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FRB、資金吸収で新制度 余剰資金を「定期預金」に(日本経済新聞)
【ワシントン=御調昌邦】米連邦準備理事会(FRB)は金融危機対応で大量供給した資金を吸収するため、新制度を導入する方針だ。危機時の金融政策を平時に戻す「出口戦略」に向け、あらかじめ資金吸収の手段を準備する。ただ「目先の金融政策変更を意味するものではない」とし、早期の利上げ観測につながらないように市場をけん制した。
FRBが計画している新制度は「ターム(期間)物の預金制度」。民間金融機関が余剰資金をFRBに定期預金するような仕組みで、参加は入札式。FRBが資金を吸収したい期間を設定し、金融機関が希望運用金利を提示して応札する。
落札した金融機関は期間中はFRBから資金を引き出せず、その資金が市場から吸収される。入札は原則2週間ごとに実施し、期間は1〜6カ月を想定している。(22:26)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20091229AT2M2900E29122009.html