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http://www.chosunonline.com/news/20100102000014
韓国の貿易黒字、初めて日本上回る
昨年の韓国の貿易収支黒字は410億ドル(約3兆8000億円)を記録する見込みとなった。これは過去最高であると同時に初めて日本を上回る見込みだ。輸出は世界的な景気不振の中でも善戦し、初めて世界9位を記録。世界シェアも3%台となった。
1日に知識経済部が明らかにしたところによると、昨年の韓国の輸出は 3638億ドル(約33兆8300億円)となり、前年比で13.8%のマイナスとなったが、輸入も3228億ドル(約30兆200億円)と25.8%も減少。その影響で410億ドルの貿易黒字を記録した。これはアジア通貨危機で輸入が急激に減少した1998年に390億ドル(現在のレートで約3兆6300 億円、以下同じ)の貿易黒字を記録して以来、最も大きな額となる。とりわけ11月までの貿易黒字が日本に比べて136億ドル(約1兆2600億円)も多く、年間ベースでは史上初めて日本を上回るのが確実な状況となった。
昨年の輸出は液晶関連(28.5%)と船舶(4.4%)が好調だった。輸出の主力品目である造船と液晶パネルは、双方とも昨年上半期の時点で世界シェア1位の座を守った。無線通信機器(2位)、半導体(3位)、自動車(5位)、石油化学(5位)、鉄鋼(6位)なども上位を維持した。昨年10月の時点で世界における韓国からの輸出は、英国とカナダを抜いて世界9位となり、初のトップ10入りを果たした。先進国向けはマイナス21.2%と急激に減少したが、途上国向けは減少幅がマイナス12.5%にとどまり、比較的善戦した。
昨年の輸入は原油価格の下落や内需の不振などで大きく減少した。原材料の輸入も前年比で32.9%減少し、資本財と消費財の輸入もそれぞれ16.7%と16.4%減少した。
減少の流れは輸出入とも同時に続いていたが、昨年11月からはプラスに転じ始めた。12月には輸出が33.7%、輸入が24%増加し、不況型黒字からも徐々に抜け出しつつある。
知識経済部貿易投資室の李東根(イ・ドングン)室長は「船舶や石油製品など、わが国は主力品目が多いため、市場の変化にも主体的に対応することができる。先進国の消費者も高価なブランド品よりも、良質で低価格な韓国製品を買い求めている」と述べた。
今年の輸出は前年比で13%ほどプラスの4100億ドル(約38兆円)、輸入は21%ほどプラスの3900億ドル(約36兆円)が見込まれており、貿易黒字は昨年の半分の200億ドル(約1兆9000億円)ほどになるものと、知識経済部は予測している。
品目別では船舶が最近の受注減にもかかわらず、すでに受注してある物量が多いために400億ドル(約3兆7000億円)以上の輸出が予想され、半導体や液晶製品などのIT(情報技術)関連も好調を持続しそうだ。自動車と自動車部品は世界的な調整が進んでおり、2011年ごろにならなければ輸出は増加に転じそうにないと予想されている。
李性勲(イ・ソンフン)記者