、何も治療しなかった方が
よかったのではないか、という意見が出され、大論争となったのです。
結果、縮小効果で見るのは問題とされます。
やはり昔ながらの延命効果で見よう、と。
もっとも、かつての10年生存率では、新薬審査に時間が
かかりすぎ、5年にしてもまだ長いので、もっと短い期間で
結果でるよう、余命1−2年の患者さんを選んで、
1−2ヶ月の延命効果をエビデンスとするようになりました。
凄いですねえ、流石に何千億円も費用をかけて開発する
新薬ですから、1ヶ月とか、2ヶ月も延命効果!を発揮し、
堂々と、健康保険適用を受け、標準治療として
認められるのです。
今日、米国では、無理にがんを叩くのではなく延命を図ることが
重要とされ、死亡率は下がってきた、と言われています。
日本は、反対に、先進国の中で、ダントツにがん患者死亡率が高いと
言われ、いやあ、日本は急速に高齢化したからだろう、
とか言ってる専門家の方もいらっしゃいますが、
米国では昔から年齢構成は変わってません、何ゆえ、
米国で死亡率が下がっているのか、別の理由があるはずです。

さて、ジェンナーさんの時代、どんな議論となったのでしょうか。

当時、ギャラップの調査もありませんし、世論がどうだったかを知るのは
困難ですが、専門家の激論の記録は残っています。
種痘推進派と反対派、両極端のグループがいたようです。

推進派は、

「種痘により、感染率が下がる」

素晴らしい! と主張します。

反対派は、

「死亡率が上がってる、亡くなる人の絶対数は増えている!」

と反論します。

こうなるともう議論になりません。 
論点がずれているのです。
論点が合わなければ、議論にはなりません、
もうどっちが権力を持つか、で勝負が決します。

推進派にしてみれば、感染率が下がることは、何より重要な意味を持つのです。
パンデミック(大流行)を想定した場合、少しでも感染拡大を防止することが、
何よりも重要なのです。 ヨーロッパは何度も、疫病により総人口の何割もが
命を落とすという過酷な歴史を経験してきました。 

「ユーは、ジャパニーズなんで、絶対つけても、
白人の感染症に対する 恐怖 は分からない!!!」

とよく言われましたが、彼らからみれば、日本人は、感染症に対して、
異常に抵抗力をもつ化け物なんだそうです。 


この手の人たちは、死亡率が高くなったデータなんか
見せられても、全く動じません。 そんなものは、途中経過に
過ぎないのだ、と。 ヨーロッパ全体に感染が拡大してしまえば、
全員、倒れてしまう、ヨーロッパは壊滅する、だから、とにかく
感染伝播速度を遅らせることが大事なんだ、と考えるのです。

反対派は、免疫力の個人差に言及します。

四つに分けよう、と。

@ 特に免疫が強い人
(2) そこそこ免疫が強い人
B そこそこ免疫が弱い人
C 特に免疫が弱い人

@の特に免疫が強い人は、種痘(ワクチン)を受けても受けなくても平気。
病気にならないし、ワクチンの害もない。 元々、強いから。
こういう人もいるので、感染症によって、ヨーロッパから人間がいなくなる
日がやってくることはないんだ、と。

(2)のグループは、免疫力がある程度、強いので、ワクチンがよく効く。
この人たちは、元々、感染する可能性はあり、ワクチン効果によって
感染率が下がる。
但し、ワクチンを受けても受けなくても、どのみち、感染症で死ぬことはない。
また、ワクチンの害も大したことない。

Bのグループは、免疫が弱いため、ワクチンの効果は今一つ。
ワクチンによる感染防止効果は低いが、死亡率もそれほど高くない。

Cの人たちには、ワクチンは効かない。 
ワクチンの毒を体の外へ押し出す力もないので、
ワクチンをうっても反応さえしない。 
こういう人は、ワクチンをうってもうたなくても
元々、天然痘(痘瘡ウィルス)には感染はするし、死亡率も高い。
更に、ワクチンの毒を浴び、かつ、牛痘ウィルス感染が加わるので、
ワクチンをうつことにより、死亡率は上がる。

(天然痘は、人間の痘瘡ウィルス感染により発症します。
 種痘は、人間に感染した牛痘ウィルスを用います。
 ワクチンに用いるウィルスと、天然痘を発症するウィルスは
 別物なのです。)

結局、全体を平均すると、(2)の人たちが感染率を下げる効果を発揮し、
Cの人たちが死亡率を上げる効果を出してしまう、という主張です。


この両者には、もっと根源的な相違があります。

人は何故、病気になるのか、という基本的な物の考え方が異なるのです。


それは、明日以降。

P.S. 古い話のようですが、この辺りの議論が、今日、免疫細胞療法を正しく理解していただけない根源的な原因となっていますので、免疫細胞療法にご関心をお持ちの方は、是非、お読みいただければ幸いです。


DATE:2010/09/27 19:09
URL:http://ank-therapy.net/?p=210
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

この件について
「医療の犯罪」千人の医師の証言 という本から引用。
(これは別の投稿記事にて紹介してある)


ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー
 ドイツの上級医学顧問であるG・ブッ7ヴアルト博士は、

最近、天然痘予防注射の効果の研究で、それが脳炎を引き起こすことを確証し、そのために、ドイツにおける強制的予防接種が排斥されることになったのである。いくつかの論文で、多発性硬化症は、天然痘予防注射の後遺症の疑いがあることに言及している。


 天然痘の予防注射は、予防注射の傷が原因で腫瘍ができた三八人の症例に示されるように、悪性腫瘍という形でがんを引き起こす。

これは一九六九年、『Medica−News』の第一真に報告されている。


南カリフォルニア大学のウィラード・L・マーメルザード医師は、第二回国際熱帯皮膚病学会で、これらの患者の誰一人として発がん性のある化学物質に接触のあった者はおらず、誰一人として予防注射の後に傷を負うとか器具による外傷を受けた者はいなかった、といっている。


 「医学という科学は、その正確さを誇りとしているが、そのじつ、ひどい混乱状態にある。


 生理学と細菌学との間の断絶状態と、それにともなうあらゆる混乱を表わす好例として、結核との闘いがあげられる。賞賛の対象となったコッホによる結核の病原菌の発見とともに細菌研究が華々しく功績をあげ始め、また結核の研究も当初成果をあげているかのようにみられたが、その細菌学に基づく仮定は、突如疑わしいものになってしまった。

これについては、ザウアーブルッ7の彪大な研究を参照するだけで充分だろう。彼の結核についての研究を読むと、たしかに疑念を起こさせられる。彼はコッホが唱えた説をもとに研究を始めたが、その結果、血清療法も見捨て、ついに栄養不足という結論に達した。大勢の人々が貧困のために食物や生活状況の改善を訴えている状態であった。


 パウル・ウレンフットほどの研究家が、こういった関連付けの誤りに気がつかないとは、驚くべきことである。彼は現在行なわれている脚気やペラグラの治療は、動物実験による勝利"であると言っている。

だが実際はこれとまったくの逆なのだ。

1・ゴールドベルガーが、たとえペラグラがある種の細菌によって感染するもの、あるいは細菌となんらかの関係があるものだとしても、食餌療法または理学療法で治療することができる新陳代謝の障害である、という意見を一九二三年に初めて表わしたとき、彼は全細菌学者から猛攻撃にあってしまった。


しかしその後、彼の説が正しかったことが証明されたとき、細菌学者たちは考えをあらためだしたのである。いま彼らはもはや細菌を探そうとはしていないがビタミン″の探究に乗り出している (これはただ新しく言葉を創作するだけの仕事であるが)。


 私はここで、血清療法の狂信者たちや薬学業界の子分たちが出してくる数字などをあげるつもりはない。彼らはどうせ、数字が証拠だ、というであろう。

ウレンフットが冗談めかして次のように述べている。『かつて誰もが天然痘にかかったり愛に陥ったりする危険があったものだが、今では強制的予防接種により、ドイツではこれらは完全に消滅した。一方英国では(ここでは予防接種は任意)、昨年まだ一万四七六九件報告された。

 しかしこれが正しいかどうか、誰も証明できない。

なぜなら英国のある統計によると、逆のことが書かれているからである。

『私たちは強制的に予防接種を行なっていないが、我々の衛生状態がよいため、海外から持ち込まれることさえなければ、ほとんど天然痘にかかることはない。ところがドイツでは予防接種が原因で昨年九八七二人の子供たちがこれにかかり、何百人も命を落とした。

 またマリオン・ドーセットの恐るべき大虐殺が、口蹄疫の退治にどう役立ったというのだろうか?

一九〇〇年頃、この疫病は、一頭が感染したらすべての家畜を隔離し、殺して死体を焼き払わなければならないと信じられていた。

このためアメリカでは何百万という家畜が殺された。ある猟鳥類の群れが全部始末されたこともある。

また彼らは梅毒患者はすべて殺したほうがよいとか、病気に苦しむ者たちには食事を与えないとか、ハンセン病患者はすべてひとまとめにどこかの僻地に追いやるほうがよいと考えている科学狂信者なのだ。

今日我々はこのような野蛮な行為は間違いであることを知っている。疫病は、自然の法則を破ったり、不衛生だったり、生活方法が間違っているために起こることは、現在では皆の知るところである。」


 私はここで、血清療法の狂信者たちや薬学業界の子分たちが出してくる数字などをあげるつもりはない。彼らはどうせ、数字が証拠だ、というであろう。

ウレンフットが冗談めかして次のように述べている。

『かつて誰もが天然痘にかかったり愛に陥ったりする危険があったものだが、今では強制的予防接種により、ドイツではこれらは完全に消滅した。一方英国では(ここでは予防接種は任意)、昨年まだ一万四七六九件報告された。


 しかしこれが正しいかどうか、誰も証明できない。なぜなら英国のある統計によると、逆のことが書かれているからである。


『私たちは強制的に予防接種を行なっていないが、我々の衛生状態がよいため、海外から持ち込まれることさえなければ、ほとんど天然痘にかかることはない。

ところがドイツでは予防接種が原因で昨年九八七二人の子供たちがこれにかかり、何百人も命を落とした。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

 

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コメント
 
01. 2010年10月06日 11:24:00: mHkw2ZuOov
家族が時代劇が好きなもので、NHKの土曜時代劇を見ることがあります。
少し前の「緒方洪庵なんとか」という時代劇で、種痘が皆を助けたというような筋書きがあったり、今放映中の女医者のドラマでも、東洋医学の先生たちが極悪人にかかれていたりと、まあドラマだからと言えばそれですむのでしょうが、こんな物ばかり見ていると西洋医学万歳になってしまうのではないかと思いました。
たまには東洋医学の先生が正義のドラマがあっても良さそうなのにと思ってしまいます。
ドラマなんぞフィクションなんですが、ドラマの形で何かを伝えたいとか何とかいう熱意だけを汲み取る人らもいますから。その熱意が正しいのか間違ってるのか判断する方が大切なんですけどね。

02. 2010年11月14日 21:29:52: 2uSir4ZNVY
あらゆる環境がそのような洗脳教育に荷担している世界において、真実を知る事は難し過ぎるのかも知れません。

小説やテレビドラマ、映画、あらゆるものがそういうものに組み込まれているのですから、それを否定する事は世界常識を否定することになります。

それぞれが皆、自分が正しいと思っているから、そこから熱意が産まれる。
真剣に真面目に一所懸命に・・・

そこにおいて、本質がなにかではなく、これが正しいという前提を先に認めないといけない、そんな社会体質が出来上がっている。

それを壊すのは並大抵ではないが、だからこそ、面白みがある。
龍馬は外国人の援助を受けたが、これは大自然の助けが頼みの綱である。

頼りないようであるが、時間とともにそれは実感できる。
大自然は急速でないがじっくり確実に進む、しかも裏切りは決してない。

人間の欲望とはまったく無関係だから、早すぎず遅すぎず、確実に進むだけである。

これは西洋医学だけではない、東洋医学にも平等に当てはまる。
いや、すべてのものに当てはまるのだから、他人事だと思っていたら、自分のところにもそれがあったと気づかされる。

その割合が極端に多いと思われるのが
やはり、近代西洋医学、別名「現代医学」となるのだろう。

医学が進歩したなどという幻想がいつまでもまかり通るはずはない。
それほど、反自然な面が多すぎるからだ。


03. ジェンナー 2013年12月29日 00:10:35 : VfK45hP2vcHFI : FkrkgTZaKY
> 種痘を受けた子供は全員、二十歳を迎えることなく結核で命を落とし、

とありますが、これは間違いではないでしょうか?
ジェンナーによって最初に牛痘接種されたジェームズ・フィップスは65歳まで生きています。
また、ジェームズ・フィップスが35歳の時にジェンナーが亡くなったのですが、ジェームズ・フィップスがジェンナーの葬儀に出席していたという記録もあります。

http://en.wikipedia.org/wiki/James_Phipps


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