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10月29日のNHKクロ現の食の話は興味深がった。
現代人、特に若い世代の食の内容が貧困で必要カロリーも満足してねえ。献血に訪れる人の約2割は、血液の比重が水に浮く状態でダメ。
中には相当のエンテリと思える人物がインスタントラーメンに大量のサプリメントを摂取して、そのことに何事かを開陳しているってのはショックであった。
ある老人ホームではいろいろな食材をムース状にして、食べやすく栄養価もあるものにしていたが、評判が悪く残す人が多かった。
フランス料理のシェフが工夫して、かぼちゃ、ごぼう、エビなど別々にムース状にして、飾り付けも色鮮やかにしたところ、個々の味の違いも分かり評判よく、良く食べられた。食物をかむとき空気の泡がつぶれて鼻に抜ける感覚もよいとのこと(ワサビが抜ける感じか)。
人は「餌」を食して栄養物を撮りさえすればよいものとは違うと感じた。家族といっしょに楽しく食するという行為も大事なようだ。人が食するということはその行為に喜びを感じなければならんちゅうこと。
ゲストの料理研究家は、食するということは学びと訓練が必要だとしていたが、人が食するということは重要な人間的行為であり文化であると思った。こう書くとあたりめえの平凡チキになっちまうが、何をどう食するかという行為が人間形成にもつながっていくっちゅうふうな深え内容を持っていると感じた。
10月29日(木)放送 クロ現
“食”がいのちを救う
http://www.nhk.or.jp/gendai/
いつ、どこでも食べたいものが手に入る「飽食ニッポン」。しかし今、生きていく上で欠かせない営みであり、日々の喜びであるはずの"食べる"という行為が軽んじられる時代になっている。若者たちにとって、今や主食はスナック菓子やアイスクリーム。その結果、栄養不足に陥り、血液に異常を抱えるケースも増えている。さらに食べることに関心がなく、サプリメントで最低限の栄養さえ取ればいいと考える人も増え続けている。
その一方で、医療や介護の現場では「食べる」という行為を治療の一環として再評価する動きが出始めている。寝たきりで話すこともできなかった患者に食事ができるよう訓練を施した結果、言葉を取り戻し、散歩できるまでに機能が回復した例もある。様変わりする食の現実を見つめ、私たちは食とどう向き合っていけばよいのかを考える。
(NO.2809)
スタジオゲスト : 辰巳 芳子さん (料理家)