★阿修羅♪ > 国家破産66 > 727.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
日本に厳しい見方=米ゴールドマンのオニール氏
http://www.asyura2.com/09/hasan66/msg/727.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 1 月 09 日 01:32:12: xbuVR8gI6Txyk
 

http://jp.wsj.com/Finance-Markets/node_19322

【ニューヨーク】米ゴールドマン・サックスのチーフエコノミストであるジム・オニール氏は5日、ダウ・ジョーンズとの電話インタビューで、米英の債務水準をめぐる懸念は誇張され過ぎていると述べる一方、両国よりも日本の方がリスクは大きいと警告した。

 オニール氏はブラジル、ロシア、インド、中国の主要新興国グループを、それぞれの頭文字をとって「BRIC」と命名したことで有名。同氏は、米英の信用格付けや財政問題について最近懸念の声が強まっていることについて「行き過ぎ」と断じ、両国とも今年予想以上の成長を達成するだろうと予測。さらに、両国の国債も今年「災難」に見舞われることはなく、ドル暴落という見方は大げさだと指摘。市場で売り浴びせられることが少なくないポンドも、今年は圧倒的な勝者となるとの見通しを示した。

その一方で、同氏は投資家が注意すべきなのは日本と円だとし、日本の問題は米英よりも「はるかに悪い」と強調。そのため、円相場は今年、主要国通貨の中で圧倒的な敗者になるだろうと述べた。オニール氏は、個人的に推奨する取引の一つとして、ポンド買い・円売りを挙げた。ポンドの対円相場はこの日、1ポンド=146円31銭。1年前は134円94銭だった。

 オニール氏は、米経済に関しては「今年二番底に陥る恐れは大きく減退している。もっと大きなリスクは、経済が予想以上に好調になり、そのため連邦準備理事会(FRB)は政策スタンスを転換せざるを得なくなることだ」と語った。FRBが予想より早く利上げに向かうきっかけとなりうる要件として、@ニューヨーク証券取引所のスタンダード&プアーズ(S&P)500指数が1200を突破するA米国の成長率が2四半期連続で5%に達するB雇用が改善する−−などを挙げた。ただ、現時点では、FRBは2011年末までフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0〜0.25%に据え置くとのゴールドマンの予測に変更はないと述べた。

 ドル相場については、「今後2年間ぐらいのどこかの時点で、対ユーロ相場は1ユーロ=1.20ドルになると思う」と予想した。この日は、1ユーロ=1.4356ドル。同氏は、「ドルの長期的問題はこれまで経常収支の赤字だったが、今では改善しており、ドルに対しそれほど弱気の姿勢は取りづらい」と語った。現在のところドルにとって唯一の悪材料は、FRBの超金融緩和策だが、オニール氏は米経済が改善を続け、FRBがゴールドマンの予測より早めに引き締めに動けば、ドルは「難なく上昇するだろう」と述べた。

 株式市場については、今年は世界的に他の金融市場をアウトパフォームすると予想、「企業業績の力強い回復や、各国中央銀行の大規模な流動性供給の結果、世界の株式市場環境はすばらしいものとなっている」と強調。新興国で最も推奨できる株式市場としてロシアを挙げ、その理由として同国中央銀行が経済下支えのため今年追加利下げに踏み切るとみられることを指摘した。一方、今年のクレジット市場については、国債も含めて低調と予想している。

==========================================================================================================

コメント

管財務大臣の為替に関する口先介入に与野党から非難がでましたが、ある程度合格点をつけたいとも感じます。

藤井元財務大臣の就任当初のピンボケ発言から、為替市場では、ドル売り円買いのポジションが積み増しされており、いい円高とはならず悪い円高となる可能性がありました。

その点、今回の発言は、為替の動きに大臣が発言をすることは、あまり好ましいことではありませんが、何もしないとも思われてもよくなく、今回の発言は、ある程度政府の姿勢をみせるということで十分好感が持てる発言だと感じます。

このような発言は、他国の首相もしており政府の姿勢を国民にみせることが非常に今のような危機の時代には大切なことであり、ポッポ総理も仙石大臣にしても状況を把握していないということを暴いたようなものかもしれません。

経済産業省の事務次官が、組合支持団体系の官房長官に政権の掲げる「政治主導」の政策決定が官僚の士気低下につながっていると懸念を表明したとの報道がありましたが、本来は指示待ちではなく、各官僚自ら経済対策を政治家につきつければいいだけなのですが。

経済産業省は、ここ数年どうも委縮しているようにも感じられます。経済、経済産業に関わることは、他の各省にまたがってしまい、経済産業省イコールエネルギ省とも言われていましたが、そのエネルギー、資源にしても他の省とのバッテングとなりつつあり、今のままでは必要性が失う可能性すらあります。

本来は、経済産業省こそ今の時代に業務を他省から取るべき位置にいる省であり、中心にならなければならないのですが、この発言のように政治家の指示待ちを待つようでは、従来のDNAを失っているのかもしれません。

規制改革に率先して参加したのは、経済産業省であり、高度経済成長を焼け野原でなしとげたのも経済産業省の能力もあったはずであり、無能な労組出身の大臣の支持など待たずにどんどんアイデアを出してもらいたいものです。

この労組出身の大臣は、インドネシア訪問をするのに経団連の御手洗会長ら有力経済人を同行することに固執したようですが、インドネシアにしても経済人同行を強く求めたこともあるのでしょうが、このような経済人をつれていったとしても建前はインドネシアは喜ぶのかもしれませんが、本当に喜ぶ経済人ではありません。

政府としてインドネシアに売り込みたいと考える企業、産業を主体とした訪問を考えるべきだったのですが。

どうも今の民主党政権は、安部総理以降の自民党政治を受け継ごうとしているようにも感じます。これでは、日本に厳しい見方をされるわけです。

自民党にしても野党になってからというもの、一体どの層を支持層にしたいのか見えません。ある幹部が、普天間問題の件で米国の高官と対談したとの報道がありましたが、果たして相手にされたのでしょうか。自民党議員も動くことによってどんな立場になりつつあるのか次第に分かってくるのかもしれません。

藤井財務大臣の辞任にしても自民党幹部から異例、異常な状態だと発言がありましたが、所信表明演説をした総理が二日後に辞任した自民党政権はどうだったのともいえ、今後民主党政権に何を批判してもそのまま自民党に帰ってくるという状況が続きます。

自民党は、やはり昭和の時代の支持者を中心とした党にいれ変わらない限り難しい状況においこまれるのかもしれません。つまりは、中小零細企業の経営者、起業家といったパイオニアを支持層にするべきであり、経団連などのサラリーマン経営者を捨て去るべきです。金持ちを支持層にしたいならば、金持ち優遇でもいいのです。

大手企業などのサラリーマン経営陣を助けるようなことばかり考えていては、民主党政権との違いがでてきません。

検察と小沢幹事長との対立が激化しつつあるとの報道もあり、どこに事件性があるのかわからなく、単なる小沢≒悪を印象づけるような記事が多々でていますが、正直検察が何をしたいのかわかりません。西松建設から不動産取引へと事件性が変わりつつあるようですが、ここにきて検察の動きがやはり多くの国民に変と感じているようです。

これは日本だけでもなく、海外の投資家からもそう見えているらしく、ここ最近の日本の司法の動きに海外からも異常な国とみられているのかもしれません。

検察などの組織は、この事件をどう解決するのかわかりませんが、事件が解決するころ日本の司法そのものが世界から標的にされる可能性すらあります。決して今の日本の司法は、歓迎されていないという現実に気付くべきなのかもしれません。

こういう原因をつくったのも根本は、偽装というテーマから始まったことです。

国の借金が1000兆円に達しようかという時に、歳入が37兆円、そこで働く政治家、公務員は、まれにみる高待遇で果たして次どのようなことがおきるのでしょうか。

ギリシャなど他国にソブリンリスクの報道が目立つようになっていますが、クリスマス休暇が終わり、知り合いと話し合った時、ソブリンリスクが高いのは日本ではないかと話したことがあります。

世界を見渡しますと、米国にしても中国にしても大がかりな景気対策を打っています。成功するかどうかは別として、景気対策をうつだけの国力がまだあるということです。しかし、日本をみていますと本当に景気対策しているのと感じざる負えません。景気対策が財政上からできないと決めつけているのかもしれませんが。

また、その他の国が危機の場合は、周囲国が注目しますが、果たして日本の場合どうなるのでしょうか。そのことも不安材料です。

今回の予算に関わった仙石大臣などは、次の予算は組めないかもしれないと発言しているあたり、緊縮財政を考えているのかもしれませんが、もうそんな時期すでに過ぎていると感じるときはいつなのでしょうか。

このような時期、ある程度結末はどうであれ景気対策の効果をこの目でみた政治家こそが必要な時だと感じています。小沢幹事長であり、亀井大臣であり、携帯電話の普及、土地バブル、今では半導体、インタネットバブルの根本をつくった経済産業省などの元官僚などであり、国家戦略などに仙石大臣を据えることは、日本にとってはマイナスとなる可能性があります。

管大臣は、未知数ですが、どうしても市民運動家という経歴がぬけずにいるために投資家からはいい印象は持てません。それを財務大臣就任で脱却できれば日本経済に明るい兆しがみえるのかもしれません。

基本的には公務員の人件費は、緊縮、その他はばらまきといったことができるのかといったところでしょうか。公務員を高優遇しても国民にとっていいことはありません。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年1月09日 01:45:42
偽預言者に警戒せよ!
彼らは羊の皮をかぶったオオカミである!

って誰か言ってませんでしたっけか。


02. 2010年1月09日 05:49:44
<日本の問題は米英よりも「はるかに悪い」と強調>この発言は、これから円売り日本株買いに本格突入するというサインかもしれない。
いつまでもドル暴落のシナリオに乗っかっていると大やけどするのでは。
アメリカの消費が回復すると赤字も増えるので結局ドル安にもどると思うがその前にひと相場やらかそうとしているように思える。外国人は去年暮れあたりから日本株買い進めてるみたいだし。

03. 2010年1月09日 15:14:27
ドル崩壊が起きるとしたら、原因はまずこの連中でしょう。

04. 2010年1月09日 16:10:00
円安になったら世界中に商品を輸出できる。
海外で稼いだ利益が円換算で増える。
日本株は円安とともに上昇する。
今まで為替調整で米国債購入に利用していた金を国内消費にまわせる。
円安になれば日本製品の競争力が上がり輸出が増え円が買われる。
大幅な円安になれば国内はインフレになるので景気はよくなるし国債の返済負担もへる。

つまり日本のように労働生産力に裏付けられた通貨は一定以上安くはならない。

日本の国債を買ってる海外の投資家は損するかもしれんが、日本人は得する。


05. 2010年1月09日 18:10:21
ドルが過剰に市場に出回れば価値が低下するのは当り前。プライベートバンクが印刷したドル紙幣をありがたがっても、価値の低下を担保する米国の信用がなくなっているので、円高というよりは、ドルの価値の下落であたりまえ。 一年後にはドルは80円前半でも今週は円安だ となると思う。24時間で2百数十兆円が世界で動く為替市場、政府要人の口先介入の長期的影響力は微々たるものだ。投機筋のきっかけにはなるが、すぐ巻戻される。ドル安傾向は2年以上前から継続している。ドラマチックな米国景気回復の期待はマスコミの吹聴以外ありえない。日本のバブル崩壊の歴史がすでに証明している。第一、米国人が日本の歴史から学ぶわけがない。
米国の借金軽減のため、米国債は暴落させるシナリオなので、賢い中国は、米国債を買わずに金を買うように方向転換しているが、ジム・オニール氏は反論はあるだろうか。いっそのこと、日本も中国もドル基軸通貨から脱却し、両国間の決済通貨は、金か鉱物資源に裏付けされたドル以外の新通貨の可能性を模索すべきだ。SDRの 日中版だ。 シリコンという人類の開発した新しい石器時代をイメージして、新基軸通貨 、 石 (シリコン)という単位を提案する。発音は、各国の自由に。それを間にして、円と人民元を 交換すればどうだろうか。 そうすれば、沖縄の基地が無くなっても、日米軍事同盟が危機となっても、少なくとも中国からは攻め込まれないので安全だ。



06. 2010年1月09日 20:37:39
教会で説教したり、「神の仕事をしている」とか譫言を漏らしてるらしいですからね。

07. 2010年1月09日 21:15:43
誇大妄想症に罹ってませんかね。傷の浅い内に、カウンセラーのところに出かけてソファーに横になって来た方が良いですよ。

08. 2010年1月09日 23:19:48
円安+インフレで先進国と発展途上国と物価の差を減らさない限り世界経済は安定しない。 地域によって100倍もモノの値段に差がある状態は維持できるだろうか?

日本から見ると発展途上国は物価が安いように感じるが、現地では賃金も安いので相対的な食料品の価格はあまりかわらない。

現地の人からすると車や電化製品など先進国で作られている製品の値段は物凄く高い。電子レンジ1台100万円というような感覚である。

しかし現地の人が10万円で買える電子レンジを現地の会社が作り出すと、100万円の電子レンジは当然売れなくなるし。日本に輸入すると1000円なので日本でもとても売れる。 <<<いまここ

この状態は市場の原理に任せればいずれ均衡に向かう。
つまり自由貿易を守ればドル安と資源価格の上昇は避けられない宿命なのだ。

そして世界は99%の低所得労働者と極少数の資本家の2極になり、いずれその格差も崩壊する。


09. 2010年1月10日 02:28:13
>>オニール氏は、個人的に推奨する取引の一つとして、ポンド買い・円売りを挙げた。ポンドの対円相場はこの日、1ポンド=146円31銭。1年前は134円94銭だった。

ポンド円は120円になったら買いを検討しても遅くはないw


10. 2010年1月10日 09:49:20
あれ、金男さんって、ほんとは不良債権
大量にかかえているんですよね。
どっかに飛ばしてませんか。
粉食とかしてないですか。
よその国のことより、自分のこと
心配したらどうですかw

  拍手はせず、拍手一覧を見る

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。