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http://www.asahi.com/international/update/0108/TKY201001070488.html
インドネシアの高速道路、日本と共同整備 １１日合意へ ａｓａｈｉ．ｃｏｍ
日本とインドネシア両政府は、インドネシアの高速道路網の整備に共同で乗り出す。１１日に直嶋正行経済産業相とハッタ経済調整相がジャカルタで会談して合意する。鳩山政権は昨年末にまとめた成長戦略の基本方針で、アジアのインフラ整備支援を掲げており、その第１号にする。
建設するのは、ジャワ島にある首都のジャカルタと東部のスラバヤ間、スマトラ島の主要都市であるメダンとパレンバン間を結ぶ高速道路。両国政府の事務方で検討チームを立ち上げ、今後１〜２年で詳しい整備計画を作る。日本政府の円借款だけでなく、両国の民間資金も取り込み、数年後の着工を目指す。
高速道路網は「インドネシア経済回廊」の中核と位置付け、周辺では港湾や発電所などの整備も進める。各種の工場や商業施設の進出も想定されている。
経産省は、日本政府が計画作りに深くかかわることで、日本企業も早い段階から情報収集や準備ができるようになり、関連工事を受注しやすくなると見込む。日本企業は環境技術に強みがあるため、環境負荷を懸念する周辺住民の理解も得られやすいとし、「今回のケースを官民一体型のインフラ輸出のモデルケースとして成功させたい」（経産省幹部）と期待している。
また、両国政府はエネルギー分野での政府間対話を始めることでも合意する見通し。インドネシアは天然ガスの産出国で、開発を進めているプロジェクトもあり、日本企業の技術や資金を生かす方法を検討していく。
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