★阿修羅♪ > 国家破産66 > 838.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
S&P500:高PERでもキャッシュフローで見れば割安、07年の半分 1月19日
(ブルームバーグ):
米企業が生み出すキャッシュフロー(現金収支)は過去最高に上っており、S&P500種株価指数はキャッシュフロー基準では信用危機以降で最も割安な水準にある。
昨年3月以降68%上昇したS&P500種は株価収益率(PER)が2002年以来の高水準に達したものの、キャッシュフローを尺度としたバリュエーション(株価評価)では過去12年の平均を37%下回り、07年の半分の水準にある。
世界の金融機関による1兆7000億ドルの評価損計上などと9四半期連続の減益決算で企業利益にゆがみが生じているだけに、キャッシュフローに注目する投資家が増えている。ブルームバーグが集計したデータによると、09年9月末までの1年間のS&P500種構成企業の純利益は前年同期比で67%減少した一方、キャッシュフローは29%伸びた。
LPLファイナンシャルの最高投資責任者(CIO)、バート・ホワイト氏は「市場は依然としてかなり割安に評価されており、上昇余地を見せている」と指摘。「キャッシュフロー・ベースのバリュエーションは最近の相場上昇が続く公算が大きいことを示唆している」と述べた。
2009年10−12月(第4四半期)の決算発表シーズンが本格化するなか、グーグルやキャタピラー、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)などが今後3週間以内に発表を予定している。
ブルームバーグ・データによれば、大恐慌以降最大の株式相場の反発でS&P500種のPERは先週時点で25倍と、25年ぶりの低水準だった3月の10.1倍から急上昇したが、株価キャッシュフロー倍率は3月の4.5倍から8.2倍へと緩やかな上昇にとどまっている。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=aEE1hUCc7HRE