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(回答先: 日本株担当、業界の常識?「ドルショートカバー一巡し再びドル下落へ」 投稿者 gikou89 日時 2010 年 1 月 06 日 11:03:37)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aZxdnCt9m7Xc
1月4日(ブルームバーグ):鳩山由紀夫首相は経済と政治の停滞に終止符を打つことを求める国民によって、権力の座を手にしたが、日本経済の落ち込みを止められないでいる。日本の国内総生産(GDP)は昨年7−9月に年率換算で471兆円まで減少し、1991年以来の低水準に落ち込んだ。
米調査会社ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(HFE)のチーフエコノミスト、カール・ワインバーグ氏は鳩山政権の2010年度予算案について、日本の「Aa2」の格付けを脅かしている財政赤字の抑制策を何も取っていないと指摘する。
日本は消費税の増税や生産性を押し上げるための規制緩和を回避しており、政策変更がなければ、デフレと人口減少によって日本国債の利回りを抑制している貯蓄が減少するリスクがある。
投資助言会社フジマキ・ジャパンの代表取締役の藤巻健史氏は、「日本の財政は、限界まできている」と指摘。「一番心配しているのは、新しいお金をどうやって集めてくるのかということだ」と述べた。同氏は来年度にも、国債入札で未達になる可能性は高いとみていると語った。
みずほ総合研究所の中島厚志チーフエコノミストも「国債というか、公的債務の増加額が毎年大きすぎる。ここまできてしまうと、今後とも何年もこういう状況が続く」と指摘、5年、10年も何事もなく続くということはないと予想する。
現在のところ、投資家は日本が国債を支払う能力に自信を示している。昨年12月1日の10年物国債の入札では、応募倍率が2.81倍だった。日本の消費者物価は低下しており、10年物国債利回りは実質ベースで約3.0%であることを意味しており、これが日本国内の投資家を引き付けているのだ。 ワインバーグ氏は現在日本国債を購入している投資家や格付け会社に関して、今後数年間に日本国内の貯蓄が減少することを考慮してないと主張。同氏は「日本は巨大なリスクであり、次に信用市場に打撃を与える大きな問題だ」と述べ、大半の投資家と格付け会社が米住宅ローン証券市場の崩壊や1990年代の新興市場の危機といった大問題を見逃してきたと指摘した。
国際通貨基金(IMF)によると、日本は今後5年間に20カ国・地域(G20)の中で最大の財政赤字に直面する。日本の財政赤字は14年にGDP比で最高8%で推移を続け、米国の6.7%を上回る見通しだ。
ただ、マサチューセッツ大学教授で、IMF調査局長を務めたサイモン・ジョンソン氏は日本の国債が円建てであり、日銀が債務返済のためマネーサプライの供給を押し上げる能力があることによって信用リスクは限られたものになると指摘する。
同氏は「概して一国の債務が自国通貨である場合、それは税負担の問題や経済成長に関する負担の問題にはなり得るが、必ずしもソブリン信用力の問題ではない」と主張。「日本にとって5年から10年という期間の脅威ではない」との見方を示した。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 麗英二 Eiji Toshi