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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=ac1U_148mh5k
１月11日（ブルームバーグ）：国際決済銀行（ＢＩＳ）の中央銀行総裁会議で議長を務めたトリシェ欧州中央銀行（ＥＣＢ）総裁は11日、世界の中銀総裁を代表し、金融機関はリスク管理を向上させる必要があると指摘した。
トリシェ総裁は会議後にバーゼルで記者会見し、「市場参加者と金融機関によるリスク管理を大幅に向上させる必要がある」とし、「最重要課題だ」と語った。
トリシェ総裁はまた、世界経済は「回復モード」にあるとの認識を示した。中銀総裁らは週末に大手金融機関のトップと会合を持ったが、トリシェ総裁は協議の内容については語らなかった。リスク管理向上について「この分野で鋭意、作業を進めている」と述べた。
トリシェ総裁は、この日の発言をＥＣＢの政策決定と関連したものと解釈しないようにと断った。
同総裁は「世界レベルで、経済の正常化が進んでいることが確認された」とした上で、新興市場経済はリセッション（景気後退）期に「抵抗力を示した」とし、「現在は明らかに、よりダイナミックな状態にある」と述べた。
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