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(回答先: バブルには利上げも選択肢=バーナンキ米FRB議長 投稿者 gikou89 日時 2010 年 1 月 05 日 02:12:13)
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=191781&dt=2010-01-01
過去の寅年相場を振り返ってみると…。
60年前の「庚寅」でもある1950年には、ドッジデフレの経済苦境下で、年半ばに歴史的な大底を形成する一方、米ソ代理戦争の形で、6月に朝鮮戦争がぼっ発。特需景気から大相場に発展する起点となっている。
続く62年は、10月に世界を揺るがす「キューバ危機」発生とともに急落をたどったが、その後、翌63年春にかけて反騰波動入りを鮮明にしている。
74年も、過剰流動性相場終えん後、第1次オイルショックを経ての「歴史的大底」形成の年となった。当時の日経平均安値「3355円」も、その語呂の良さと合わせて、ベテラン投資家や証券マンには広く知られたところだ。
86年は逆に、「80年代バブル相場が本格化する最初の年」として、5回の寅年のうちで唯一、しかも大規模な上昇(△42・6%高)をたどった。前年の「ルーブル合意」を受けた円高進展や金利低下が株式市場をけん引。大手証券のシナリオ営業華やかなりしころで、「トリプルメリット」「ウオーターフロント」「債権国ダイナミズム」といった言葉が次々と市場を席巻した時期としても記憶されている。
そして、直近の寅年が98年。長銀、日債銀が相次いで破たん。「金融国会」が火を噴いた10月に、12年ぶり安値水準となる大底形成。この時も、翌年からの急激な切り返しに発展している。
寅年の安値で仕込めれば、パフォーマンスのいい卯、辰年相場での大幅利食いが期待されるといったパターンと言えよう。
特に62、74、98年は、「10月」に年間安値を記録し、86年も、10月に大きな陰線を引く調整局面(仕手筋の三洋興産破たんなどがきっかけ)となった経緯があり、「寅年の10月は要注意」ということになりそう。
旧田中派系には鬼門!?
また、寅年と言えば、政治の世界でも波乱が目立つ。夏場に参院選、翌春に統一地方選を控える巡り合わせで、「寅年現象」といった言葉を生むなど、政治家の周辺が慌ただしくなることも背景なのだろうか。74年に田中角栄首相が退陣。86年には、翌年の経世会結成を控えて田中派内の亀裂が鮮明となり、98年には橋本龍太郎首相も退陣と、とりわけ、旧田中派系の混乱発生が指摘されている。その意味では、田中派の流れを引く、小沢一郎幹事長や、鳩山由紀夫首相、岡田克也外相の身に何かが起こる、といった憶測も生じやすく、2010年も民主党政権の動向からは目を離せそうにない。
戦後東証再開後の「寅年」の主な出来事と株式市場
1950年 ☆資産再評価法交付(4月)
☆朝鮮戦争勃発(6月)
☆自衛隊の前身「警察予備隊」発足(8月)
☆東証が現在の日経平均を算出開始(9月)
◎株式市場(日経平均▼7.3%)
7月安値。「三白景気」で“金へん”“糸へん”銘柄中心に年後半は活況
1962年 ☆東京都の人口が世界初の1000万人突破(2月)
☆掘江謙一氏、小型ヨットで太平洋単独横断成功(7月)
☆米国で女優のマリリン・モンローが怪死(8月)
☆キューバ危機発生(10月)
◎株式市場(日経平均▼0.8%)
景気の谷で全般に軟調。大型予算受けて公共投資関連株はにぎわう
1974年 ☆ルバング島で小野田寛郎元少尉発見(3月)
☆米国で「ウォーターゲート事件」(8月)
☆丸の内の三菱重工業本社爆破事件発生(8月)
☆田中角栄首相が不正金脈問題で辞任、三木武夫内閣発足(12月)
◎株式市場(日経平均▼11.4%)
石油危機後の混乱が尾を引き急落も、国際金融緩和など背景に底入れ
1986年 ☆男女雇用機会均等法施行(4月)
☆当時のソ連・チェルノブイリ原発で大規模な事故発生(4月)
☆衆参同日選挙で自由民主党圧勝(7月)
◎株式市場(日経平均△42.6%)
大相場の端緒。「トリプルメリット」の内需株が機関投資家主導で人気
1998年 ☆日本版ビッグバン開始(4月)
☆参院選自民惨敗、橋本内閣総辞職で小渕内閣発足(7月)
☆長銀、日債銀経営破たんで金融国会(10月)
◎株式市場(日経平均▼9.3%)
ロシア通貨危機受け世界金融市場混乱。大蔵省が株式市場安定化策